生体親和性材料の表面設計と評価・分析法
開催日 |
10:00 ~ 15:00 締めきりました |
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主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 化学技術一般 薄膜、表面、界面技術 再生医療等製品技術 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【江東区】カメリアプラザ(商工情報センター) |
交通 | 【JR・東武】亀戸駅 |
ータンパク質吸着/細胞接着/ナノ粒子・再生医療への応用ー
材料と生体の初期反応であるタンパク質吸着から
細胞接着のメカニズムを解説し、生体適合性発現機構について
学んだあと、生体適合性材料を医療デバイスへ応用する際の
技術課題と将来の展望について紹介します
講師
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻・教授 高井 まどか 氏
《経歴》
1990年4月~1991年7月 株式会社東芝 半導体事業部 (プリント回路基板開発に従事)
1997年4月~1999年3月 早稲田大学理工学部 助手 (理工学部での実験助手)
1999年4月~2001年3月 (社)科学技術振興事業団、科学技術特別研究員
旧経済産業省電子技術総合研究所、薄膜シリコン太陽電池スー
パーラボ勤務 (プラズマCVD法を用いた薄膜太陽電池の高速製膜に
関する研究に従事)
2001年4月~2003年3月 東京大学大学院工学系研究科、マテリアル工学専攻 助手
(バイオセンサーおよびマイクロチップの研究に従事)
2003年4月~2007年3月 同上、マテリアル工学専攻 講師 (バイオマテリアル、
医用デバイスの研究に従事)
2007年4月~2010年12月 同上、同専攻 准教授(同上)
2011年1月~ 同上、バイオエンジニアリング専攻 教授
《学位》
1999年3月 博士(工学)(早稲田大学)
学位論文題目:湿式成膜法による高機能軟磁性薄膜の作製と磁気デバイスへの応用
《主な研究分野》
医用デバイスのためのナノバイオマテリアル創製 バイオインターフェースを基盤とした
医療用バイオデバイスに関する研究
《主な受賞》
・平成24年9月11日、第3回女性研究者研究業績
・人材育成賞(小舘香椎子賞)研究業績部門、新規バイオマテリアル創製と
バイオセンサー開発に関する先導的研究、応用物理学会
・平成22年6月11日、平成21年度化学とマイクロ・ナノシステム研究会奨励賞、
マイクロチップの界面機能化による高感度バイオ分析に関する研究、
化学とマイクロ・ナノシステム研究会
受講料
49,980円(税込、昼食・資料付)
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2名同時申込の場合計49,980円(2人目無料:1名あたり24,990円)で受講できます。
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習得できる知識
医療応用に向けた材料学の基礎
表面・界面工学に基づく医療材料の分析技術
趣旨
人工臓器から再生医療、予防診断に使われるバイオセンサーといった医療デバイスは、
生体と直接もしくは間接的に接触して使われる。そこで材料には生体に害を及ぼさないという
生体適合性が必須機能となる。
本講座では、材料と生体の初期反応であるタンパク質吸着から細胞接着のメカニズムを解説し、
生体適合性発現機構について学ぶ。また生体適合性材料を医療デバイスへ応用する際の技術課題と
将来展望について紹介する。
プログラム
1.医療材料の基礎物性
1-1 親水性、疎水性、イオン性材料
1-2 界面の重要性
1-3 表面・界面の物理化学
1-4 固体表面における吸着
2.タンパク質の吸着および細胞接着
2-1 タンパク質の吸着から血栓形成
2-2 細胞接着
3. バイオ界面の分析法
3-1 材料表面の分析法 (XPS, AFM, SEM, TEM, SFGなど)
3-2 吸着タンパク質の分析法 (SPR, QCMなど)
3-3 細胞接着の評価 (免疫染色など)
4.生体親和性材料を用いた応用
4-1 タンパク質非吸着材料の応用 (人工心臓や人工肺を題材に)
4-2 ナノ粒子の応用(DDSや細胞イメージングを題材に)
4-3 バイオセンサーへの展開(ウイルス、がん診断、リッキドバイオプシーなど)
4-4 再生医療への展開
4-5 ヘルスケアへの展開
5. 将来展望