【手順書付き】ユーザビリティエンジニアリング要点セミナー

44,000 円(税込)

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開催日 13:30 ~ 16:30 
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主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード ヒューマンエラー   UI/UX/ヒューマンインターフェイス   医療機器・医療材料技術
開催エリア 全国
開催場所 オンライン配信セミナー

~具体的なユーザビリティエンジニアリングSOPによる解説~

【受講特典】ユーザビリティエンジニアリング手順書付き

医療機器企業は2024年3月31日までに、JIS T 62366-1:2022を遵守したユーザビリティエンジニアリングを実施する必要があります。

# いったいリスクマネジメントとユーザビリティエンジニアリングでは何が異なるのでしょうか。# IEC62366-1:2015が要求するユーザビリティエンジニアリングファイルとはどういうものなのでしょうか。# ユーザビリティエンジニアリング実施のためのSOPや様式はどういうものを揃えれば良いのでしょうか。

【ここがポイント】★ ユーザビリティエンジニアリングはあらゆる医療機器に適用される!★ 医療機器におけるユーザビリティとは★ IEC 62366の要求事項とは★ ユーザビリティエンジニアリングとリスクマネジメント(ISO-14971)の違いとは★ 使用エラーとは

■アーカイブ配信このセミナーはアーカイブ付きです。セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。Live受講に加えて、アーカイブでも一定期間視聴できます。※視聴期間:10営業日※開催後、1週間程度の編集期間後に視聴開始予定

セミナー講師

(株)イーコンプライアンス 代表取締役 村山 浩一 氏 【関連の活動など】日本PDA 第9回年会併催シンポジウム 21 CFR Part 11その現状と展望日本製薬工業協会 医薬品評価委員会 基礎研究部会主催(東京)東京大学大学院医学系研究科 臨床試験データ管理学講座などにて多数講演。など
 
【略歴】1986年4月 日本ディジタルイクイップメント株式会社(日本DEC) ソフトウェアサービス部 入社  ・GCP管理システム、症例データ管理システム企画・開発担当    (現ClinicalWorks/GCP/CDM)  ・改正GCP(J-GCP)に対応した標準業務手順書作成コンサルティング  ・製薬業界におけるドキュメント管理システム導入コンサルティング1999年1月 日本ディジタルイクイップメント株式会社 退社1999年2月 日本アイ・ビー・エム株式会社 コンサルティング事業部 入社  ・NYのTWG(The Wilkerson Group)で製薬業界に特化したコンサルタントとして研修  ・製薬企業におけるプロセス リエンジニアリング担当  ・Computerized System Validation(CSV)、21 CFR Part11 コンサルティング2001年7月 IBM認定主幹コンサルタント  ・アイビーエム・ビジネスコンサルティングサービス株式会社へ出向    マネージング・コンサルタント2004年7月 日本アイ・ビー・エム株式会社 退社2004年8月 株式会社イーコンプライアンス 設立現在に至る。

セミナー受講料

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44,000円※当セミナーは、定価のみでの販売となります。

受講について

Zoom配信の受講方法・接続確認

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
  • 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
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  • セミナー中、講師へのご質問が可能です。
  • 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。≫ テストミーティングはこちら

配布資料

  • PDFテキスト(印刷可)

セミナー趣旨

医療機器が高度化、複雑化するにつれて、ヒューマンエラーの発生が多発しています。ユーザビリティエンジニアリングは医療機器設計において欠かすことができない要素の一つであり、 かつ当局の関心が非常に高い分野でもあります。

2016年2月にFDAは「Applying Human Factors and Usability Engineering to Medical Devices」と呼ばれるガイダンスを発行しました。さらに欧州では、MDD から MDRへの改正において、ユーザビリティに関する要求事項が強化されています。

本邦において、医療機器企業は2024年3月31日までに、JIS T 62366-1:2022 「医療機器-第1部:ユーザビリティエンジニアリングの医療機器への適用」(IEC 62366-1:2015+AMD1:2020)への適合をもって、医療機器基本要件基準の第9条および第16条等で規定するユーザビリティへの適合をしなければなりません。ユーザビリティエンジニアリングを実施して、使用エラーのない医療機器を設計開発することが目的です。そのためには、1.ユーザビリティに係る事項への適合の確認を行う体制を整備すること2.IEC 62366-1に適合するよう手順書改訂など、必要な措置を講ずること3.医療機器の承認申請等の添付資料においてIEC 62366-1への適合性を説明すること4.査察時において、医療機器の設計管理がIEC 62366-1に適合して実施されたことを資料を提示し適切な説明を行うことなどが求められています。

IEC 62366-1は、ME機器のみではなく、あらゆる医療機器に適用されることに注意が必要です。また、ユーザビリティエンジニアリングは、ソフトウェアインターフェース以外のインターフェースにも適用されます。附属資料もインターフェースの一部とみなされます。インターフェースは、人間の視覚、聴覚、触覚などによって認識されるすべてのものが含まれます。一般にユーザビリティエンジニアリングが適用されるインターフェースには、下記があげられます。1.ソフトウェアインターフェース2.取扱説明書3.教育用資料4.ラベル5.ボタン6.形状7.色8.アラーム音

IEC 62366-1は、難解です。医療機器設計開発においてはFDAガイダンスやIEC62366-1:2015に従い、人間工学的な要素を取り入れ、適切にユーザーインターフェースに注目したリスクマネジメントを実施する必要があります。これまではリスクマネジメントに包含されてきましたが、今後はユーザビリティエンジニアリング(ヒューマンファクターエンジニアリング)は、独立して実施しなければなりません。では、いったいリスクマネジメントとユーザビリティエンジニアリングでは何が異なるのでしょうか。IEC62366-1:2015が要求するユーザビリティエンジニアリングファイルとはどういうものなのでしょうか。またユーザビリティエンジニアリング実施のためのSOPや様式はどういうものを揃えれば良いのでしょうか。

いったいどのような手順書を作成し、どのような設計開発を実施すれば良いのでしょうか。本セミナーでは、ユーザビリティエンジニアリングの基礎を分かりやすく解説します。またユーザビリティエンジニアリング実施のためのSOPの作成方法についても解説いたします。

セミナープログラム

1. はじめに・ユーザビリティとは何か・なぜユーザビリティエンジニアリングが必要か?・医療機器のユーザビリティエンジニアリングにとって大切なこと・どのような環境でどのような人が操作するかも重要・医療機器におけるユーザビリティエンジニアリング・医用電気機器(ME機器)とは~メカ・エレキ・ソフトウェアの設計開発~・機器設計機器要求事項とリスク分析の関係・ユーザインタフェース設計に注目する・医療機器のインターフェースと使用エラー・ユーザビリティエンジニアリングはインターフェースに注目する・使用法の種類の関係

2. 誤使用と使用エラー・誤使用(misuse)」と「使用エラー(use error)」・使用エラーとは・「使用エラー」は「ヒューマンエラー」とは限らない・使用エラーとは・合理的に予見可能な誤使用とは

3. ISO14971とユーザビリティの関わり・ISO 14971とIEC 62366では、適用範囲が異なる・誤使用と使用エラーについて・合理的に予見可能な誤使用の検討・リスクマネジメントプロセス(ISO14971)との関わり・リスクマネジメントとユーザビリティエンジニアリングの関係・ユーザビリティエンジニアリングに関連するリスクマネジメント -リスク分析-・ユーザビリティエンジニアリングに関連するリスクマネジメント ~リスク分析~・ユーザビリティエンジニアリングに関連するリスクマネジメント ~リスクコントロール~・ユーザビリティエンジニアリングに関連するリスクマネジメント –安全のための情報-

4. 用語の定義・IEC 62366-1:2015 用語の定義(抜粋)・注記4 使用法の種類の関係・IEC 62366-1:2015 用語の定義(抜粋)・FDA 「Applying Human Factors and Usability Engineering to Optimize Medical Device Design」用語の定義

5. IEC 62366概要・ユーザビリティエンジニアリングに関する国際規格・IEC 62366-1:2015 目次・4. 原則4.1 一般的要求事項・4. 原則4.1.2 ユーザインタフェース設計に関連するリスクコントロール・4. 原則4.1.3 ユーザビリティに関連する安全に関する情報・4. 原則4.2 *ユーザビリティエンジニアリングファイル・4. 原則4.3 ユーザビリティエンジニアリングのテーラリング・5.ユーザビリティエンジニアリングプロセス5.1 *使用関連仕様の作成・5.ユーザビリティエンジニアリングプロセス5.2 *安全に関連するユーザインタフェース特性及び潜在的な使用エラーの特定・5.ユーザビリティエンジニアリングプロセス5.3 *既知の,又は予見可能なハザード及び危険状態の特定・5.ユーザビリティエンジニアリングプロセス5.4 *ハザード関連使用シナリオの特定及び記述・5.ユーザビリティエンジニアリングプロセス5.5 *総括的評価のためのハザード関連使用シナリオの選択・5.ユーザビリティエンジニアリングプロセス5.6 *ユーザインタフェース仕様の確立・5.ユーザビリティエンジニアリングプロセス5.7 *ユーザインタフェース評価計画の確立 5.7.1 一般・5.ユーザビリティエンジニアリングプロセス5.7 *ユーザインタフェース評価計画の確立 5.7.2 *形成的評価の計画・5.ユーザビリティエンジニアリングプロセス5.7 *ユーザインタフェース評価計画の確立 5.7.3 *総括的評価の計画・5.ユーザビリティエンジニアリングプロセス5.8 *ユーザインタフェース設計,実装及び形成的評価の実施・5.ユーザビリティエンジニアリングプロセス5.9 *ユーザインタフェースのユーザビリティに関する総括的評価の実施・5.ユーザビリティエンジニアリングプロセス5.10 UOUP

6. ユーザビリティエンジニアリングプロセス・ユーザビリティエンジニアリングプロセスのステップ・1.使用関連仕様(要求事項書)の作成・2.安全に関連するユーザインターフェース特性の特定・タスク分析とは・3.既知の、または予見可能なハザードおよび危険状態の特定・ユーザビリティに関連するハザードおよび危険状態(例2)・4.ハザード関連仕様シナリオ(リスクの推定)の選択・5.総括的評価のための使用シナリオの選択(リスク判定)・6.ユーザーインターフェイス仕様の確立(リスクコントロール)・可能性のある使用エラーとリスクコントロール(例2)・ユーザインターフェース評価計画の確立・安全に関する情報の有効性判断基準・7.形成的評価の実施(検証)・8.総括的評価の実施(バリデーション)・ユーザビリティエンジニアリングファイル・開発過程が不明なユーザインターフェース(UOUP)の評価・UOUP評価のプロセス・ユーザビリティエンジニアリングプロセスと設計プロセスの関わり

7. ユーザビリティエンジニアリング実習・1.使用関連仕様(要求事項書)の作成(例)・2.安全に関連するユーザインターフェース特性の特定(例)・タスク分析(例)・3.既知の、または予見可能なハザードおよび危険状態の特定(例)・4.ハザード関連仕様シナリオ(リスクの推定)の選択(例)・5.総括的評価のための使用シナリオの選択(リスク判定)(例)・6.ユーザーインターフェイス仕様の確立(リスクコントロール)(例)

8. Appendix. FDA Human Factors/Usability・FDAガイダンスの歴史・FDA HF Guidance・ヒュンマンファクターとユーザビリティの適用(Draft Guidance)・ヒューマンファクターとユーザビリティの適用・What are Human Factors? Usability?・Hierarchy of Human Factors Issues・Device‐User Interface・ガイダンスの目次・ガイダンスの構成・1. 序文・2. 範囲・4. 概要・5. 機器使用者、使用環境およびユーザ・インタフェース・6. 予備的分析および評価・6. Preliminary Analyses and Evaluations 予備的分析および評価・6. 予備的分析および評価・7. 使用関連ハザードの除去および軽減・8. ヒューマン・ファクター・バリデーションテスト・9. 文書化・10. 結論・Appendix AHFE/UE Report  HFE/UE報告書

□質疑応答□

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