~信号処理の基礎、雑音・ノイズ除去アルゴリズム、応用実例~
受講可能な形式:【ライブ配信】のみ
■騒音源からのノイズの低減、AIで異音を検知するための認識技術の前処理、実環境に即した雑音・ノイズ対策など、ディジタル信号処理による雑音への対処策を詳細に解説!
雑音の性質に応じた各種フィルタリング技術、対処が困難とされていた時変性がある雑音・ノイズに対しても有効なフレーム内処理方法やディープニューラルネットワークの利用、最先端のWave-U-Net、 Demucsやそれらの改良方法、、、
現場で遭遇する雑音対策のノウハウを解説し、雑音問題の最適な解へとつながることを目指します!
セミナー趣旨
本セミナーでは、実環境での雑音の種類から話をスタートし、ディジタル信号処理において、それぞれの雑音に対して、どのような対処策があるかを詳細に説明します。具体的なアルゴリズムを提示し、結果を確認しながら解説しますが、雑音の性質に応じた各種フィルタリング技術から、これまで対処が困難とされていた時変性がある雑音・ノイズに対しても有効に働く、フレーム内処理方法やディープニューラルネットワークの利用までをカバーします。最先端のWave-U-Net、 Demucsやそれらの改良方法などにも言及します。応用例として、音と通信を特に取り上げますが、実応用はこれらに限定されるものではありません。
本セミナーでは、講師のこれまでの複数の企業との共同研究の知見から、現場で遭遇する雑音対策のノウハウを様々な角度から紹介して、受講者の抱える雑音問題の最適な解を提供することを目指します。それぞれの状況に応じて、最適解は異なるものになると予想できます。
セミナープログラム
1.1 信号と雑音
1.2 雑音付加信号の例(音声・画像・通信など)
2.信号処理の基礎
2.1 ディジタルフィルタリングによる雑音低減
2.2 統計処理を用いた雑音低減
3.雑音・ノイズ除去アルゴリズム
3.1 スペクトル引き算
3.2 ウィナーフィルタ
3.3 くし形フィルタ
3.4 適応フィルタの利用(カルマンフィルタを含む)
3.5 順序統計フィルタ
3.6 各種非線形フィルタ
3.7 ノッチフィルタ
3.8 ディープニューラルネットワーク(Wave-U-Net、Demucs等を含む)
3.9 最近の各種方式(フレーム内処理法、複数マイクの利用を含む)
4.応用の実例
4.1 音の雑音除去への応用
4.1.1 定常雑音対策
4.1.2 非定常雑音対策
4.1.3 特殊雑音対策
4.2 通信の雑音除去への応用
4.2.1 インパルス雑音対策
4.2.2 バースト雑音対策
4.2.3 時変雑音対策
4.3 雑音低減と音・画像・通信システムとの関連性
質疑応答
セミナー講師
埼玉大学 大学院理工学研究科 数理電子情報部門/工学部 情報工学科 教授 博士(工学)
島村 徹也 氏
略歴
1986年 慶應義塾大学 理工学部卒。
1991年 慶應義塾大学大学院 理工学研究科 博士課程了、工学博士。
1991年 埼玉大学 工学部 情報工学科 助手。
1995年 ラフバラ大学(イギリス) 客員研究員。
1996年 ベルファーストクイーンズ大学(イギリス) 客員研究員。
1998年 埼玉大学 助教授。
2007年 埼玉大学 教授。
専門はディジタル信号処理とその音声、画像、通信への応用など。論文・著書多数。これまで20社を超える企業との共同研究を実施するなど、産学連携に力を入れている。2019年より「AI時代の画像処理技術研究会(埼玉大学産学官連携協議会)」の代表を務め、年に複数回の研究発表会を主導している。
セミナー受講料
※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。
55,000円( E-mail案内登録価格52,250円 )
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で 55,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額27,500円)
【1名分無料適用条件】
※2名様ともE-mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
11月1日からの1名申込み: 受講料 41,800円(E-Mail案内登録価格 39,820円 )
※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※他の割引は併用できません。
受講、配布資料などについて
ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
配布資料
- 製本資料(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
マイクロエレクトロニクス(ME)とは?ME革命や今後の動向について解説!
【目次】 マイクロエレクトロニクス(ME)は、電子デバイスや回路を微細なスケールで設計・製造する技術を指します。この分野は、半導体技... -
電子回路設計とは何か、必要な知識・学習・資格を初心者にもわかりやすく解説
【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「電子回路設計」に関するセミナーはこちら! 電子回路設計は、私たちの身の回りにある多くの電子機器の... -
電子デバイス、その種類、半導体との違いを分かりやすく解説
【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「電気・電子技術」に関するセミナーはこちら! 電子デバイスは、私たちの生活に欠かせない存在です。ス... -
スピントロニクスを分かりやすく解説!革新的な次世代技術の全貌を紹介
【目次】 スピントロニクスは、現代の電子工学において注目を集めている革新的な技術です。従来の電子デバイスは、電荷の移...