チタン酸バリウムの誘電物性と積層セラミックスコンデンサの課題
開催日 | 13:00 ~ 16:30 |
---|---|
主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 電子デバイス・部品 無機材料 電子材料 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
※オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。【アーカイブ配信(期間:6/28~7/5)】での受講もお選びいただけます。
セミナー講師
東京工業大学 物質理工学院 材料系 准教授 博士(工学) 保科 拓也 氏 ≪専門≫ 誘電体、強誘電体、圧電体、フォノン解析
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合38,500円、 2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、 今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。 すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。 メールまたは郵送でのご案内となります。 郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
- アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
セミナー趣旨
積層セラミックスコンデンサ(MLCC)は、生産量で3兆個を超えるファインセラミックス産業最大の製品である。MLCCの誘電体層の主原料であるチタン酸バリウムは誘電体産業におけるエース材料として確固たる地位を築いているが、その最たる要因は使用温度域で誘電率が非常に高いことである。 本講演では、まずこの理由を分極機構に基づいて詳しく解説する。一方、MLCCの小型化・高容量化・高性能化のためには、幾つかの技術的課題が山積している。特に、チタン酸バリウムの誘電率がグレインサイズによって変化する「サイズ効果」や、高電界化で生じる「絶縁破壊現象」は、次世代のMLCCを開発する上で重要な知見であると考えられるので、これらの現象を詳しく説明する。
受講対象・レベル
誘電体材料あるいはセラミックスコンデンサ等の誘電デバイスの研究・開発に携わる方、興味のある方。(初心者から中級者まで)
習得できる知識
・積層セラミックスコンデンサ(MLCC)の基礎と技術的課題・誘電特性の基礎・チタン酸バリウム系材料の誘電分極機構・チタン酸バリウムのサイズ効果・チタン酸バリウムの欠陥化学・誘電体の絶縁破壊機構
セミナープログラム
1.はじめに
2.積層セラミックスコンデンサの基礎と技術的課題 2-1. MLCCの特徴 2-2. MLCCの小型化・大容量化 2-3. MLCCの現状と技術課題
3.誘電現象の基礎とチタン酸バリウムの誘電分極機構 3-1. 誘電現象 3-2. 誘電性の微視的起源:誘電分極機構 3-3. チタン酸バリウムの強誘電性と分極機構 3-4. リラクサー強誘電体の分極機構
4.チタン酸バリウム系強誘電体のサイズ効果 4-1. チタン酸バリウムセラミックスのサイズ効果 4-2. 微量添加物のサイズ効果への影響
5.誘電体の絶縁破壊機構 5-1. チタン酸バリウムの欠陥化学 5-2. 誘電体の絶縁破壊現象 5-3. 高温・高耐圧誘電体材料の設計指針
6.まとめ
【質疑応答】
スケジュール:13:00~14:30 講義114:30~14:45 質疑・休憩14:45~16:15 講義216:15~16:30 質疑※進行によって、多少前後する可能性がございます。※質問は随時チャット形式で受け付けます。休憩前や終了時に音声での質問も可能です。
キーワード:チタン酸バリウム,ナノ粒子,MLCC,積層,セラミック,コンデンサ,研修,講習会,セミナー