
【中止】セルロースナノファイバーの樹脂との複合化,成形加工技術
★ 混ざりにくい樹脂との複合化のためのCNF改質技術、温度や圧力など最適な混練・成形条件の設定を事例とともに解説します!
セミナープログラム
【10:00-11:30】
1.セルロースナノファイバー研究の最先端: 精密構造解析と成形加工技術
東京大学 大学院 農学生命科学研究科 教授 博士(農学) 齋藤 継之 氏
1.セルロースの高次構造と化学改質
1.1 樹木におけるセルロース合成と高次構造
1.2 TEMPO酸化による化学改質、反応条件と改質物の高次構造
1.3 その他改質法の概要: リン酸エステル化、次亜塩素酸ナトリウム酸化など
2.セルロースナノファイバー(CNF)の基本特性
2.1 CNF1本の基本構造と欠陥分布
2.2 CNF分散液の粘度解析、長さとの相関
2.3 CNF分散液の自己組織化、液晶相の形成
3.分散体から集積体へ
3.1 フィルム(透明な紙)のプロセス-構造-特性相関、積層板への展開
3.2 エアロゲル(透明な断熱材)のプロセス-構造-特性相関、実用的な生産法
4.複合化
4.1 プラスチックとの均一複合化、理想的な補強に要する界面構造、界面の厚みと密度
4.2 プラスチック複合化の最新動向、Pickeringエマルションの活用
4.3 その他、無機ナノ粒子等との複合化事例
【質疑応答】
【12:10-13:40】
2.セルロースナノファイバーと汎用樹脂の 混合・複合化技術
大阪大学 大学院 工学研究科 応用化学専攻 教授 博士(工学) 宇山 浩 氏
1.セルロースナノファイバーの作製技術と特性
1.1 乾式粉砕
1.2 湿式粉砕
1.3 化学修飾
2.繊維と樹脂の複合化技術 (基礎)
3.セルロースナノファイバーと樹脂の複合化
3.1 汎用ポリオレフィンとの複合化
3.2 バイオプラスチックとの複合化
3.3 エラストマーとの複合化
3.4 熱硬化性樹脂との複合化
3.5 高分子ゲルとの複合化
4.セルロースナノファイバーを利用した複合材料の将来展望
【質疑応答】
【13:50〜15:20】
3.CNF/PPコンポジットの混練技術と応用展開
富山県立大学 工学部 機械システム工学科 客員教授 理学博士 永田 員也 氏
【習得できる知識】
・PP/CNFの混練技術、CNFコンポジットの配合技術
・PP/CNFコンポジットの構造 と力学特性、応用展開
【講座趣旨】
高分散可能なCNFドライパウダー、CNFドライパウダーを用いた混練技術、少量充?CNFコンポジットのユニークな特性とその特性発現メカニズムなどを解説します。この特徴を生かした応用展開について紹介します。
1.CNF/PPコンポジットの開発背景
2.セルロースナノファイバーの疎水化技術
3.ポリプロピレンとセルロースナノファイバーの複合化
4.CNF/PPコンポジットの成形加工性、材料特性評価
【質疑応答】
【15:30〜17:00】
4.CNFの成形加工技術と最新の応用事例
(地独)京都市産業技術研究所 研究フェロー 工学博士 北川 和男 氏
1.ナノセルロースの種類・特徴及び製法・生産状況等
2.CNF/熱可塑性樹脂複合材の複合化技術の開発
2.1 粉末法による[親水性]CNFと[疎水性] 熱可塑性樹脂の複合化
2.2 CNFの化学変性によるナノコンポジットの高性能化
2.3 CNF/熱可塑性樹脂の混練技術とそのポイント
2.4 CNF強化ポリプロピレンの性能向上手法
2.5 CNFナノコンポジットの樹脂種横展開 (特性・性能等)
3.CO2削減への寄与、LCA効果からみたCNF材の利用
3.1 カーボンニュートラル、マテリアルリサイクルが 見込めるCNF/熱可塑性樹脂
3.2 海洋プラスチック問題からみた CNF/生分解性樹脂ナノコンポジットの開発
4.CNF/熱可塑性樹脂の射出成形並びに微細発泡成形
4.1 CNF/熱可塑性樹脂の射出成形技術
4.2 CNF/熱可塑性樹脂複合材射出成形及び金型設計のポイント
4.3 超臨界CO2バッチ発泡法による微細発泡基本技術の開発
4.4 変性CNF/ナノコンポジットを用いた超臨界N2射出発泡成形
4.5 大型射出発泡成形品の試作
4.6 ポリエチレン/化学バッチ発泡品の試作
5.CNFを使用した最新の応用事例<商品化事例>
5.1 水性ゲルインク・ボールペン
5.2 消臭機能増大大人用紙おむつ
5.3 トイレクリーナー
5.4 スピーカーコーン
5.5 食品における食感維持/改良・伸び抑制・保形性・離水抑制・ パンク抑制・温度耐性・電子レンジ加熱耐性・歯切れ向上・老化抑制等
5.6 化粧品のゲル化剤等
5.7 ランニングシューズのミッドソール材
5.8 生コンクリート圧送先行剤
5.9 透光性磁器鋳込み成型時の脱型助剤及び製品表面のマット化
5.10 自動車タイヤ
5.11 卓球ラケット
5.12 CNF混合漆喰
5.13 CNF添加研削用砥石
【質疑応答】
セミナー講師
1. 東京大学 大学院 農学生命科学研究科 教授 博士(農学) 齋藤 継之 氏
2.大阪大学 大学院 工学研究科 応用化学専攻 教授 博士(工学) 宇山 浩 氏
3.富山県立大学 工学部 機械システム工学科 客員教授 理学博士 永田 員也 氏
4. (地独)京都市産業技術研究所 研究フェロー 工学博士 北川 和男 氏
セミナー受講料
1名につき 66,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕
受講について
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受講料
66,000円(税込)/人