
【中止】高分子の劣化反応メカニズムと分析法・劣化解析事例
本セミナーでは高分子材料を取り巻く最近の社会動向(海洋プラスチック、プラスチックリサイクルetc.)から、劣化に伴う構造変化、反応メカニズム、劣化解析するための化学分析法まで解説します。
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信受講:12/21(木)~1/4(木)】での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
高分子材料の劣化やその対策で困っていませんか?高分子材料の劣化原因を解析するには、高分子特有の複雑な分子構造や高次構造、添加剤などの配合を理解する必要があります。また、高分子材料が熱や光などにより劣化すると、構造や組成は更に変化するため分析や解析が更に困難になります。近年、質量分析や分光分析などの分析技術や機器の発展は目覚ましく、これらの分析技術を使いこなすことにより劣化原因や劣化メカニズム、更には材料の構造や組成が耐久性に与える影響を解析できるようになってきました。
本セミナーでは、海洋プラスチックやリサイクルなど高分子材料を取り巻く最近の社会動向から、劣化現象を考えるうえで重要な劣化反応メカニズム、劣化解析するために化学分析法、最後に化学分析を活用する劣化解析事例についてご紹介します。
受講対象・レベル
・高分子材料を扱う材料メーカー、部材メーカー、セットメーカー等で、製造や成形加工業務にたずさわって2~3年の若手技術者や新人の方。
必要な予備知識
・高分子化学、分析化学に関する大学卒業レベルの基礎知識。
・酸化反応や加水分解などの簡単な化学反応式を理解する基礎知識。
習得できる知識
・劣化に伴う構造変化、反応メカニズム(酸化反応や加水分解など)の基礎を習得できる。
・劣化構造解析に関する化学分析法の基礎を習得できる。
・劣化の関係する課題を解決するためのアプローチを理解できる。
セミナープログラム
1.高分子材料に関わる最近の動向
・海洋プラスチック
・サーキュラーエコノミーとプラスチックリサイクル
・サイレントチェンジ
・サプライチェーン問題
2.劣化反応メカニズムの基礎と考え方
・劣化の定義
・劣化要因と反応メカニズム
・自動酸化反応
・酸化防止剤の種類と働き
・劣化解析と耐久性評価の考え方
3.劣化構造解析に有効な化学分析法
・赤外分光法(FT-IR)
・核磁気共鳴分光法(NMR)
・質量分析法(LC-MS、MALDI-TOFMS、熱分解GCMS)
・電子スピン共鳴法(ESR)
・ケミルミネッセンス法
4.劣化解析事例
・質量分析法を活用する解析事例
・ポリオレフィンの熱酸化劣化(酸化防止剤の解析)
・ポリエステルの熱酸化劣化/加水分解劣化
・ゴム材料の熱酸化劣化
・インフォマティクス技術を活用する非破壊劣化診断
・プラスチックリサイクル関連技術
5.まとめ
【質疑応答】
キーワード:
高分子劣化,添加剤,プラスチックリサイクル,劣化解析,分析,セミナー,講演
セミナー講師
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
北陸デジタルものづくりセンター(兼)機能化学研究部門
所長代理(兼)副研究部門長 博士(工学)水門 潤治 氏
【ご専門】高分子劣化、フッ素化学
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
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2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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受講料
49,500円(税込)/人