★ ポリマーや粘・接着剤、塗料や化粧品、粒子分散系など 様々な事例とともにわかりやすく丁寧に解説します!

セミナープログラム

【10:30-13:50】
1.高分子レオロジーの基礎と 粘弾性データ解析手法
金沢大学 理工研究域 フロンティア工学系 高分子材料物性研究室 博士 助教 伊藤 麻絵 氏  

【習得できる知識】
・レオロジーと粘弾性測定
・線形粘弾性理論
・無定形高分子の粘弾性
・結晶性高分子の粘弾性

【講座趣旨】
  高機能・高性能な高分子材料の開発において、得られた材料の特性を評価することは必須である。高分子材料はその材料種に特有の緩和時間をもち、これが材料の硬い、軟らかいといった変形に対する応答と密接に関係している。  本講座を通じてレオロジーや粘弾性測定についてのイメージを掴み、実際の測定や解析に活かすことを目指す。まずレオロジーという学問を簡単に紹介したうえで粘弾性測定の重要性を示し、線形粘弾性理論について説明する。さらに、それらの知見を踏まえて、無定形高分子・結晶性高分子の粘弾性挙動について具体例を用いて解説し、実際の材料を扱う際のポイントや解析手法について述べる。

1.粘弾性測定
 1-1 レオロジーとは?
 1-2 粘弾性測定の基礎(応力とひずみ)
 1-3 刺激と応答(因果律)

2.線形粘弾性理論
 2-1 応力緩和(マクスウェルモデル)とクリープ(フォークトモデル)
 2-2 緩和時間
 2-3 緩和時間と観測温度
 2-4 緩和スペクトル
 2-5 静的試験と動的試験

3.無定形高分子の粘弾性
 3-1 高分子の粘弾性の温度依存性
 3-2 温度-時間換算則、シフトファクター、活性化エネルギー
 3-3 ガラス-ゴム転移領域
 3-4 高分子鎖のからみ合い
 3-5 からみ合い点間分子量と臨界分子量

4.結晶性高分子の粘弾性
 4-1 ポリエチレン固体の粘弾性スペクトル
 4-2 緩和強度の算出方法

5.まとめ

【質疑応答】


【14:00-16:30】
2.レオロジー測定データとその解釈 
(株)アントンパール・ジャパン ビジネスユニットキャラクタリゼーション 宮本 圭介 氏

【習得できる知識】
・レオロジー測定の基礎と概要、レオロジー変数の求め方
・様々な高分子材料(溶液、溶融体、固体)に適したレオロジー測定手法の選択
・回転/振動レオロジー測定と動的粘弾性測定(DMA)の使い分け、各測定データの解釈
・成型加工条件の決定における重要なパラメータである緩和時間の取得方法
・各種高分子材料の温度特性、ガラス転移温度(Tg)の求め方と応用事例
・マスターカーブ(温度時間換算則)の求め方と応用事例

【講座趣旨】
 典型的な粘弾性体は高分子材料であり、その分子運動と粘弾性特性との関係を研究目的とし、長年発展してきました。また、多くの高分子材料はフィルムやファイバーのように成形加工され、その加工条件の決定にレオロジー測定が重要なパラメータとして用いられております。 本講演では、初心者の方から既にレオロジー評価に従事されている方に向けて、レオロジー測定の基礎と各種測定手法の解説、最適な測定条件の決定方法など、様々な高分子材料の測定データとその解釈について詳細に解説します。   

1.レオロジーとは
 1.1 粘弾性・レオロジーとは?
 1.2 粘弾性体とは?
 1.3 産業分野における粘度・粘弾性測定の活用例

2.レオロジー測定の基礎
 2.1 レオロジー測定とは?
 2.2 レオロジー測定の概要 〜回転、振動、動的粘弾性(DMA)〜

3.回転(静的)測定の概要
 3.1 回転測定の概要 〜せん断速度の求め方、変形方法、レオロジー変数の求め方〜
 3.2 回転測定の応用例
  (1) ニュートン流動現象 〜粘度が変形速度によらず一定?〜
  (2) シアシックニング 〜粘度が変形速度と共に上昇?〜
  (3) シアシニング 〜粘度が変形速度と共に下降?〜

4.振動(動的)測定の概要
 4.1 振動測定の概要 〜変形方法、レオロジー変数の求め方、固体・液体の応力波形〜
 4.2 各種振動測定の応用例
  (1) 周波数分散測定と測定例 〜長期分散安定性〜
  (2) ひずみ分散測定と測定例 〜内部構造の強さ〜
  (3) 温度・時間分散測定と測定例 〜熱硬化、ゲル化〜

5.動的粘弾性測定(DMA)の概要
 5.1 動的粘弾性測定(DMA)の概要 〜変形方法、レオロジー変数の求め方〜
 5.2 各測定治具の詳細と測定対象物、温度制御システムの選択

6.高分子材料のレオロジー評価
 6.1 高分子材料のレオロジー評価 〜速度または時間の関数としての粘弾性、緩和時間〜
 6.2 主な高分子材料の測定例 〜ガラス転移温度 (Tg)、時間、温度特性〜
 6.3 粘着剤の粘着性、剥離性の評価 〜使用温度、タック性、ピール性〜
 6.4 成形加工におけるレオロジー評価 〜成形条件

【質疑応答】

セミナー講師

1.金沢大学 理工研究域 フロンティア工学系 高分子材料物性研究室 博士 助教 伊藤 麻絵 氏

2.(株)アントンパール・ジャパン ビジネスユニットキャラクタリゼーション 宮本 圭介 氏

セミナー受講料

1名につき 55,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
  • 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
     → https://zoom.us/test
  • 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
    セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
    Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
  • パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
  • セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
    お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
    録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   応用物理一般   接着・粘着

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   応用物理一般   接着・粘着

関連記事

もっと見る