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日時
【2日間開催】
2023年5月11日(木) 13:00~16:30
2023年5月12日(金) 10:30~16:30
セミナー趣旨
日常生活で使用しているトイレタイー製品をはじめ,化粧品,食品,医薬品および化学品等の製剤中には,増粘剤,安定化剤,被膜形成剤等の何らかの目的で水溶性高分子が配合っされていると言っても過言でない。これは水溶性高分子物質を少量添加するだけで,所期の使用感および機能の向上が図れ,また製剤の安定性向上にも寄与できるためである。しかしながら,水溶性高分子物質は上記に示した特性以外に様々な優れた特性が内在している。本講義では水溶性高分子のユニークな特性について事例研究を中心に紹介した後,界面活性剤共存系での水溶性高分子の特性・機能の拡大について述べる。最後に,水溶性高分子の機能創製を目指したいくつかの事例研究について紹介する。今後の水溶性高分子の分子設計および新製品開発研究の課題解決の一助となれば,幸いである。
セミナープログラム
1.はじめに
2.水溶性高分子の分類とその性質
3.水溶性高分子溶液の物理化学的性質
3.1 水溶性高分子における水の役割
3.2 増粘・ゲル化作用
3.3 レオロジー特性の事例
3.4 非水溶媒系増粘剤
3.5 無機系増粘剤の凝集構造
4.洗浄の基礎科学—衣料洗剤への水溶性高分子の応用
4.1 衣料用洗剤の洗浄手段の探索
4.2 衣料用洗剤
(1) 再汚染防止剤
(2) 高分子ビルダー
5.毛髪の科学と水溶性高分子によるヘアケア原料高度利用技術
5.1 毛髪化粧料の分類
5.2 整髪行動における頭髪/ヘアケア製剤間の相互作用
5.3 毛髪の内部構造
5.4 水溶性高分子によるタンパク質変性抑制効果
5.5 [ 2-in-1 shampooのコンディショニング効果
(1) Trigger Mechanismの原理
(2) カチオン化ポリマーの種類とコンディショニング効果
(3) 複合高分子電解質の相図
5.6 カチオン化ポリマー/高級脂肪酸塩複合塩の乳化特性
6.水溶性高分子によるアイロンパーマの熱損傷抑制効果
7.カチオン化ポリマーによるカラー剤の褪色抑制効果
8.新規高分子物質によるヘアスタイリング剤
9.高分子物質のその他の機能・効果
(1) 保湿性
(2) 殺菌姓
(3) 吸水性
10.水溶性高分子/界面活性剤複合系の相互作用
(1) 界面活性剤の溶解性向上
(2) 界面活製剤の表面張力低下作用
(3) 界面活性剤の可溶化作用向上
(4) 水溶性高分子の粘度増加作用
11.水溶性高分子化合物の新機能創製
11.1バイオポリマー(アルカシーラン)のCompact globule 粒子による乳化特性 (三相乳化)
11.2 アニオン界面活性剤耐性カチオン系高分子柔軟剤
(高分子ベシクル)の柔軟作用
11.3 水溶性高分子系配管抵抗減少剤(DR剤)による 「流れ}の制御
12.おわりに
【質疑応答】
※受講者の皆様の抱える疑問点や問題点について,セミナー開催3日前までに
「事前リクエスト用紙」 (請求書に同封)や 「Eメール」 を御寄せ頂けましたら,
講演中に対応させて頂きます。
セミナー講師
(株)ミルボン 開発本部 開発顧問 理学博士 堀内 照夫 氏
<略歴>
【元】ライオン(株) 研究開発本部
【元】明星大学総合理工学部生命科学 非常勤講師
セミナー受講料
1名につき66,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。
部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
66,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、会場での支払い
開催場所
全国
主催者
キーワード
高分子・樹脂材料 化粧品・医薬部外品技術 化学反応・プロセス
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