eモビリティ社会を支えるリチウムイオン電池の危険物輸送規則の徹底理解(2024)

41,800 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 16:30 
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主催者 株式会社 情報機構
キーワード 電気化学   安全規格   自動車技術
開催エリア 全国
開催場所 ※会場での開催は行いません

★電気自動車開発からリサイクルまでEV用リチウムイオン電池の輸送規則を一挙解説!

セミナー講師

(株)エーワイイー 代表取締役社長 朝倉 吉隆 先生元トヨタ自動車(株)公益社団法人自動車技術会 プロフェッショナルエンジニア(電気動力/実験)

■主経歴等1976年 トヨタ自動車工業株式会社 (現トヨタ自動車株式会社)入社。第2技術部に配属後、乗用車製品開発(振動騒音性能)を担当。1989年 開発企画部に異動。車両運動制御、自動追従走行制御など先進車両安全制御システムや自動運転システムなど車両総合制御技術の開発企画に従事。1995年 電気自動車、ハイブリッド自動車の製品開発部署(EV開発部)に異動、初代プリウスをはじめトヨタのEV、HEVの全モデルの主要部品、システムの試験評価を推進するとともに、電動車両の性能、信頼性評価の基盤造りを進める。2006年 電動車、駆動用電池の国際標準、認証基準およびリチウムイオン電池の危険物輸送規則の適正化に向けて業界活動に取り組む。2017年4月 トヨタ自動車を退職後、株式会社エーワイイーを設立、代表取締役社長に就任。現在に至る。■専門および得意な分野・研究・電動車両の車両性能、主要部品の試験評価技術・電気自動車の駆動電池の安全性・自動車、リチウムイオン電池の危険物輸送規則■本テーマ関連の専門学協会等での委員会活動・公益社団法人 自動車技術会電気動力技術部門委員会(1996年から2023年現在に至る)・米国自動車技術会 (SAE International) 会員(2003年より2023年現在まで20年間)Battery Safety Standards CommitteeBattery Testing Standards CommitteeBattery Transportation CommitteeBattery Standards Recycling Committeeほか関係のSAE規格委員会に所属(2023年現在)。

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

 地球温暖化への対応として自動車の電動化が急速に進み始め、CASE(Connected、Autonomous:自動運転、Shared & Service)、 MaaS(Mobility as a Service)など自動車社会の変革につながってきた。 この電動車両の普及にはリチウムイオン電池が必須のデバイス技術となっているが、リチウムイオン電池を含むリチウム電池は、国際輸送協定規則により「クラス9の危険物」に分類される物品であり、その輸送には、危険物輸送規則の適用を受ける。具体的には、製品設計段階でのUN38.3と呼ばれる国連輸送試験への適合が必須であるほか、製造時の品質管理規定の遵守など製造者に課せられる。また、輸送に供する包装容器は電池の状態に応じて規定されている。 本講習ではリチウムイオン電池、特に電動車両に適用された場合の輸送規則について制定の背景から設計、製造、輸送のそれぞれの場面での実務での適用事例ならびに輸送規則のコンプライアンスの要点を概説し、受講者の理解を深めていただくことを目的としています。具体的には次のような方にお役に立てる情報提供を描いています。・自動車駆動用リチウムイオン電池の開発、製造、物流業務に関わる方(自動車メーカ、電池メーカ)・航空輸送、海上輸送に関わる方でリチウムイオン電池(特にEV電池パック、構成電池)の輸送実務に関わる方・商社など貿易業務でリチウムイオン電池の輸出入に携わる方・自動車駆動用リチウムイオン電池の二次利用ビジネスに関わる方・リチウム電池の輸送試験(UN38.3)に関心のある方

習得できる知識

・リチウムイオン電池を駆動源とする電気自動車をはじめとする新エネルギー車の普及の経緯と駆動電池システムの基本構成を概説し、eモビリティとリチウムイオン電池の関係を製品設計面から理解いただきます。・危険物輸送規則の基本構成をご紹介し、規則の構成、基本的な考え方など輸送実務者だけでなく、リチウムイオン電池システムおよび電動車両の開発設計者の皆さまの理解を深めていただきます。・リチウム電池の輸送規則の概要と規制強化の背景を概説し、電気自動車(電動車両)の輸送に関わる現在の状況をご説明します。・リチウムイオン電池および搭載機器の輸送規則の理解を深めていただくことにより、法規コンプライアンス維持の観点から実務での留意点が確認できます。・ナトリウムイオン電池の輸送規則の制定経緯とモデル規則への織り込み内容と自動車駆動用電池への適用課題を概説します。

セミナープログラム

1.自動車の電動化を俯瞰する 1.1 電気自動車・蓄電池の普及の背景と課題 1.2 各国の取り組み状況2.危険物輸送規則 2.1 危険物輸送規則の概要 2.2 各国の輸送規則 2.3 電池保管時、運搬に係る消防法の規制3.リチウム電池の輸送規則 3.1 海上輸送 3.2 航空輸送 3.3 陸上輸送4.リチウム電池の輸送試験 4.1 輸送試験の概要(改正経緯、試験設備) 4.2 テストサマリ(輸送試験成績書) 4.3 故障・損傷電池の輸送 4.4 電動車両の輸送5.リチウム電池製造業者に課せられる品質管理規定 5.1 国連勧告2.9.4に定めるリチウム電池の製造に関する一般規定 5.2 電動車両駆動用電池の二次利用、再利用、リサイクルと危険物輸送規則との関係6.ナトリウムイオン電池の輸送規則 6.1 国連危険物輸送小委員会での審議経緯 6.2 モデル規則第23版、試験方法と判定基準のマニュアル第8版への織り込み状況7.まとめと質疑 7.1 過去の講習でいただいた質問を中心に補足解説をします。 7.2 まとめと質疑応答