
PFOSやPFOAの分解法、PFOSやPFOAの変換法、有機フッ素化合物の変換法について解説します!
セミナー趣旨
有機フッ素化合物はフッ素の特異的な性質を有する。例えば、強い電子求引性により物性を変化させ、強固な炭素―フッ素結合は化合物の安定性を向上させることができる。そのため、様々な分野において重宝されている分子群である。しかし、その安定性が仇となり、最近では規制対象となりつつある。例えば、PFASやPFOSは製造・使用・輸入等が制限されている。
本講演では安定な有機フッ素化合物の有機化学による適度な分解法および有用分子への変換法について概説する。
受講対象・レベル
・企業の化学物質管理担当者
・フッ素含有製品等を取り扱う方々
・PFASの分解・変換技術に興味をお持ちの方
・有機フッ素化合物を製造するメーカー
・有機フッ素化合物の取り扱っているメーカー
・有機フッ素化合物について研究している研究者
など
習得できる知識
PFOSやPFOAの分解法、PFOSやPFOAの変換法、有機フッ素化合物の変換法について理解できる
セミナープログラム
1 はじめに
2 PFOSおよびPFOAのフッ化物イオンへの分解法
3 ペルフルオロアルカンカルボン酸の部分分解(有機化学的変換反応)
3.1 ラジカルアルキル化反応
3.2 遷移金属触媒による変換反応
4 ペルフルオロアルカンスルホン酸の部分分解(有機化学的変換反応)
4.1 ラジカルペルフルオロアルキル化反応
4.2 アルケン存在下における変換反応
4.3 類似化合物の変換反応
5 ペルフルオロアルカンスルホン酸誘導体の変換反応(有機化学的変換反応)
6 生成物のさらなる分解反応(有機フッ素化合物の脱フッ素化反応などを中心に)
6.1 Pd触媒による変換反応
6.2 イオン反応
7 まとめ
<質疑応答>
セミナー講師
山口大学 大学院創成科学研究科工学系学域応用化学分野 准教授 理学博士 川本 拓治 氏
[ ご学歴 ]
2011年4月 - 2014年3月
大阪府立大学、大学院理学系研究科、分子科学専攻 博士後期課程
2009年4月 - 2011年3月
大阪府立大学、大学院理学系研究科、分子科学専攻 博士前期課程
2005年4月 - 2009年3月
大阪府立大学、理学部、分子科学科
[ ご職歴 ]
2022年4月 - 現在
山口大学、大学院創成科学研究科工学系学域応用化学分野、准教授
2016年4月 - 2022年3月
山口大学、大学院創成科学研究科工学系学域応用化学分野 (大学院改組による所属名変更)、助教
2015年4月 - 2016年3月
山口大学、大学院 医学系研究科 応用分子生命科学系専攻(工学)、助教
2014年6月 - 2015年3月
ピッツバーグ大学、化学科、博士研究員
2014年4月 - 2014年5月
大阪府立大学、大学院理学系研究科、博士研究員
2012年4月 - 2014年3月
日本学術振興会、特別研究員(DC2)
2012年3月 - 2012年7月
スイス・ベルン大学、訪問研究員
2009年9月 - 2009年12月
カナダ・クイーンズ大学、訪問研究員
[ 所属学協会 ]
日本フッ素化学会、近畿化学協会、有機合成化学協会、日本化学会、アメリカ化学会
[ ご専門分野 ]
環境・農学 / 環境材料、リサイクル技術
ライフサイエンス / 生物有機化学
ナノテク・材料 / 構造有機化学、物理有機化学
ナノテク・材料 / 有機合成化学
セミナー受講料
【オンライン受講(ライブ配信)または会場受講:見逃し視聴なし】:1名40,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき29,700円
【オンライン受講(ライブ配信)または会場受講:見逃し視聴あり】:1名46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
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受講料
40,700円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
40,700円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、コンビニ払い
開催場所
東京都
【大田区】大田区産業プラザ(PiO)
【京急】京急蒲田駅
主催者
キーワード
化学反応・プロセス 汚染物質排出抑制技術前に見たセミナー
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