技術・研究者のための“伝わる”プレゼンテーション演習講座

~実践につなげる戦略的な準備の基本的考え方とスキル~ 

聴き手目線での伝わる準備に焦点をあてて、実践につなげる基本的考え方とスキルが習得できます!

セミナー趣旨

 「プレゼンテーション」という行為が一般的に用いられる昨今ですが、その定義を誤解している人が大半です。視覚資料で伝える、一方的に伝える、流暢に身振り手振りを交える、原稿通りに伝えられたら成功、などと捉えていませんか?だから、資料作りに時間を費やしたり、一言一句を原稿にしたり、かまないで伝えるように練習をしたりします。その結果、時間がとれない、原稿がつくれない、流暢に話せない、事態になると、プレゼンテーションは苦手、嫌い、できればやりたくない、と思ってしまいます。しかし、業務上、プレゼンテーションをする機会はあり、キャリアが高まるほどプレゼンテーションの機会は増えます。
 プレゼンテーションの定義は、「聴き手の聞きたいことを伝えて、話し手が意図した聴き手の行動へ導く」ことです。プレゼンテーションの語源はプレゼント(贈り物)です。つまり、伝えたことが相手に受け取られ喜ぶことが伝わったといえるのです。
 聴き手が「黙って聞いてくれる」「推察してくれる」「後で資料から理解を試みてくれる」「わからないときは質問してくれる」「その場で意思表示はしない」といった聴き手に努力を強いるプレゼンテーションはもう辞めましょう。話し手が準備段階で伝わる努力をして、聴き手に快適なプレゼンテーションを実施しましょう。
 そのためには、聴き手とテーマと話し手の関係を明確にすることが重要です。なぜ伝えるのか、なぜ聞くのか、伝えてどうしたいのか、聞いてどうするのか、を考え明確にすることからプレゼンテーションの準備を始めることです。もし、視覚資料作成から準備をはじめると伝わらない準備をしていることになります。聴き手が変われば伝える内容も伝え方も変わらなければならないはずです。しかし、聴き手が誰であっても同じ視覚資料を用いるプレゼンテーションがおこなわれているのが現状です。
 本講座では、プレゼンテーションの本来の定義を踏まえて、聴き手目線での伝わる準備に焦点をあてて、実践につなげる基本的考え方とスキルを獲得していただきます。演習では、受講者の実際におこなったことのあるプレゼンテーションを持ち寄り、聴き手目線での相互ディスカッションを通し、伝わるプレゼンテーションに見直していただきます。
 今回の受講で、聴き手に努力を強いらず、話し手は伝わる実感をもち、聴き手が惹きつけられるプレゼンテーションの実現を共有しましょう。

<ご受講にあたっての環境>
・Microsoft office PowerPointがインストールされているPCでご受講下さい。
・講義中はカメラON、演習ではカメラONマイクONで受講下さい。

<ご受講にあたっての事前準備>
・受講には、演習で使用・共有できるご自身が過去に実施したプレゼンテーション状況(テーマ、聴き手、資料)をご用意下さい。
・演習ではひとり3分程度のプレゼンテーションを実施していただきますので、提示資料は受講時にZoomで共有できる準備をお願いします。
<例 テーマ:自社製品の改良案、聴き手:社内上層部10名、資料:PPT> 

受講対象・レベル

・聴き手に行動を求めるプレゼンテーションを実施する方
・成果報告や技術報告で自身の専門性を聴き手にアピールしたい方
・専門性が異なり詳しくない方に理解が得られるプレゼンをする必要のある方
・一生懸命伝えても聴き手に「伝わった」感触を得られない方
・プレゼンテーションで緊張してしまい準備したことが伝えられない方
・プレゼンテーションの準備に多大な時間がかかる方
・伝え下手と言われたり思っていたりする方
 

習得できる知識

・伝えたいことが伝わるプレゼンテーション力
・聴き手の理解を促進し、合意を得られる力
・プレゼンテーション後に聴き手の行動を促す力
・伝わるプレゼンテーションの戦略立案力
・聴き手に伝わる伝えたい内容の構成力
・緊張していても伝えられるプレゼンテーション力
・聴き手を惹きつける表現力
・聴き手に効果的な視覚資料の活用力
 

セミナープログラム

1.演習(1)
 1-1.各自プレゼンテーション
 1-2.相互ディスカッション
 1-3.課題抽出

2.伝わる基本構造
 2-1.伝わる必然性
 2-2.伝わる流れ
 2-3.伝わる準備

3.伝わる戦略立案
 3-1.聴き手
 3-2.目的と目標
 3-3.場所と環境

4.伝わる話の構成
 4-1.構成法の使い分け
 4-2.伝えたいことの取捨選択
 4-3.理解促進の工夫

5.演習(2)
 5-1.各自、戦略立案と話の構成
 5-2.相互ディスカッション
 5-3.課題抽出

6.伝わる伝え方
 6-1.伝わる視覚資料
 6-2.伝わる非言語と周辺言語
 6-3.伝わる伝える順序

7.演習(3)
 7-1.各自プレゼンテーション
 7-2.相互ディスカッション
 7-3.課題抽出

8.まとめ
 8-1.振り返り
 8-2.質疑ディスカッション
 8-3.今後の課題解決


キーワード:
プレゼンテーション、伝わる、流れ、スキル、演習、実習、資料、コツ、パワーポイント

セミナー講師

(一社)プレゼンテーション検定協会 代表理事 脇谷 聖美 氏

<ご専門>
・プレゼンテーション:理論と技術、スキルアップ、個別指導
・コミュニケーション:会議/ファシリテーション、1on1、多様性
・人材育成、人事考課、目標管理制度

<ご略歴>
 帝人株式会社人事部にて、人事管理・考課・組織管理・労政などを担当。
 その後、人材育成会社にて企業研修の企画・運営・プロデュースなどを担い、企業・団体の人財育成や能力開発における総合支援を担う。ビジネスマナー講師、コミュニケーション講師を経て、八幡紕芦史と共に現所属組織を設立。
 現在は、プレゼンテーション講師として、企業・団体や各種学校での“伝わる力”向上に対する活動へ注力。また、伝える力を見える化するプレゼンテーション力検定(通称「プレ検」)試験では試験官を専任。さらに、企業の人事顧問(コンサルタント)として人財育成や組織課題の解決に従事。
 アクセス・ビジネス・コンサルティング株式会社 代表取締役
 非常勤講師(弘前大学大学院理工学研究科・農学生命科学研究科、鹿屋体育大学)

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
  メールまたは郵送でのご案内となります。
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受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

コミュニケーション

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