5G/beyond5Gデバイスに求められる電波シールド・電波吸収・ノイズ吸収体とメタサーフェースを活用した設計および特性評価

材料透磁率測定・シールド効果測定例・広帯域ミリ波電波吸収体のETC対応・無線LAN用電波吸収体(メタスーフェイス)・テラヘルツ電波吸収体の設計 等々 豊富な試作・応用・測定事例

5Gやbeyond 5Gといった次世代通信デバイス・材料についてや、電波伝搬の基礎から、次世代通信デバイスの完璧なる実現と電波障害対策に向けた、遠方界・近傍界用電磁波シールド・電波吸収体の設計、測定・評価技術までを解説します。
6G以降で注目高まるテラヘルツ電波吸収体の設計についても言及

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Live受講に加えて、アーカイブでも以下の期間視聴できます。
視聴期間:7/28~8/3

セミナー趣旨

 5G/beyond5G (6G)の言葉が世の中に溢れている。情報通信分野においてIoT: Internet of Thingsが進展し, 5世代の通信技術5G/beyond5Gデバイスと結合しようとしている。使われる周波数は、24.25GHz~86GHz、で ”ミリ波” である。
 本講座では5G/beyond5Gのデバイス・基礎技術を紹介し、これらの誤動作を防ぐ“電波障害対策”に” そして5G/beyond5G 技術の完全な 実現のために“電波シールド・電波吸収体”の技術を解説する。
 今までTVゴースト(~800MHz)や船舶レーダーの橋体による偽像(700MHz~26GHz)、無線LAN(2~60GHz)、携帯電話(800MHz~2GHz)、blue tooth (2.4GHz)、電力線通信(~2GHz)、ETC (自動料金支払いシステム、5.8GHz)やITS (高度道路交通システム、~76GHz)に主として遠方界電波吸収体・人工表面が開発されてきた。一方スマホ・パソコンの電波障害対策には近傍界電波シールドが使用されてきた。しかし,ミリ波対応のスマホでは遠方界電波シールドが必要となる。メタマテリアル(古くはメタサーフェス)が、ミリ波からテラヘルツ波の電波吸収体・電波シールドにおける人工材料・人工表面として考えられ、研究が盛んである。本報告では、電波伝搬の基礎から5G/beyond 5Gのデバイスと、遠方界・近傍界用電磁波シールド・電波吸収体の設計及び評価、メタサーフェスによる電磁波吸収と電磁波シールドの設計及び評価をミリ波からテラヘルツまで中心に報告する。

受講対象・レベル

・電気関係、電波関係、電波吸収体関係、導電体材料関係、磁性材料関係 
・ゴム関係、フィルム関係、高分子関係 
・5Gbeyond5Gの技術興味に興味なある方

習得できる知識

基本的な電気回路・高周波回路・高周波測定技術・ミリ波技術・ミリ波材料

セミナープログラム

1.5G/beyonnd5G(ミリ波)の世界とは
 1.1 5G/beyond5Gの話題
 1.2 EMCとは
 1.3 5G/beyond 5Gの取り組み
 1.4 ミリ波応用例

2.5G/beyond 5G(ミリ波を中心)の材料の話題
 2.1 アンテナ
 2.2 5G/beyond5G通信技術
 2.3 GaNアンプ 
 2.4 高周波基板
 2.5 フィルター
 2.6 RFフロントエンド
 2.7 高周波測定法

3.電磁波の基礎と材料透磁率測定法
 3.1 電波伝搬と反射
 3.2 ループアンテナ
 3.3 ロッドアンテナ
 3.4 ロッドアンテナ・ループアンテナ近傍の電磁界
 3.5 波動インピーダンス 
 3.6 複素誘電率・複素透磁率測定法
 3.7 測定理論  
 3.8 測定例(CバンドからWバンドまで)

4.電波シールド効果と反射・吸収損失の導出
 4.1 シェルクノフの式 
 4.2 シールド効果
 4.3 反射損失、吸収損失の導出と計算例 
 4.4 遠方界と近傍界のシールド効果の式導出
 4.5 磁界源近傍のシールド効果の改善 
 4.6 KEC法による磁界源近傍のシールド効果測定例
 4.7 筐体形状によるシールド効果 
 4.8 ワイヤーメッシュのシールド効果
 4.9 長・短金属線配列構造によるシールド効果 (メタマテリアル,FSS)

5.電波シールド特性評価法(遠方界と近傍界)
 5.1 自由空間法(遠方界)
 5.2 KEC法(近傍界)
 5.3 近傍界プローブ法(近傍界)
 5.4 ストリップライン法(Rtp)

6.メタ・サーフェス(周波数制御表面)
 6.1 メタサーフェスの理論, 電波シールドと電波吸収の違い
 6.2 メタサーフェスの応用,電波吸収への適用

7.電波シールド・電波吸収体の応用例≪~テラヘルツまで≫
 7.1 広帯域ミリ波電波吸収体のETC対応
 7.2 ミリ波対応電波吸収体の試作・評価
 7.3 無線LAN用電波吸収体(メタスーフェイス)の試作・評価
 7.4 テラヘルツ電波吸収体の設計

  □質疑応答□


【キーワード】5G/beyond5G/ミリ波/シールド/電波吸収/電磁波

セミナー講師

防衛大学校 名誉教授 / 大阪公立大学 客員教授 工学博士 山本 孝 氏 

【専門】電子材料,通信材料,高周波材料,電波吸収体,電波シールド,強誘電体,圧電体,誘電体(MLCC)

【略歴】
1980年京都大学大学院博士課程修了
1981年防衛大学校助手(電気工学教室)
1984年9月カルフォルニア大学・バ-クレ-校
     ロ-レンツ・バ-クレ-研究所客員研究員
1987年防衛大学校講師(電気工学教室)
1988年防衛大学校助教授(電子工学科)
1994年防衛大学校教授(電気工学科)
1999年防衛大学校教授(通信工学科)
2014年防衛大学校定年退職、
2014年大阪府大客員研究員(2014年~)
2014年防衛大学校名誉教授
2014年大阪府大客員教授(2014年~)
2017年同志社大学非常勤講師(2017年~2019年)
2022年大阪公立大客員教授(2022年~)

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55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

全国

主催者

キーワード

電子材料   通信工学   ナノ構造化学

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