
日米欧における有機フッ素化合物(PFAS)の最新規制動向と今後の展望【オンライン】
セミナー趣旨
有機フッ素化合物(PFAS:ペル/ポリフルオロアルキル化合物)はその優れた特性から様々な用途に用いられています。しかし、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)及びペルフルオロアルキルスルホン酸(PFOS)の人や環境への有害性がクローズアップされるようになり、近年、欧米を中心にPFASの規制強化の動きが急速に進んでいます。日本でも2021年4月にPFOAとその塩が化学物質審査規制法(化審法)の第一種特定化学物質に指定され、PFHxSとその塩についても規制へ向けた手続きが進められています。
本講座では、充実したテキストを使用し、欧米を中心としたPFAS規制の内容や動向について解説するとともに、なぜPFASが規制対象物質となるのか、規制の根拠となった人や環境への有害性等の評価内容についてもわかりやすく解説します。
受講対象・レベル
法務部門、環境部門、サステナビリティ推進部門、研究開発部門など関連部門のご担当者
セミナープログラム
1.主な有機フッ素化合物(PFAS)の基本情報
2.残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)
2.1 POPs条約の概要
2.2 POPs条約おけるPFASの規制動向
・これまでにPOPs条約に追加された物質
・現在POPs条約への追加が検討されている物質
3.欧州POPs規則と欧州REACH規則におけるPFASの規制/評価動向
3.1 関連法規制の概要
・欧州POPs規則
・欧州REACH規則
3.2 欧州における各種PFASの規制概要
3.3 欧州POPs規則による規制
3.4 欧州REACH規則による規制
・SVHC、認可対象物質
・制限対象物質
3.5 5ヵ国によるPFAS制限提案
・提案の背景
・提案の内容
・提案に対する各国・業界等の反応
3.6 PFAS代替品の評価・規制動向
4.欧州における持続可能性な化学物質戦略
4.1 持続可能性な化学物質戦略の概要
4.2 PFAS規制のための必須用途概念の導入
4.3 PMT/vPvMのクライテリア導入に向けた動き
・CLP規則への導入
5.米国におけるPFASの規制等
5.1 関連法規制の概要
5.2 PFASアクションプラン
5.3 PFAS戦略ロードマップ
5.4 各州におけるPFAS規制の概要
6.日本におけるPFASの規制動向
6.1 製造・輸入等の規制等
・化審法による規制状況
6.2 環境中の監視等
・水質基準等の設定状況
6.3 さらなる対応の検討
・国内専門家会合等の状況
7.まとめ
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。
セミナー講師
一般財団法人化学物質評価研究機構(CERI)安全性評価技術研究所 評価事業部 評価第二課 田辺愛子 氏
2011年度~現在 化学物質の安全性試験、化学物質のGHS分類や安全性に関する調査、化学物質管理規制に関する調査等に従事。
ストックホルム条約の残留性有機汚染物質検討委員会、ロッテルダム条約の化学物質検討委員会へのオブザーバー参加経験あり。
セミナー受講料
会員 35,200円(本体 32,000円)一般 38,500円(本体 35,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
受講料
38,500円(税込)/人