新人のための分析法バリデーションほんとうの基礎講座 ~分析能パラメーターを理解するため分析基礎から学ぶ~
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社シーエムプラス |
キーワード | 分析・環境化学 医薬品技術 医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS) |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Web(Liveオンライン配信) ※会場での開催はありません |
プログラムをさらに初心者向けに改定!
分析法バリデーションがどうして必要で、どんなパラメーターを評価しなければならないか、形だけのバリデーションデータを揃えるのではなく、基本から考えられる応用が利くような分析法バリデーションの基盤を身に着けます。
●申込締切:2023年5月23日(火)
セミナー講師
東京バイオテクノロジー専門学校 講師
帝京科学大学 生命環境学部・医療科学部 元教授
( 一社)医薬品適正使用・乱用防止推進会議 副代表理事 小島 尚 氏
東京薬科大学大学院博士後期課程修了後,ヒューマンサイエンス振興財団流動研究員(所属:国立衛生試験所),母校助手,神奈川県衛生研究所食品薬品部,理化学部等を経て,23年4月から帝京科学大学において食品科学や香粧品等を担当した。2020年4月より現職。バイオテクノロジー医薬品に関する試験法の検討に始まり,神奈川県では医薬品等の製造承認審査の規格及び試験法の妥当性,更に,GMP調査で製造現場に同行した。その間,化粧品や部外品について厚生労働省の医薬部外品原料規格の検討委員,日本薬学会衛生試験法香粧品試験法の検討委員等を務めている。また,神奈川県や薬剤師会などの薬事関連の各種委員も務めた。現在,化粧品や医薬品に関する分析方法や規格設定について講演や執筆などを行っている。
セミナー受講料
1名44,000円(税込)
1社2名以上同時申込の場合,1名につき33,000円(税込)
●講演資料:PDFを送付予定となります
受講について
■ご受講の注意事項(予めご了承の上、お申込み下さい。)
・講義中の録音・録画(静止画・動画)行為は固くお断りします。
・お申込いただいていない方と複数名で視聴することを禁じます。
・テキスト資料の無断複製・転載・販売等、一切を禁じます。
・講義中の妨害等、一切の行為を禁じます。
※上記4点、また類似の行為が認められた場合、強制的に退出して頂きます。また、ご本人及びご所属先の方の今後のセミナー参加をお断りします。
・お客様の利用環境、接続環境による不具合について、弊社は一切の責任を負いません。
・必ず視聴テストを行い、接続不良については自社IT部門等に接続についてご確認ください。
ZOOMシステム要件(外部サイト)
ZOOMテストミーティング(外部サイト)
【申込時】
●受講料はセミナー開催5営業日前の15時までにお振込み下さい。
●定員に達し次第、申込を締め切ります。
●最小開催人数3名に満たない場合、中止とさせて頂きます。
●講師及び当社のコンペティターの場合、受講をお断りする場合がございます。
詳しくはこちらをご確認ください。
セミナー趣旨
分析法バリデーションは医薬品をはじめ化粧品、食品において信頼できる結果を得るために必要な概念です。しかし、理解するには統計学的な知識が欠かせず、敷居の高いものとなっています。
今回のセミナーでは、医薬品等の成分を測定する場合、化学実験をあまり経験したことの初学者でも理解できるように、化学分析の基礎知識から分析能パラメーターを解説します。これにより、分析法バリデーションをイメージできるようになることを目的とした基礎講座です。
セミナープログラム
1.分析法バリデーションとは何か?
~分析法バリデーションが必要な理由とその背景を理解する~
①分析方法が信頼される条件
・分析法バリデーションの対象となる分析方法の範囲
・信頼性を示す根拠(文書)の種類
②評価するための統計の最低知識
・標本の平均、分散(標準偏差)、
・最小二乗法(回帰分析)、相関係数
・ばらつきと偏り
確認問題
2.評価するための分析能パラメーター
~分析方法の信頼性を示すために必要なパラメーターを考えます~
①分析方法を開発する段階で考える手順と項目
・どのような試験方法を組み立てるか(共通する項目を明らかにする)
・選定する手順と選定の順番を明確にする
・考え方ではなく、具体例、LCや光学分析
②評価するための指標
・第1に、特異性、
・ついで、直線性・範囲、
・真度・精度、
・そして検出限界・定量限界
③安定した分析を行うための指標
・頑健性とは何か、その目指すものは何か
・分析法を開発する段階で明示すべきこと。
確認問題
3.試験タイプにより求められる分析能パラメーター
~化学分析の範囲が広いため、その試験法により必須項目が違う~
① タイプⅠ(確認試験)
特異性に突出したタイプ
② タイプⅡ(純度試験)
限度と定量では、それぞれ異なったパラメーターが必要となる
③ タイプⅢ(定量法)
もっとも明確なタイプ、でも、迅速な試験が求められる
確認問題
質疑応答