【中止】労働安全衛生法に基づく化学物質管理入門 ~実務者目線での改正ポイントの解説と化学物質自律的管理の勘所~

・『法令遵守型』から『自律管理型』への転換:どのように、どこまでやればよいのか?
・リスクアセスメントツールも解説!

セミナー趣旨

  これまでわが国の化学物質管理は限られた物質や作業に対する規制を順守する『法令遵守型』で行われてきました。しかし、工場等で日常使用されている物質は数万種類にのぼり、その用途もさまざまで年々複雑化していています。更に、労働災害の多くは規制対象以外の物質により発生しておりこの中には重篤な発ガン性物質も含まれます。
  また、比較的規模が小さい事業場での発生が多く、化学物質の危険性有害性に関する情報伝達制度が整備されてこなかったことが一因と指摘されています。
  上述した状況は深刻化しており、更には、SDGsをはじめ国際的な流れからも化学物質の管理は、『法令遵守型』から事業者自らが選択する『自律管理型』への転換が求められています。
  『自律管理型』に転換するために国は、化学物質の危険有害性に関する伝達強化、国が定めた管理基準に基づいたリスクアセスメントの実施と対策を基本としていますが、内容が複雑で、どこまで管理をすればよいのかわかりにくいのが現状です。
  本セミナーでは、長年、研究開発と並行して化学物質管理を行ってきたプレイングマネージャーとしての実務経験と資格にもとづき、現場目線での化学物資自主管理の勘所についてわかりやすくお伝えします。

受講対象・レベル

・新たに化学物質管理に携わることになった方
・すでに実務を行っているが、化学物質管理に関する知識を再整理し、理解を深めたい方
・化学物質管理の担当者で、特に安衛法改正や自律管理について対応を進めていきたい方
※特に、経験の浅い方、異動になった方も歓迎します。
   化学を専攻されなかった方にもなるべくわかりやすく基礎から丁寧に解説していきます。

習得できる知識

・安衛法の知識と実務を理解することができます
・安衛法の改正ポイントについて理解することができます
・化学物質のリスクアセスメントの手法を習得することができます
・化学物質の危険性と健康有害性について理解することができます
・SDSやラベルの読み方が学べます

セミナープログラム

1.化学物質自主管理への転換
 1.1 これまでの化学物質管理
 1.2 自己管理の必要性
 1.3 国際的潮流
2.改正労働安全衛生法の概要
 2.1 労働安全衛生法とは
 2.2 法改正の概要
 2.3 他の法規制との関係
3.化学物質による健康被害
 3.1 酸、アルカリ
 3.2 有機溶剤
 3.3 化学物質危険性、有害性について
 3.4 リスクアセスメント対象の化学物質とは
4.化学物質のリスクアセスメントに必要な基礎知識
 4.1 ラベルに表示されている絵表示の意味
 4.2 SDSの読み方
 4.3 リスクの考え方
 4.4 化学物質のリスク評価の考え方
5.化学物質のリスクアセスメントの進め方
 5.1 化学物質の危険有害性の特定
 5.2 特定された危険性または有害性によるリスクの見積り
 5.3 見積りに基づくリスク低減措置の内容の検討
 5.4 リスク低減措置の実施対策
 5.5 リスクアセスメント結果の労働者への周知
6.化学物質のリスクアセスメントツールの使い方
 6.1 CREATE-SIMPLE(クリエイト・シンプル)の使い方
 6.2 コントロールバンディングの手法
 6.3 マトリクス法による手法
 6.4 尺度化した表の利用
 6.5 個人ばく露濃度計の使い方
7.最新のトピック
 職場における化学物質等の管理のあり方に関する検討会報告書について
8.化学物質のリスクアセスメントの後に行うこと
 8.1 ばく露低減の考え方
 8.2 局所排気装置の基本
 8.3 保護具選定の方法
 8.4 管理者の意識、担当者の意識とリスクコミュニケーション
<質疑応答>

セミナー講師

 笛田・山田技術士事務所 代表 労働安全コンサルタント(化学) 環境計量士(濃度) 博士(工学)   山田 佳之 先生 
 技術士(化学部門)

■ご略歴
労働安全衛生、環境保全に精通した合成シリカの専門家
・1993-2022年 シリカメーカーにて合成シリカの研究開発業務と並行して環境保全、労働安全衛生業務に従事。
・2007年 金属ポルフィリン錯体担持シリカゲルの可視光殺菌効果』で博士(工学)の学位を取得
・2022年 笛田・山田技術士事務所開業:主に「合成シリカ」の技術・研究開発支援と
                                                       「環境保全・労働安全衛生」関連業務の指導・支援に従事。
<労働安全衛生関連の経歴>
2023年6月~現在ベンチャー企業の化学物質管理システム構築支援に従事
2007年~2022年 事業所(研究開発部門)試薬管理体制の構築および試薬管理責任者として従事
2017年-2022年 事業所の安全衛生委員(オブザーバー)として事業所の安全衛生を支援ならびに勉強会講師
2000年‐2017年 事業所の安全衛生委員会委員
2011年-2022年 事業所の作業環境測定におけるデザインサンプリング、測定結果の確認および改善支援
2008年‐2010年 毒劇物、有機溶剤使用環境の改善に従事
<執筆関連>
2023年8月 『環境管理』(8月号) 企業におけるBCP ~製造業での策定における自己完結機能に視点を置いた考察~
2022年4月 『安全スタッフ』 (No. 2399) 実務相談室 混ぜると危険な洗剤は?

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)
    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです
    →環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
    →こちらをご確認ください

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

安全規格   化学技術一般   環境規格

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