【オンライン】ChatGPT等の生成AIと特許情報を活用した研究開発とイノベーションの展開

セミナー趣旨

技術者や研究者にとって、日々の問題解決に加え、未来を見据えた新テーマの創出が必要とされています。このための新たなツールとして着目されているのが、生成型AIです。しかし、AIだけでは新たな価値創造には限界があります。つまり、自分自身の能力を強化するIA(intelligence augmentation)としてAIを活用する姿勢が求められます。

本セミナーは、まず、問題解決や新テーマ創出に必要な思考基盤と実践フレームワークを理解することに焦点を当てます。思考基盤とは、目的思考(製品開発・AI活用の原点)、仮説思考(適切な答えを、早く引き出す)、構造化思考(問題を解くために必要な要素を組み立てる)の3つの要素です。実践フレームワークとは、自社の技術と顧客価値をつなぐことで、製品を生み出す技術の構造化手法(iMap)です。

次に、生成AIの具体的な活用法について解説します。但し、生成AIは未学習の領域では適切な回答が得られません。そこで、未学習の領域において、生成AIと特許情報を組み合わせて活用する方法について、新用途探索の実践事例を交えて紹介します。

最後に、スキルの習得方法や組織導入の注意点をふまえ、今後の技術者・研究者のあり方について議論します。

受講対象・レベル

技術・開発部長、技術者・研究者、技術・開発企画スタッフ、知財・情報調査部門スタッフ 特に、下記の課題認識をお持ちの方。
 ◆R&Dの技術力・価値創造力を高めたい、そのための人材を育成したい
 ◆研究開発・イノベーション促進のための生成AI・特許情報の活用方法を知りたい
 ◆新たな事業及び顧客価値につながるR&Dテーマを設定したい
 ◆情報調査分析における生成AI・特許情報分析などのツール活用のコツを学びたい

セミナープログラム

1.変化するR&Dのミッションとイノベーション戦略
 (1) イノベーションの時代
 (2) 変化するR&Dミッションと現場の課題
 (3) 研究開発・イノベーション促進のために必要な新たなスキル


2.アイデア創出・生成AI活用に必要な情報リテラシー
 (1) 言葉の定義
 (2) 3つの基本思考 ・目的思考 ・仮説思考 ・構造化思考
 (3) 情報・知識の構造化・見える化~フレームワークの知識
 (4) ツール活用の原則


3.研究開発・新テーマ創出のための基本フレームワーク
 (1) プロセスの理解
 (2) 新テーマへの基本アプローチ 新製品・新用途・新需要
 (3) 研究開発の起点:問題と課題の理解
 (4) アイデア創出の原則
 (5) 技術の構造化 (自社技術と顧客価値をつなぐiMapの基本)
    

4.特許情報と生成AI詳論
 4.1 特許情報活用の基礎知識とスキル
  (1) イノベーションの情報源としての特許 
    ・技術情報 
    ・市場・顧客情報 
    ・技術戦略情報
  (2) 特許情報活用の原則
  
 4.2 生成AI活用(ChatGPT)の基礎知識とスキル
  (1) 生成AIとは?
  (2) 研究開発における生成AIの活用シーン
  (3) 生成AI活用の心得・人の役割   
  (4) プロンプト(AIへの質問設計)の基礎と実践
  (5) 生成AIの最新機能
    ・データ分析(コードインタープリター)

 4.3 特許情報と生成AIの使い分け

5.生成AI・特許情報を活用した新用途探索事例
 5.1 機能部材における新用途探索プロセス実践事例
  (1) ゴール設定
  (2) スタート(技術)設定~iMapの作成
  (3) 検索方針設定(生成AIプロンプト、特許検索検索式)
  (4) 一次用途候補抽出
  (5) 有力用途候補選定
  (6) 用途発明

 5.2 材料開発に関する実践事例
  5.2.1 自社の強みの設定と生成AIによる仮説の設定
   (1) 自社技術の強みの設定 材料の特性抽出・機能定義
   (2) 技術の構造化m-iMapの作成
   (3) 生成AIによる一次用途候補抽出
  5.2.2 特許情報による検証(プロアクティブ検索)
   (1) 有力用途候補選定のための特許情報のプロアクティブ検索
   (2) 一次用途候補の検証
   (3) 材料メーカーが出願すべき用途発明とは
   (4) 新用途における用途発明の創出

6.技術者・研究者の未来への方向性
 (1) スキル向上の方法
 (2) 組織的活用の注意点
 (3) 未来を見据えた技術者・研究者のあるべき姿


※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。

セミナー講師

株式会社ケミストリーキューブ エグゼクティブコンサルタント 葉山英樹 氏

1981年名古屋大学を卒業、日東電工(株)入社。エンジニアとして水処理用膜モジュールの製品開発、企画、市場開発などに取り組む。その後、経営企画、新規事業推進部門、技術企画部門において、新規事業・技術企画立案、オープンイノベーションなどを担当。2007年から、特許情報を活用した新規テーマの探索プロセスの開発と社内コンサルティングを推進。2016年ワイズ特許サービス株式会社にて、事業に貢献するためのパテントマップ活用支援を提供。2017年より株式会社ケミストリーキューブにて、特許情報を活用した新商品・新用途創造マーケティングに取り組んでいる。

元・日東電工(株)知的財産統括部  情報管理室室長 大谷彰 氏

1983年名古屋工業大学大学院工学研究科を修了、日東電工(株)入社。1989年京都大学大学院にて導電性高分子の研究に関する工学博士を取得。その後日東電工中央研究所にて、導電性高分子の基礎研究と新製品開発に従事。1999年、液晶表示デバイス用光学フィルムの出願促進業務を担当。2007年 知的財産統括部情報管理室室長として特許情報調査や、技術者の知的財産教育活動を推進。退職後、特許・技術調査とともに技術人材の育成の研究に取り組んでいる。

セミナー受講料

会員 41,800円(本体38,000円)  一般 46,200円(本体42,000円)

※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。

受講について

視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

46,200円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

AI(人工知能)   アイデア発想法一般   知的財産マネジメント一般

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

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10:00

受講料

46,200円(税込)/人

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AI(人工知能)   アイデア発想法一般   知的財産マネジメント一般

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