環境配慮を実現する医薬品・医療機器用プラスチック容器包装の国内外動向と課題・将来展望

~バイオマスPEを使った医薬品容器やPTP適用・モノマテリアルPTP・回収リサイクル動向~

★医薬品の内容から必ずしもすべての使用済みの包装材料の再生再利用は難しく、回収して焼却処分しなければならない医薬品包装もある中、いかに環境対応は進んでいるのか? 
★EU2022/1616の規則実施の影響とは?欧州のPTP包装のモノマテリアル化、包材回収システムなどの影響や課題とは?
★海外の使用済みPTPの回収、海外で開発・実用化が進むモノマテリアルPTP、PP、HDPE、PET、紙仕様の事例などはどういったものがあるのか?
★バイオマスプラスチックの医療機器容器包装や医薬品PTPへのバイオマスプラの適用状況とは?

セミナープログラム

【第1講】 環境配慮を実現する医薬品・医療機器用プラスチック容器包装の動向と展望
【時間】 12:30-13:45
【講師】(株)AndTech 技術顧問 一色 実 氏

【講演主旨】
 コロナ禍を経験しているこの数年で、世界的に関心の高い環境・資源問題とかかわりの深いプラスチック、特に、容器包装分野での環境配慮への対応が企業の競争力に影響を持ってきている。また、高齢化社会への移行が進む中で、医薬品・医療機器との関りも増えていることから、一般廃棄物とは異なるルートでのリサイクル・資源循環に対する取り組みも必要となっている。この講座では、すでに取り組んでいる医薬品・医療機器用容器包装材での実例も交えて、製品設計も含めた資源循環システム、国内外の環境規制とその動向、環境に優位な材料動向などを紹介し、持続可能な循環型社会への企業の貢献や新たなビジネスへの展望を示す。

【講演キーワード】
医薬品・医療機器用容器包装、PTP、SDGs、プラスチックリサイクル、環境規制、環境ビジネス、バイオプラスチック

【習得できる知識】
医薬品・医療機器用容器包装材の種類と適用されるプラスチックに関する総合的な知識
医薬品・医療機器用容器包装材のリサイクルに関する専門知識
国内外の医薬品・医療機器用容器包装材の市場規模とその展望
環境規制・高齢化社会によるプラスチック容器包装材への影響の予測

【講演のポイント】
医薬品・医療機器の動向とその容器・包装材に求められる材料物性と環境特性を理解した上での対応力が必要である。環境配慮に加えて、材料選択から包装設計・流通システムでの見直しに役立つ情報を提供する。

【プログラム】
1.医薬品・医療機器用プラスチック容器・包装材とは
 1-1.医薬品のプラスチック容器・包装材
 1-2.医療機器用プラスチック容器・包装材
 1-3.プラスチックの材料特性と容器・包装材
2.医薬品・医療機器用プラスチック容器・包装材の市場と技術動向
 2-1.日本市場と世界市場
 2-2.新規材料・技術トピックス
3.プラスチック容器・包装材のリサイクル
 3-1.医薬品・医療機器用プラスチック容器・包装材の流通ルート
 3-2.国内外の環境規制と医薬品・医療機器容器・包装材との関係
 3-3.リサイクルの事例と課題
4.まとめ
 4-1.プラスチック容器・包装の将来展望
 4-2.企業としての競争力強化の視点


【第2講】 医薬品・医療機器包装技術に求められる 今後の環境対応・リサイクルと回収課題と 海外動向
【時間】 14:00-15:15
【講師】住本技術士事務所 所長 住本 充弘 氏

【講演主旨】
環境包装について、包装業界は長年各種の対応を行ってきた。
社会情勢が変化しCircular Economyがビジネスの基本活動となり、包装は今また新たに循環型パッケージ、Circular Packagingへの対応が必要となってきた。
基本は全ての包装材料は回収して再生再利用であるが、医薬品包装は、医薬品の内容から必ずしもすべての使用済みの包装材料の再生再利用は難しく、回収して焼却処分しなければならない医薬品包装もある。
医療機器の包装技術においても主に二次包装になるが、品質保護と共に循環型パッケージ、循環型ポリマーの利用促進が求められる。
欧州のEU2022/1616の規則実施に伴い、recycled plasticsの利用がEU市場では義務化、配合・使用率も決まる予定である。
世界の包装に与える影響は大きい。
欧州のPTPのモノマテリアル化、包材回収など循環型パッケージの最新の状況・情報と医薬品包装への影響及び課題を説明する。

【プログラム】
1.環境対応包装における循環型パッケージ
  進んでいる食品包装の事例
  1.1 欧州の事例
  1.2 日本の事例
2.世界は循環型パッケージになる
  2.1  EU 2022/1616
  2.2  世界の包装への影響
3.プラスチック業界のrecycled plastics対応
  3.1 recycled plasticsとは
  3.2 第三者認証が必要
  3.3 certified recycled plasticsの配合
4.interpack 2023に見る事例
  4.1 モノマテリアル仕様
  4.2 バリア性
  4.3 PCR利用
  4.4 バリア性付与
  4.5 recyclable認定
  4.6 紙仕様の検討
5.脱インク技術及び剥離技術の必要性
  5.1 脱インクのビジネス事例
  5.2 剥離と裏刷りの脱インクの現状
6.使用済みのプラスチック包材の回収の課題
  6.1 家庭からの排出品の中の医療器具
  6.2 海外の使用済みPTPの回収
7.海外で開発・実用化が進むモノマテリアルPTP他
  PP、HDPE、PET、紙仕様の事例
8.包装製品のサプライチェーン全体での追跡性
まとめ


【第3講】 医薬品容器における環境への取り組み
【時間】 15:30-16:45
【講師】大成化工株式会社 設計開発部 設計開発G 主席技術者 山田 浩史 氏

【講演主旨】

【プログラム】
1.医薬品容器の要求事項
2.医薬品容器のおける環境対応の課題
3.バイオプラスチック
4.バイオマスPEを使った医薬品容器の開発
5.PTPへの 適用
6.その他、環境に対するアプローチ

セミナー講師

第1部  (株)AndTech  技術顧問  一色 実 氏
第2部  住本技術士事務所  所長  住本 充弘 氏
第3部  大成化工株式会社  設計開発部 設計開発G 主席技術者  山田 浩史 氏

セミナー受講料

【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

44,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   汚染物質排出抑制技術   医薬品技術

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開催日時


12:30

受講料

44,000円(税込)/人

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全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   汚染物質排出抑制技術   医薬品技術

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