~製膜、成膜、塗布乾燥、貼り合わせ、断裁の全体プロセス~

■フィルムはどのようにして製造されるのか、各工程で重要なことは何か
 フィルムメーカー、ユーザー、材料メーカー
 製造装置、プロセスに携わる方々に一気通貫でやさしく解説!

 

日時

【ライブ配信】 2024年6月28日(金)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2024年7月11日(木)  まで受付(視聴期間:7/12~7/26)
  受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ 

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

    プラスチックフィルムは、電子、医療、食品をはじめとした、ほとんど全ての産業で使用され、なくてはならない材料となっている。中でも、通信・エネルギーの分野では、高耐久・高強度などの性能を満たした、高機能フィルムの市場が拡大している。一般に、高機能フィルムの製造は、フィルム成形~塗布~乾燥、場合によってはラミネートの工程が含まれるが、どれも重要かつ高度な製造技術が構築されている。これらは、ロールtoロールにより連続製造されるので、他の工業材料分野でも利用できる汎用性の高い基盤技術である。
    本セミナーでは、高機能フィルム製造に関わる、「製膜、成膜、塗布乾燥、貼り合わせ、断裁」の全体プロセスこれらの技術内容について、分かり易く解説するとともに、実際の製造で発生する、様々な欠陥や問題について、その対策に役立つような事例等も紹介したい。

    受講対象・レベル

    ・フィルム製造技術を担当してから、1~3年目くらいの技術者、研究者
    ・フィルム製造や加工に関心のある方、学びたい方

    習得できる知識

    ・フィルム製造に関する全般知識、技術概要の把握
    ・フィルム成形/塗布乾燥/ラミネートなどの工程技術に関する基礎/実践知識
    ・実際の現場におけるトラブルとその対策例の理解

    セミナープログラム

    1.高機能(機能性)フィルム
     1-1 高機能フィルムとは
     1-2 高機能フィルムの構成
     1-3 高機能フィルムの製造
     1-4 樹脂/フィルムの種類

    2.フィルム製膜・延伸技術
     2-1 製膜方法
       (溶融製膜と溶液製膜)
     2-2 PETフィルムの特徴
       (PETの種類、延伸の分類、延伸による特性変化など)
     2-3 PETフィルムの製法
       (製造全体フロー、重合~ペレット化、押出、製膜、延伸)
     2-4 PETフィルム製造におけるトラブルと対策
     2-5 TACフィルムの特徴
       (基本特性)
     2-6 TACフィルムの製法
       (製造全体フロー、溶解、押出、製膜、ドラム式、バンド式)
     2-7 TACフィルム製造におけるトラブルと対策
     2-8 フィルム成形技術まとめ

    3.塗布技術
     3-1 塗布の基礎
       (塗布技術のポイント、方式の分類、塗布設備の構成、方式の選択)
     3-2 ロール塗布技術
       (リバースロール、グラビア、キス、マイクログラビア、ワイヤバーほか)
     3-3 ロール塗布での欠陥と対策例
       (リビング、ムラ、斑目、スジ、ハジキなど)
     3-4 ダイ塗布技術
       (ダイヘッドの構造、ダイ設定~塗布開始の手順例など)
     3-5 ダイ塗布技術課題
       (ビード安定化、コーティングウインドウ、高速化における課題など)
     3-6 塗布技術まとめ

    4.乾燥技術
     4-1 乾燥工程の基礎
       (乾燥の分類、基本原理、乾燥曲線など)
     4-2 乾燥での欠陥と対策
       (ピンホール、皮張り、乾燥ムラ、風ムラなど)
     4-3 特許にみる、風ムラ対策
     4-4 乾燥技術まとめ

    5. ドライラミネート技術
     5-1 ラミネートとは
       (特徴、構成例など)
     5-2 ドライラミにおけるトラブル対策
       (シワ、カールなど)
     5-3 ドライラミに関する特許例

    6.フィルム裁断技術
     6-1 裁断方法の種類
     6-2 裁断における課題・トラブル

    7.補足1…濡れ性の基礎
     7-1 表面張力と接触角
     7-2 界面活性剤の働き
     7-3 表面処理方法例など

    8.補足2
     8-1 多層フィルム製造
     8-2 コーティング方式のバリエーション

    □質疑応答

    セミナー講師

    ホサナ技研 代表 小川 正太郎 氏
    ※元富士フイルム(株)
    略歴
    2018年半ばまで、富士フイルム株式会社に所属し、フィルム製造を中心とした生産技術開発に関わり、生産性向上、品質安定化、コストダウンなどに従事。在籍中に、米国ミネソタ州立大学にて塗布流動の研究、海外メーカでの製造立ち上げ、新規製造技術の開発、九州大学など多数の大学との共同研究、写真/印刷・電子/光学・医療等の分野における新商品開発などを経験。同社を早期退職後、技術アドバイザーや技術顧問として、これまで10社以上にて製造技術の支援を行ない、現在に至る。
    専門
    フィルム成形、コーティング、ラミネーティング、インプリンティング

    セミナー受講料

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    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    高分子・樹脂材料   塗装・コーティング   薄膜、表面、界面技術

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