
「人工皮革・合成皮革」入門セミナー ~製造方法などの基礎から、ポリウレタン樹脂の構成・劣化、耐久性評価、製品の取り扱い表示まで~
〇製造方法の基礎から、丁寧に解説。サステナブル素材を用いたポリウレタン樹脂の構成と応用例についてもお話します。
〇人工皮革・合成皮革の構造と違いとこれらに用いられるポリウレタン樹脂の組成と物性、そして劣化について紹介します。
セミナー趣旨
本公演は、企画・製造・販売などで、今の仕事に役立つ基本的で実践的な知識を学びたいと思っている方に、人工皮革・合成皮革の構造と違いとこれらに用いられるポリウレタン樹脂の組成と物性、そして劣化について紹介するものです。
受講対象・レベル
企画・製造・販売などで、今の仕事に役立つ基本的で実践的な知識を学びたいと思っている方
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・人工皮革・合成皮革の構造と違い
・合成皮革に用いられるポリウレタン樹脂の組成と物性
・ポリウレタン樹脂の劣化について
・サステナブル素材を用いたポリウレタン樹脂の構成と応用例
セミナープログラム
1. 合成皮革の構成
1-1. 天然皮革と人工皮革の違い
1-2. 人工皮革とは
1-3. 従来型人工皮革の製造方法
1-4. 環境対応型人工皮革の製造方法
1-5. 合成皮革とは
1-6. 従来型合成皮革の製造方法
1-7. 環境対応型合成皮革の製造方法
1-8. PVCレザーとは
1-9. サステナブルレザーとは
1-10. ヴィーガンレザーとは
2. ポリウレタン樹脂の構成と特徴
2-1. ポリウレタン樹脂について
2-2. 一般的性能と特徴
2-3. 水系と溶剤系ポリウレタン
3. サステナブル素材を用いたポリウレタン樹脂の構成と応用例
3-1. Tgの異なるポリウレタン樹脂
3-2. 合成皮革の表皮層用樹脂とした際のシボ付け加工適性に関する検討
3-3. 合成皮革用表面処理剤とした際の汚染防止性能に関する検討
4. ポリウレタン樹脂の劣化
4-1. 加水分解による劣化
4-2. 光(酸化)による劣化
4-3. 熱(酸化)による劣化
4-4. NOx ガスによる変色と劣化
5. ポリウレタン樹脂の耐久性評価方法
5-1. 耐加水分解性に関する促進試験方法
5-2. 耐光性に関する促進試験方法
5-3. 耐熱性に関する促進試験方法
5-4. 耐ブロッキング性試験方法
5-5. 耐屈曲性試験方法
5-6. 耐揉性試験方法
5-7. 耐摩耗性評価方法
■ご講演中のキーワード
人工皮革、合成皮革、塩ビレザー、ポリウレタン、環境、サステナブル
セミナー講師
京都女子大学 家政学部 生活造形学科 教授 榎本 雅穗 先生
■ご略歴
1982年佐賀大学理工学部工業化学科卒業。 1997年佐賀大学大学院工学系研究科博士後期課程修了、博士(工学)。
2003年繊維製品品質管理士(TES)資格を取得。2006年4月名古屋女子大学短期大学部生活学科助教授、教授を経て、
2017年4月京都女子大学家政学部生活造形学科教授に就任。
長年にわたり企業で「人工皮革・合成皮革とポリウレタン樹脂」に関する研究ならびに商品開発に携わる。
■ご専門および得意な分野・ご研究
透湿防水布帛における水分移動、ポリウレタン樹脂、人工皮革や合成皮革等の被服材料およびそれを用いた繊維加工、染色加工
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
お申込みは4営業日前までを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。 - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
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受講料
41,800円(税込)/人