グリーン水素製造・活用に向けた水電解及び水素エネルギーキャリア技術 ~基盤技術・電解槽技術他、各種開発動向と課題等~

41,800 円(税込)

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

このセミナーの申込みは終了しました。


よくある質問はこちら

このセミナーについて質問する
開催日 12:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 電気化学   化学反応・プロセス   地球温暖化対策技術
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

国内外における水電解セル・評価技術の標準化・開発動向は?コスト構造や耐久性等、水電解技術における課題の現状とその方策は? 再生可能エネルギー活用に必要不可欠となる水素キャリアについても、有望な有機ハイドライド技術の最新動向をふまえ解説します! 

セミナー講師

 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所 (FREA) 主任研究員 博士(工学) 長澤 兼作 先生

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  近年、2050年のカーボンニュートラル等の目標の下に、脱炭素戦略として再生可能エネルギーを用いた水電解によるグリーン水素製造が注目されている。水電解は元来、長年蓄積され、培われた技術を有しているが、現在、再生可能エネルギーの変動性による触媒等の耐久性低下が課題となっている。また、各研究機関が触媒を始めとした水電解槽の要素開発を行っているが、現在、標準的な実験方法、評価基準が無く、報告間の比較が困難な状況も加速開発の障害となっている。  一方、水素エネルギー社会実現の為には水素の貯蔵、輸送も重要な技術となる。特に、変動する再生可能エネルギーを用いて水素を製造する場合、その安定供給のため貯蔵技術は必要不可欠となり、対応する水素キャリアの開発が求められている。また、再生可能エネルギー資源の乏しい日本では、海外で製造した水素エネルギーを日本に輸送することも検討されており、システムの実証も進められている。その中でも有機ハイドライドは長距離輸送において優位な技術である。  本セミナーでは水電解における技術開発と電解槽要素試験法の標準化、水素エネルギーキャリア合成技術としての電解槽性能開発等を解説し、グリーン水素製造による水素エネルギー社会実現に向けた現状および技術動向・課題について概観する。

受講対象・レベル

・水電解の基盤技術の研究開発に興味のある方・水素エネルギーキャリア(特にトルエン-メチルシクロヘキサン)合成技術に興味のある方・水素エネルギー社会への現状や技術動向に興味のある方・水電解に関する産学連携を考えている業界の方 など

習得できる知識

・水電解技術の基礎知識および開発の現状と課題・グリーン水素製造、普及に関する開発動向・水素エネルギーキャリアとしての有機ハイドライド合成技術の知識・電解槽の構成と技術開発の基礎知識 など

セミナープログラム

1. グリーン水素製造に向けた水電解技術プロセスと技術開発動向~水素を作る~ 1) 水電解技術による水素製造プロセスと要素技術・部材技術  a) アルカリ型、PEM型水電解槽のしくみ、長所と短所  b) 基本的なプロセスと要素技術  c) 触媒  d) 隔膜  e) その他部材 2) 水電解に関する近年の社会動向  a) 世界動向の概観  b) 日本動向の概観  c) 学術的動向 3) 水電解における基盤技術開発動向  a) 標準評価法の策定動向  b) 水電解標準セルの開発動向  c) 固体高分子形水電解性能の評価技術開発動向  d) アルカリ水電解性能の評価技術開発動向2. 水素エネルギーキャリア技術~水素を蓄える・運ぶ~ 1) 水素エネルギーキャリアの基礎と社会動向  a) 水素エネルギーキャリアに求められる要求特性  b) 水素エネルギーキャリアの種類と動向~各キャリアの特徴・性能・長短所など~ 2) 水素エネルギーキャリアとして有望な有機ハイドライド技術  a) トルエンーメチルシクロヘキサン有機ハイドライドの特徴・性能  b) トルエンーメチルシクロヘキサン有機ハイドライド直接電解水素化技術  c) トルエンーメチルシクロヘキサン有機ハイドライド合成に向けた電解槽技術開発  d) トルエン-メチルシクロヘキサン有機ハイドライドの実証動向3. 再生可能エネルギーによるグリーン水素製造の課題~現状と方策など~  a) 電解槽、触媒の耐久性評価  b) 加圧電解  c) 電解能力の向上  d) コスト  e) 再生可能エネルギー変動への対応  f) 社会実装<質疑応答>