
金属ナノ粒子・微粒子の総合知識と応用技術
合成法、サイズ・形状制御、構造解析、低温焼結法、酸化制御、分散凝集制御、
インク・ペースト化やその他応用等、それぞれの技術を徹底解説!
不安定な銅微粒子の安定な取り扱いや焼結についても解説
金属ナノ粒子・微粒子の基礎から応用までを1日で網羅的に学べるセミナーです。
化学合成法、サイズ・形状制御、表面と金属コアの構造解析、酸化制御、分散凝集制御技術とその評価法、材料設計のポイント、インク・ペースト化と機器・添加剤選択、電子部品部材に用いるための低温焼結法の原理や考え方、その他光学応用・磁性応用などを詳しく解説します。
セミナー趣旨
今回は、さらに、材料化に向けた粒子の分散凝集制御技術とその評価法や低温焼結用の銅微粒子とその低温焼結メカニズムについても触れます。直近で得られた新しい粒子についてもご紹介したいと考えます。また、当研究室独自のナノ粒子に対する考え方や解析手法などについても一緒に議論しましょう。そのほかの光学応用・磁性応用などについても時間のある限り触れていきたいと考えています。
受講対象・レベル
ナノ粒子、ナノ粒子触媒などのナノ粒子材料の開発に従事され始めた方から数年程度の経験のある方まで。合成に困っておられる方、安く合成したい方、ペースト開発に従事され始めた方。需要を開拓されたい方、分散・安定性について考えたい方、ナノ粒子の表面有機膜、表面酸化膜について議論を重ねておられる方など。
習得できる知識
・金属ナノ粒子の化学合成法
・金属ナノ粒子のサイズ制御法、形状制御法
・保護剤分子の設計
・ナノ粒子の微細構造解析法
・分散安定化の基礎・安定化評価法
・インク化・ペースト化の機器、添加剤選択の指針
・ナノ粒子の焼結指針の獲得法
セミナープログラム
1.金属ナノ粒子 微粒子の設計と合成
1.1 金属ナノ粒子研究の歴史
1.2 金属ナノ粒子の基礎
1.3 金属ナノ粒子材料の設計戦略
1.4 金属ナノ粒子材料の設計
1.5 金属ナノ粒子材料の合成
1.5.1 1B族:金、銀、銅
1.5.2 白金族
1.5.3 他の遷移金属
1.5.4 触媒材料に向けた合成
1.5.5 導電性材料に向けた合成
1.6 粒子径をそろえる
1.6.1 合成手段の工夫
1.6.2 保護剤の工夫
1.7 金属ナノ粒子材料合成における化学還元法のまとめ
1.8 金属ナノ粒子材料の低コスト化戦略
1.9 緻密なコートで遷移金属ナノ粒子に耐酸化性を加える
1.9.1 耐酸化性を加える
1.9.2 耐酸化性を評価する
1.10 ナノ粒子の構造評価
1.10.1 ナノ粒子金属コアの構造評価
1.10.2 表面酸化の評価
1.10.3 表面吸着物の評価
2.金属ナノ粒子を材料として設計するために
2.1 ナノ粒子の分散液からの回収方法
2.1.1 化学還元法で合成してからの回収
2.1.2 どのように凝集させないで回収できるか
2.1.3 ナノ粒子の粉体化とスラリー
2.2 試作レベルでの分散安定化の手法
2.3 ナノ粒子粉末の媒体への再分散
2.4 触媒作用
2.5 担持
2.6 実験でのペースト作製
2.7 少量試作から大量合成へ
2.8 より再現性の高い合成法の確立
3.凝集分散技術と分散性および分散安定性の評価
3.1 ナノ粒子の分散性および分散安定性の評価
3.2 有機物の表面コーティング構造
3.3 表面コート分子の設計指針
3.4 ナノ粒子の再分散時における分散媒の選択
3.5 ナノ粒子の分散安定化
3.6 ナノ粒子の分散性と分散安定性の評価法
4.ナノ粒子ペーストと焼結
4.1 ナノ粒子ペーストの合成
4.2 ナノ粒子ペーストの評価
4.3 低温焼結銅微粒子の極意
4.4 安定な新しい銅ナノ粒子システムの開拓
4.5 焼結挙動の直接観察法
4.5.1 SEMによる焼結の観察
4.5.2 一歩進んだその観察
4.6 実際に観察した結果
5.応用と将来
5.1 低温焼成
5.2 電極材料
5.3 触媒材料
5.4 将来
□ 質疑応答□
セミナー講師
ホームページ: https://nanoparticle.hokkaido.university
【略歴】
東京大学 工学系 工業化学専攻 博士修了・博士(工学)、日本学術振興会 特別研究員(DC、PD)、九州大学 工学部 助手 (国武豊喜先生)、さきがけ 21「秩序と物性」研究員(兼任)、名古屋大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 助教授、東京大学 大学院理 学系研究科 化学専攻 助教授・准教授、北海道大学 大学院工学研究科 材料科学専攻 教授、北海道大学 大学院工学研究院 材料科学部門 教授(現職)、スイス ローザンヌ連邦工科大学 訪問教授、アメリカ ジョージタウン大学 訪問教授、2015 中国 北京大学 訪問教授、 2017 タイ王国 チュラロンコン大学 訪問教授
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