
アクアポニックス入門:国内外の研究開発動向と今後の課題・可能性 ―特に乾燥地におけるアクアポニックス開発について―
・“アクアポニックス”の基礎・概況を半日で学ぶ
・どんな設備が必要か? 魚は/作物は、何を育てる、育てられる?
セミナー趣旨
アクアポニックスとは、アクアカルチャー(養殖)とハイドロポニックス(水耕栽培)を合わせた造語で、養殖される魚などの排泄物を微生物が分解したものを、植物が養分として利用する仕組みのことを指します。
本セミナーではこのアクアポニックスについて、基本的な部分から、国内外の研究動向や講師自身の取り組み事例についてまでを、分かりやすく解説します。乾燥地域におけるアクアポニックス開発についても解説をします。
受講対象・レベル
・アクアポニックスにこれから取り組みたい方
・水耕栽培や植物工場あるいは陸上養殖に興味のある方、調査・研究をしている方
・農業あるいは水産業に従事している方
・アクアポニックスにも用いられる設備等の技術に従事している方 等
習得できる知識
・アクアポニックスの基礎知識
・アクアポニックスを巡る植物・魚類・水質管理等の知識
・アクアポニックスの先行研究事例
・アクアポニックスの今後の課題・展望・可能性 等
セミナープログラム
1. 地球規模の課題とアクアポニックスの意義・役割
1.1 広大な乾燥地
1.2 人口増加
1.3 食料増産の必要性
1.4 メキシコの実情
2. 乾燥地に適応した新しいアクアポニックスの開発
2.1 概要:アクアポニックスの基礎知識
2.2 アクアポニックスの実施体制:必要な設備等
2.3 アクアポニックスのねらい
3. 今までのアクアポニックス研究成果
3.1 養殖:アクアポニックスにて検討されてきた魚種・作物等
3.2 作物水耕栽培・作物による塩分除去
3.3 自然エネルギーによる稼働
3.4 食の安全性評価
3.5 最適な水利用
3.6 社会実装へ向けて
4. アクアポニックスに求められる各物質(水、窒素、ナトリウムなど)
4.1 水の収支
4.2 ミネラル(N、P、K、Na)
5. アクアポニックスによる生産物の出荷実績
5.1 水産物
5.2 野菜
6. アクアポニックスを巡るその他のトピックス
6.1 海水の利用
6.2 資源エネルギーを利用した持続性
<質疑応答>
■受講者の声(アンケートより)
「新規事業に関しての知見を広げるため受講しました。どうもありがとうございました」(新規事業企画)
「オンラインではありますが、先生と直接会話・相談できたのがよかったです」(研究開発)
「質問事項にいずれも丁寧に回答いただき、より理解が深まりました」(研究)
「知見が深まりました」(養殖技術)
セミナー講師
鳥取大学 農学部 生命環境農学科 生命環境農学講座 教授 博士(農学) 山田 智 先生
■ご略歴
東京都立石神井高等学校、明治大学農学部卒。北海道大学大学院農学研究科で博士(農学)を取得。
国際協力事業団(現 国際協力機構)を退団後、97年に鳥取大学へ。2017年から現職。
専門は乾燥地農業、アクアポニックス。
特に1)塩性化した地下水の効率的な農業利用、
2)水資源を保全した上でのタンパク源(魚・エビなど海産物)、ビタミン源(新鮮野菜)生産・提供、
3)自然エネルギーを利用した電力供給、を目指す。
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
41,800円(税込)/人