導電性複合材料の開発・製造のためのパーコレーション理論理解とフィラー選定/配合・分散/複合化技術

導電性フィラーの分散性と導電性発現の関係を
パーコレーション理論をベースに解説!


● パーコレーション理論についての理解
● ポリマー中での導電性フィラーの分散性と導電性発現の関係
● ポリマー中でのフィラーの分散性制御の手法
● 低いパーコレーション閾値を得る手法
● 要求特性に合致した導電性フィラーの選択法
などなど、求める特性を得るための技術・知識が得られるセミナーです。


セミナー講師


小林技術士事務所 所長 小林 征男 氏
工学博士、技術士(化学部門、総合技術監理部門)

【略歴】
・昭和41年 4月 大手化学会社入社
 中央研究所においてポリオレフィン樹脂、ノルボルネン樹脂、光硬化樹脂の
 研究・開発に従事後、約10年間にわたり導電性高分子の開発を担当し、
 電池・コンデンサなどのエレクトロニクス部品の開発業務に従事した。
 この期間に2000年度のノーベル化学賞受賞者である白川筑波大名誉教授、
 MacDiarmid教授および Heeger教授の3先生から直接指導を受けるという
 幸運に恵まれた。
・平成7年~平成12年 同社の総合研究所・有機材料研究部長、
 本社・品質保証部長を歴任し、平成12年3月に同社を退社
・平成12年 10月 小林技術士事務所開設
・平成12年 4月~13年 3月 中小企業総合事業団(現中小企業基盤整備機構)・
 中小企業・ベンチャー総合支援センターの技術プロジェクトマネージャー 
・平成15年 4月~16年 3月 横浜国大 産学共同研究推進センター・客員教授
・平成13年 4月~25年 3月 東京工芸大学 工学部・非常勤講師(担当:有機材料学)
・平成16年 4月~現在 神奈川工科大学 工学部・非常勤講師(担当:工学技術と倫理)


受講料


48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


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2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須/1名あたり定価半額24,300円)

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※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。


得られる知識


・ポリマー中での導電性フィラーの分散性と導電性発現の関係
・パーコレーション理論についての理解
・ポリマー中でのフィラーの分散性制御の手法
・低いパーコレーション閾値を得る手法
・要求特性に合致した導電性フィラーの選択法


セミナー趣旨


 導電性フィラーとポリマーからなる導電性複合材料の開発に当たって、最も重要となる導電性フィラーのポリマー中での分散性と導電性発現の関係をパーコレーション理論をベースに解説します。講演の前半ではパーコレーション理論の基礎及び導電機構について解説し次いで、フィラーの局在化による低いパーコレーション閾値を得る手法とフィラーの分散性評価法について紹介します。
 後半では導電性フィラーの種類別に、その特徴及び分散性と導電性発現の関係について具体例を挙げて詳細に解説します。取り上げるフィラーはカーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、気相法炭素繊維、カーボンナノチューブ、グラフェンおよび導電性ポリマーです。


セミナー講演内容


1.パーコレーション現象と導電性コンポジット
 1.1 パーコレーション現象について
 1.2 ポリマーの種類と特性

2.導電性フィラー配合樹脂の導電機構モデル
 2.1 統計的パーコレーションモデル
 2.2 General Effective Media (GEM) モデル
 2.3 熱力学的パーコレーションモデル
 2.4 動的パーコレーションモデル
 2.5 Interparticle Distance (IPD) Model
 2.6 ハイブリッドフィラーの閾値予測

3.フィラー粒子間の導電機構
 3.1 直接接触モデル
 3.2 被膜介在モデル(トンネル伝導モデル) 

4.導電性フィラーの表面改質法と分散性
 4.1 シランカップリング剤よる改質
 4.2 ポリマーグラフトによる改質
 4.3 その他の表面改質法

5.ポリマーブレンド系での導電性フィラーの選択的局在化
 5.1 ダブルパーコレーションとYoungの式
 5.2 2成分ポリマーブレンド系でのフィラーの偏在
 5.3 3成分ポリマーブレンド系でのフィラーの偏在

6.自己組織化導電ネットワーク形成系
 6.1 PMMA/HDPE/VGCF系コンポジット
 6.2 有機モンモリロナイト添加Nylon/CB系コンポジット

7. 高アスペクト導電性フィラーのSlim-Fast機構

8.導電性フィラー配合樹脂の分散性評価法
 8.1 画像統計解析
 8.2 森下指数

9.カーボン系フィラーの特徴と配合樹脂の特性
 9.1 カーボンブラック
 9.2 グラファイト
 9.3 炭素繊維
 9.4 気相法炭素繊維 
 9.5 カーボンナノチューブ
 9.6 グラフェン

10.金属フィラーの特徴と配合樹脂の特性

11.導電性コンポジットへの導電性ポリマーの応用
 11.1 導電性ポリマーの種類と特徴
 11.2 導電性コンポジットへの応用

12.まとめ
 
 □ 質疑応答 □


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   炭素系素材   複合材料・界面技術

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