関西電力(株)西村陽シニアリサーチャーがズバリ提言!
セミナー趣旨
2022年も前年に続いて厳しい需給危機、市場価格高騰で始まった日本の電力システムは、供給側では安定供給システムの再構築、需要側では今まで安く買えていた電気のリスク商品化と顧客価値進化、さらにはエネルギーインフラとして次の時代に入ったDER=ERAB3.0時代と多面的な展開の年を迎えた。それらの関連と展望を解説し、2021年の制度、ビジネス環境、打つべき戦略について概観する。
セミナープログラム
1.供給サイドの再構築
(1)2020秋以降の燃料市場、電力市場の総括
(2)安定供給システム再構築~小売りの供給義務とクリーンエネルギー
(3)容量市場と需給調整市場の行方
2.電気の顧客価値の転換
(1)リスクが拡大する「電気を買う」行為
(2)最終的に電気料金はどうなるのか~北米市場からの示唆
(3)電気の顧客価値をどう創るか
3.ERAB3.0時代
(1)DR(1.0)→VPP(2.0)→国のインフラとしてのDER(ERAB3.0)
(2)蓄電池・EVの革新~制度イノベーションと新しいプレーヤー
(3)プラットフォーム検討の現状
4.関 連 質 疑 応 答
5.名 刺 交 換 会
■講師及び参加者間での名刺交換会を実施しますので、人脈づくりや新たなビジネス展開にお役立て下さい。
■オンライン受講の場合も、会場受講と変わらぬお取次ぎを致しますのでご安心下さいませ。
セミナー講師
関西電力株式会社
シニアリサーチャー
大阪大学大学院 招聘教授
西村 陽 氏
<略歴>
大阪大学大学院工学研究科招聘教授(オープンイノベーション教育研究センター)
1961年富山県生まれ。1984年一橋大学経済学部卒業、関西電力株式会社で調査、戦略、環境、マーケティング等を担当、現在営業本部担当部長。この間、学習院大学経済学部特別客員教授(専任)、関西学院大学経済学部非常勤講師、大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻招聘教授を歴任、2016年から現職。
主著に『電力改革の構図と戦略』『検証 エンロン破綻』、『電力のマーケティングとブランド戦略』『にっぽん電化史』『エナジー・エコノミクス』『にっぽん電化史』シリーズ、『まるわかり電力デジタル革命キーワード250』『まるわかり電力システム改革2020年決定版』等。
<所属協会・団体・学会等>
公益事業学会 理事・政策研究会幹事
エネルギー資源学会
国際公共経済学会理事
都市と電化研究会副代表
セミナー受講料
▶︎【アーカイブ配信受講のみ】 1名 : 33,310 円 (資料代・消費税込)
受講について
- セミナー終了3営業日後から4週間何度でも、アーカイブをご視聴いただけます。
- 収録動画配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りいたします。
- 質疑応答は原則として収録録画からカットされますが、ご視聴後のご質問など、講師とのお取次ぎをさせていただきます。
※視聴URLは、お申し込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
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