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木質バイオマスの基礎知識から利活用の課題、最新動向と展望
全国55,0002024-05-27 -
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〇現在、欧州が先行しているSAFの製造技術や今後の開発技術などを解説!
〇航空燃料をバイオマスに変えることが必要とされていますが、バイオマスは環境と資源的な問題を抱えています。
〇米国では都市ごみのガス化による合成ガスからSAFの製造が始まっています。
セミナー趣旨
自動車は電気自動車や燃料電池車に変えることによりCO2の排出を削減することができる。しかし、航空燃料はエネルギー消費が多いために、電気や燃料電池に変えることはできない。液体燃料を用いると、飛行中、大気中にCO2が排出されてしまう。航空燃料をバイオマスに変えることが必要であるが、バイオマスは環境と資源的な問題がある。米国では都市ごみのガス化による合成ガスからSAFの製造が始まっている。更に、将来は大気中のCO2と再エネ水素から合成されなければならない。現在、欧州が先行している。SAFの製造技術や今後の開発技術などを解説したい。
受講対象・レベル
SAFに興味のあるマネジャー、企画担当者や開発担当者、都市ゴミを原料としてエネルギーを製造したいと考えている技術者
・炭素循環の実際を知りたい開発担当者
・欧州の最新のCO2削減技術を知りたい技術者
必要な予備知識
・ CO2削減とCO2利用に興味のある方。
・ 化学の基礎知識。短大卒業レベルの化学の知識。
・ 2020年「「触媒からみる二酸化炭素削減対策2020」シーエムシー・リサーチ
・ 2021年「触媒からみる炭素循環(カーボンリサイクル)技術 シーエムシー・リサーチ
・ 2022年「カーボンニュートラルのためのグリーン燃料と化学品」シーエムシー・リサーチ
・ 2023年「グリーン燃料とグリーン化学品製造」-技術開発動向とコストーサイエンス&テクノロジー
・ などを一読すると更に理解が深まる。
習得できる知識
・カーボンニュートラル航空燃料の実際
・国内外のSAF開発動向
・バイオマスや都市ゴミからSAFの製造方法
セミナープログラム
1. 航空燃料とは
1.1 航空燃料におけるCO2削減の必要性
1.2 航空燃料の製法
1.3 航空燃料の規格
1.4 欧州の動向
・CORSIA
・SAFコスト
・各国のバイオジェット燃料の導入状況
・国内航空会社のCO2削減
2. 様々なバイオマス原料からの航空燃料製造技術
~原料ごとの製造プロセスと国内外の研究開発動向~
2.1 SAFの需要予測
2.2 油脂の水素化によるSAFの製造
a)製造技術(Neste、UOP、Topsoe他)
b)ドロップイン製法
2.3 廃天ぷら油からのSAFの製造
2.4 バイオアルコールからSAF
a)バイオエタノールからのSAFの製造
b)バイオブタノールからSAFの製造
2.5 廃材からのSAFの製造
2.6 微細藻類から航空燃料の製造
3. FT合成によるSAFの製造技術
~製造プロセスと国内外の研究開発動向~
3.1 FT合成プロセスの基礎
3.2 逆シフト反応 (CO2からCOの合成)
3.3 FT合成の実際
サソール、Shell
3.4 FT合成に用いられる触媒
3.5 FT合成反応器
3.6 選択的FT合成(触媒の開発)
3.7 CO2からの直接合成
3.8 小型FT合成装置 (JM、Velocys、他)
4. 都市ごみからSAFの製造技術と国内外の動向
Furclum Bio Energy
5. メタノールからSAF(MTJ)の製造の製造技術と国内外の動向
6. 世界のSAFプロジェクト動向
6.1 スペインビルバオプロジェクト
6.2 南米チリのハルオニプロジェクト
6.3 他
7. 国内のSAF動向
7.1 ENEOS
7.2 出光興産
7.3 コスモ石油
8.現状課題と今後の展望
9.Q & A
■講演中のキーワード
SAF、バイオマスからSAF、エタノールからSAF、メタノールからSAF、木材からSAF、
藻からSAF、FT合成、CO2からSAF、都市ごみからSAF
セミナー講師
アイシーラボ 代表 室井 髙城 先生
■ご略歴
1968年 福島高専工業化学科卒業後、住友金属鉱山(株)入社
1969年 日本エンゲルハルド株式会社 (現エヌ・イーケムキャット株式会社)出向
1982年 Engelhard プロセスのライセンシング
カスタム触媒グループリーダー
1998年 化学触媒事業部長
2002年 事業開発部長(燃料電池・ポリオレフィン触媒)
2003年 執行役員 事業開発担当
2005年 執行役員 化学触媒担当
2006年 触媒学会副会長
早稲田大学招聘研究員
2007年 エヌ・イーケムキャット(株)常勤顧問
神奈川大学非常勤講師
2008年 アイシーラボ設立
BASFジャパン 主席顧問
2009年 日本ガス合成執行役員
2014年 NEDO 戦略センター 環境・化学ユニット客員フェロー
[表彰]
2005年 触媒学会功績賞
[著書]
2003年「工業貴金属触媒」JITE社
2008年「工業触媒の劣化対策と再生、活用ノウハウ」 S&T社
2010年「エネルギー触媒技術」監修 S&T社
2013年「新しいプロピレン製造プロセス」監修 S&T出版
2013年「工業触媒の最新動向」CMC出版
2013年「シェールガス・オイル革命の石油化学への影響」S&T出版
2014年「シェールガス革命 “第二の衝撃” 日刊工業新聞社
2019年「触媒からみる二酸化炭素削減対策2019」シーエムシー・リサーチ
2020年「「触媒からみる二酸化炭素削減対策2020」シーエムシー・リサーチ
2021年「触媒からみる炭素循環(カーボンリサイクル)技術 シーエムシー・リサーチ
2022年「カーボンニュートラルのためのグリーン燃料と化学品」シーエムシー・リサーチ
2023年「グリーン燃料とグリーン化学品製造」-技術開発動向とコストーサイエンス&テクノロジー
■ご専門および得意な分野・ご研究
工業触媒、触媒化学、CO2触媒反応、廃プラのケミカルリサイクル
■本テーマ関連学協会でのご活動:
日本化学会、触媒学会、日本エネルギー学会、石油学会
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
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