
電動車の電池の温度管理(種々の冷却方式,熱源,理想的な冷却方式)
セミナー趣旨
電気自動車やハイブリッド車などの電動車では,大容量のリチウムイオン電池が使われています。この電池は,低温では出力が小さく,高温では寿命が短くなるという課題を抱えています。電池の温度管理は,電池交換という大きな出費を減らし,車両寿命を伸ばすというメリットがあるため重要な課題となっています。本セミナーでは,種々の方式を紹介するだけではなく,その冷熱源についても解説します。さらに理想的な冷却方式についても説明します。
受講対象・レベル
電動車の電池の温度管理にかかわるシステムエンジニア,材料・素材開発者
習得できる知識
電動車にはいろいろな駆動方式があり,その電池の温度管理(主として冷却)には,様々なシステムが採用されています。本セミナーでは,種々の方式の得失を説明します。また電池の冷却・加熱に用いる冷熱源についてもあわせて解説します。電池の温度管理方式がいろいろあるのは,理想的な方式がまだないことを示しています。このセミナーでは,理想的な温度管理方式についても説明します。これらにより,電池の温度管理全般の知識だけではなく,将来の温度管理開発に必要な情報も得られます。
セミナープログラム
1. 電池の温度管理と寿命
・ 電池の高温劣化
2. 温度管理例
・ 冷却システムをもたない電気自動車
・ ハイブリッド車の電池冷却
・ いろいろな車両での電池冷却方式
3. 理想的な温度管理方法
・ 理想的な方式の3条件
・ 理想との乖離
4. 今後の電池への対応
・ 今後,出現する電池では
5. 概括:種々の方式
6. 冷熱源
・ 急速充電と冷却源
・ 加熱源
※ 適宜休憩が入ります。
セミナー講師
原 潤一郎 氏
元 カルソニックカンセイ㈱ 環境技術開発グループ
シニアエキスパートエンジニア
【講師経歴】
・ 日産自動車 … 電気自動車用空調システム,変動気流配風システム,脱臭フィルタ,車室内熱気流のCFD解析など
・ カルソニックカンセイ … CO2冷媒エアコン,電気自動車用空調システム,小型集約型熱交換器モジュール,縦渦発生型フィンを搭載したEGRクーラなど
・ 自動車技術会 … 自動車技術会論文賞,自動車技術会部門貢献賞
・ 外部セミナー講師 … 97件,執筆(共著)… 41件
セミナー受講料
38,500円(税込)
* 資料付
*メルマガ登録者34,100円(税込)
*アカデミック価格26,400円(税込)
★メルマガ会員特典
2名以上同時申込で申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、
1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ アカデミック価格
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、
大学院の教員、学生に限ります。申込みフォームに所属大学・大学院を記入のうえ、
備考欄に「アカデミック価格希望」と記入してください。
受講について
- 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test - 当日はリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
- タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
- お手元のPC等にカメラ、マイク等がなくてもご視聴いただけます。この場合、音声での質問はできませんが、チャット機能、Q&A機能はご利用いただけます。
- ただし、セミナー中の質問形式や講師との個別のやり取りは講師の判断によります。ご了承ください。
- 「Zoom」についてはこちらをご参照ください。
■ お申し込み後の流れ
- 開催前日までに、ウェビナー事前登録用のメールをお送りいたします。お手数ですがお名前とメールアドレスのご登録をお願いいたします。
- 事前登録完了後、ウェビナー参加用URLをお送りいたします。
- セミナー開催日時に、参加用URLよりログインいただき、ご視聴ください。
- 講師に了解を得た場合には資料をPDFで配布いたしますが、参加者のみのご利用に限定いたします。他の方への転送、WEBへの掲載などは固く禁じます。
- 資料を冊子で配布する場合は、事前にご登録のご住所に発送いたします。開催日時に間に合わない場合には、後日お送りするなどの方法で対応いたします。
受講料
38,500円(税込)/人