可変磁束モータの開発と磁束制御技術

59,400 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 15:40 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 電気・電子技術   省エネルギー
開催エリア 東京都
開催場所 【品川区】技術情報協会セミナールーム
交通 【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

更なる省エネに向けた、可変磁束モータ開発と制御の課題を探る

講師

1.大阪大学 大学院工学研究科 知能・機能創成工学専攻 助教 工学博士 新口 昇 氏

2.(株)安川電機 開発研究所 モータ・アクチュエータ開発部 モータ開発課 石井 隆明 氏

3.(株)ミツバ SCR+プロジェクト 内山 英和 氏

受講料

1名につき55,000円(消費税抜き・昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき50,000円(税抜)〕

プログラム

< 10:30〜12:00>
1.ワイドパワーバンド化に向けた電流重畳可変磁束モータの設計と特性解析
大阪大学 大学院工学研究科 知能・機能創成工学専攻 助教 工学博士 新口 昇 氏

【講演ポイント】
 電流重畳可変磁束モータは、これまでに提案されている巻線界磁型可変磁束モータの課題を解決するために開発された実用的なモータです。本講座では,電流重畳可変磁束モータの動作原理,制御方法,トルク発生原理といった基礎的な内容から,特性を向上させるためのDC電流とAC電流の比率の制御,高調波電流によるトルクアップのメカニズムといった本モータ特有の現象をご説明します.さらに,本モータの実用化に向け,スイッチトリラクタンスモータの6相非対称インバータを用いた駆動やそれを実現するためのスイッチトリラクタンスモータと電流重畳可変磁束モータの切換運転についてご説明します。

1.巻線界磁型可変磁束モータの動作原理と課題

2.電流重畳可変磁束モータの動作原理

3.巻線界磁型可変磁束モータと電流重畳可変磁束モータの比較

4.電流重畳可変磁束モータの制御方法

5.電流重畳可変磁束モータのトルク発生原理

6.電流重畳可変磁束モータの特性解析方法

7.高調波電流によるトルク増加のメカニズム

8.DC電流とAC電流の比率と特性

9.6相非対称インバータを用いた駆動

10.スイッチトリラクタンスモータと電流重畳可変磁束モータの切替運転

【質疑応答・名刺交換】


<13:00〜14:00>
2.機械式可変界磁技術と構造を簡易にした可変界磁モータの開発
(株)安川電機 開発研究所 モータ・アクチュエータ開発部 モータ開発課 石井 隆明 氏 

【講演ポイント】
 本講座では、モータを広範囲な速度領域で高効率に駆動するための技術である界磁可変技術について、その原理などの概説と具体的な開発事例を紹介する。
 開発事例では、機械的に界磁磁束を調整可能な可変界磁モータの、構造と特性を紹介する。次に、低コスト化が可能で操作が容易である、簡易可変界磁モータの構造と特性について紹介する。

1.可変界磁モータの原理と種類
 1.1 原理
 1.2 種類

2.機械式可変界磁モータの紹介
 2.1 構造
 2.2 特性

3.簡易可変界磁モータの紹介
 3.1 構造
 3.2 特性

4.まとめ

【質疑応答・名刺交換】


<14:10〜15:40>
3.「可変界磁モーターの開発と今後の展望について」
(株)ミツバ SCR+プロジェクト 内山 英和 氏 

【講演ポイント】
 EVエコランやソーラーカーレースと言う特殊な世界で実用化した技術である可変界磁を分かりやすく紹介したいと思います。マグネット界磁モーターは界磁のためのエネルギーが不要と言うメリットと同時に誘起電圧と言う厄介なものと対峙しなければなりません。その解決策の1例として上記のレースで商品化したコイル可動式可変界磁技術の詳細を紹介したいと思います。

1.会社&プロジェクト紹介

2.可変界磁モーター
 2.1 可変界磁の生い立ち
 2.2 ソーラーカーレースへの採用
 2,3 効果
 2.4 その他の実施例

3.可変界磁の理論
 3.1 PM界磁モーターの持つ課題〜誘起電圧〜
 3.2 可変界磁の理論的背景
 3.3 EVにおける駆動モーター設定の考え方
 3.4 ハイブリッド車とPMモーターの相性

4.まとめ 可変界磁の可能性

【質疑応答・名刺交換】