金属ナノ粒子・微粒子の設計・製造の基礎と工業化ポイント~合成から形状制御やペースト化、評価、応用まで~<Zoomによるオンラインセミナー>

○導電性材料、触媒、医薬品ほか様々な分野へ応用されている金属ナノ粒子を詳解!
○金、銀・銅などの導電性ナノ粒子/白金・パラジウムなどの貴金属ナノ粒子の基礎から設計、スケールアップ、製造、安定分散の確保、応用・利用まで。 

セミナー趣旨

 本講演では、金、銀・銅などの導電性ナノ粒子、白金・パラジウムなどの貴金属ナノ粒子の設計、スケールアップ、製造、安定分散の確保、応用・利用について講演します。そのなかでも、導電性材料、医療材料、触媒などへの応用を目指した研究例を紹介します。工業化ポイントの分野では、大量合成法の確率、安定分散に必要なナノ粒子表面の有機物に焦点をあて、その設計、利用について、理解を深められるようにします。また、有機物による機能付加、特に耐酸化性付与、粒子径制御の秘訣についても話をしたいと考えています。導電ペーストの焼結挙動の直接観察法について電子顕微鏡を用いた方法を俯瞰します。みなさんがお持ちのコスト、可能性、使用量など日頃の疑問の解決に挑戦します。事前の質問を歓迎します。

■本セミナーでは、事前のご質問・ご要望を積極的に受け付けます!
・事前に頂いたご質問は講義中に回答致します。(所属団体名などは伏せて回答致します)
・事前の質問・ご要望の提出方法については、セミナーお申し込み後に届くご案内をご確認ください。
・もちろんセミナー当日もご質問を受け付けます。尚、すべてのご質問にお答えできるとは限りませんので、あらかじめご容赦いただけると幸いです。

受講対象・レベル

・ナノ粒子材料、特に導電性用途についての研究を開始されたばかりの方からある程度の経験を積まれた方。
・金属ナノ粒子の安定化・分散についての研究を行いたい方
・業務に活かすため、ナノ粒子合成についての知見を得たいと考えている方
・微粒子材料に取り組んでいるが、回収・分散・安定化のような課題があり困っている方
・ペースト開発に従事され始めた方。需要を開拓されたい方、分散・安定性について考えたい方、ナノ粒子の表面有機膜について議論を重ねておられる方
・その他本テーマに興味のある方なら誰でも受講可能です。

必要な予備知識

特に専門的の知識は不要となるように解説しますが、高校卒ぐらいのレベルの化学の知識があると内容はとても分かりやすいでしょう。

習得できる知識

・金属ナノ粒子の化学合成法
・量産へのスケールアップ
・保護剤分子の設計
・安定化構造の解析についての知見
・分散安定化の基礎
・濃厚分散系の評価
・インク化・ペースト化の機器、添加剤選択の指針
・金属ナノ粒子均一触媒の設計
・電子部品用材料への応用展開手法
など

セミナープログラム

1.金属ナノ粒子 微粒子の設計と製造
 1)金属ナノ粒子研究の歴史
 2)金属ナノ粒子の基礎
 3)金属ナノ粒子材料の設計
 4)金属ナノ粒子材料の化学還元法での合成・製造
  4-1 金・白金族
  4-2 銀
  4-3 銅
  4-4 他の遷移金属
  4-5 化学還元法のまとめ
  4-6 バッチアップ・実用的製造法の確立
 5)そのほかの金属ナノ粒子材料の合成・製造方法
 6)金属ナノ粒子材料製造工程の低コスト化戦略
 7)粒子径をそろえる手法
 8)銅表面に緻密なコートで耐酸化性を加える手法
  8-1 耐酸化性を加える
  8-2 耐酸化性を評価する

2.金属ナノ粒子ペーストの設計と製造
 1)合成したナノ粒子の効率よい回収
 2)回収したナノ粒子粉末の媒体への再分散とその安定化
 3) 試験的ペースト作製
 4)粒子製造・ペースト製造のスケールアップ
  4-1 合成スケールアップのキーポイント
  4-2 濃厚分散系をよりよく作る
  4-3 大量ペースト製造
 5)より低コストな合成法の確立
 6)導電材料・接合材料に向けた開発
 7)触媒応用のための粒子設計

3.分散および分散安定化とその評価
 1)分散のために必要な要素
 2)ナノ粒子の高濃度分散と分散安定化
 3)保護分子の表面コーティング構造
 4)保護分子設計指針
 5)濃厚分散系の構築
 6)安定性評価とその加速評価

4.ナノ粒子ペーストと焼結
 1)ナノ粒子ペーストの製造
 2)ナノ粒子ペーストの評価
 3)焼結操作の設計
 4)焼結挙動の直接観察法
 5)ガス条件

5.応用と将来
 1)低温焼成・導電材料
 2)接合材料
 3) 触媒材料
 4)医療材料

<質疑応答>

セミナー講師

北海道大学 大学院工学研究院 材料科学部門 教授 米澤 徹 先生

■ご略歴:
・東大工学部卒業、東大大学院工学系研究科 工業化学専攻博士課程修了、博士(工学)
・スイスローザンヌ連邦工科大学、フランスCNRS触媒研究所、アメリカジョージタウン大学にて研究
・九州大学 工学部 助手、名古屋大学 大学院工学研究科 助教授
・東京大学 大学院理学系研究科 助教授・准教授を経て現職
・スイスローザンヌ連邦工科大学、北京大学、タイ チュラロンコン大学 訪問教授

■ご専門および得意な分野・研究
ナノ粒子表面制御・微細構造解析、ナノ粒子の分散、電子顕微鏡、電子部品材料、光学材料、医療材料

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
    お申込みは4営業日前までを推奨します。
    それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです
    →環境の確認についてこちらからご確認ください

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

金属材料   ナノ構造化学   化学反応・プロセス

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47,300円(税込)/人

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金属材料   ナノ構造化学   化学反応・プロセス

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