経済産業省:所 千晴 座長 特別招聘
「蓄電池のサステナビリティに関する研究会」 における議論も踏まえ、資源循環達成のための分離技術開発例も紹介!
セミナー趣旨
カーボンニュートラルに向けて注目されている蓄電池は急激な需要拡大が見込まれているが、その製造から廃棄の過程では少なからずGHGを排出し、レアメタル資源を必要とすることから、サプライチェーン全体におけるサステナビリティの向上に向けた取組みが求められている。本講演では、蓄電池のサステナビリティ向上のための考え方を概観するとともに、自身の専門である資源循環達成のための分離技術開発例も紹介する。
セミナープログラム
1.資源循環とカーボンニュートラル
(1)カーボンニュートラルに要する資源
(2)カーボンニュートラルと自動車
(3)サーキュラーエコノミーの概念
2.蓄電池のサプライチェーンと資源循環
(1)資源循環を含めた蓄電池のサプライチェーン
(2)蓄電池リユースの取組み
(3)蓄電池のリサイクルプロセスの現状と課題
3.サステイナブルに対する社会的要請
(1)欧州バッテリー規制
(2)デューデリジェンス
(3)データ流通とライフサイクルアセスメント
4.関 連 質 疑 応 答
5.名 刺 交 換 会
■講師及び参加者間での名刺交換会を実施しますので、人脈づくりや新たなビジネス展開にお役立てください。
■ライブ配信受講の方も、会場の名刺交換会終了後に講師と個別対話できる時間を設けております。
セミナー講師
経済産業省「蓄電池のサステナビリティに関する研究会」座長
早稲田大学 理工学術院 教授 学術院長補佐 創造理工学部 環境資源工学科 博士
東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 教授
所 千晴 氏
<略歴>
1998年3月早稲田大学理工学部資源工学科卒業。
2003年3月東京大学大学院工学系研究科地球システム工学専攻博士課程修了、博士(工学)取得。
2004年4月早稲田大学理工学部環境資源工学科助手、2007年4月早稲田大学理工学術院専任講師、2009年4月同准教授を経て、2015年4月より同教授(現職)。
2016年11月より東京大学生産技術研究所特任教授(兼任)。
2018年9月より早稲田大学ダイバーシティ推進室長(兼担)。
2021年4月よりクロスアポイントメントにて東京大学大学院工学系研究科教授。
日本学術会議会員、経済産業省中央鉱山保安協議会、産業構造審議会、総合資源エネルギー調査会各委員、その他NEDO、JOGMEC、JST、東京都、川崎市などの各委員を歴任。
2019年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(理解増進部門)受賞、2020年度・2021年度早稲田大学リサーチアワード連続受賞。
<所属協会・団体・学会等>
化学工学会、粉体工学会、環境資源工学会、日本エネルギー学会、資源・素材学会、日本化学会、日本金属学会、The American Ceramic Society、日本工学アカデミー、日本粉体工業技術協会、エコデザイン推進機構、日本LCA学会、廃棄物資源循環学会、日本学術会議。
セミナー受講料
1名:33,220円(税込)
受講について
- セミナー終了3営業日後から4週間何度でも、アーカイブをご視聴いただけます。
- 収録動画配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りいたします。
- 質疑応答は原則として収録録画からカットされますが、ご視聴後のご質問など、講師とのお取次ぎをさせていただきます。
※視聴URLは、お申し込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
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