次世代自動車部材や5G/6G材料など要求が高まる“難燃性”にどう対応するか!
環境に優しく、リサイクル性を持った難燃剤の特徴、処方法!

セミナープログラム

【10:30-12:30】
1.高分子難燃化・不燃化の基礎と難燃性評価
山口大学 大学研究推進機構 産学公連携センター 客員教授 博士 (学術) 大越 雅之氏  

1.高分子難燃及び不燃化の基礎
  1-1 はじめに
    1-1-1 難燃材料とは
    1-1-2 難燃機構と技術概要
  1-2 臭素系難燃剤難燃機構の考察
    1-2-1 熱分解とそのタイミング
    1-2-2 分解物とその作用
    1-2-3 ラジカルトラップとチャー形成における考察
  1-3 リン系難燃剤難燃機構の考察
    1-3-1 ベース樹脂の性質
    1-3-2 リン系難燃剤の分解とその難燃性
    1-3-3 リン系難燃剤の注意点
  1-4 無機系難燃剤難燃機構の考察
    1-4-1 無機難燃剤の種類と効用
    1-4-2 その実例と難燃性
2.難燃性の評価とその規制
  2-1 樹脂材料の難燃試験
    2-1-1 UL-94(5V改正状況)
    2-1-2 限界酸素指数
    2-1-3 コーンカロリメータ
    2-1-4 新UL試験の実施例
    2-1-5 その他の試験方法(発煙量、電線ケーブル試験、車両試験等)
  2-2 難燃性の定量化
  2-3 難燃樹脂の法的規制動向
    2-3-1 新RoHs
    2-3-2 Rearch
    2-3-3 臭素系難燃剤
    2-3-4 三酸化アンチモン、ビスフェノールA系材料の動向
    2-3-5 リン系難燃材
  2-4 難燃剤のみらい
【質疑応答】


【13:20〜14:50】
2.ノンハロゲン難燃剤の特長と処方事例
(株)ADEKA 樹脂添加剤開発研究所 改質剤開発室 主任 阪野 圭亮 氏

【習得できる知識】
・各種難燃剤の作用機構と特徴
・イントメッセント系難燃剤、その他難燃剤の特長と用途
・近年の難燃剤の技術動向

【講座趣旨】
  ポリオレフィン用途として一般に用いられている難燃剤の特徴を述べる。中でもイントメッセント系難燃剤にフォーカスして各種難燃規格に準拠した試験結果をもとにその特性を述べる。近年の難燃材料の技術動向についても紹介する。

1.難燃剤の種類と難燃メカニズム
 1.1 難燃剤とは?
 1.2 各種難燃剤の難燃メカニズム
 1.3 イントメッセント系難燃剤について
2.イントメッセント系難燃剤FP-2000 シリーズの用途展開
 2.1 燃焼時の発煙量と煙毒性
 2.2 イントメッセント系難燃剤の基本性能
 2.3 用途別の難燃剤・添加剤処方(耐熱・耐候)
 2.4 近年の技術動向(高難燃・リサイクル性)
3.フィルム向け難燃剤について
 3.1 アデカスタブFP-T80 の紹介
 3.2 フィルム向け難燃性試験評価
4.エンプラ向け難燃剤FP-900L について
 4.1 アデカスタブFP-900L の紹介
 4.2 難燃性・物性の評価
 4.3 リサイクル性の確認
【質疑応答】


【15:00〜16:00】
3.安全性の高い臭素系難燃剤の開発 〜持続可能な社会を目指して〜
東ソー(株) 有機材料研究所 有機合成グループ  主任研究員 川邉 康介 氏

【習得できる知識】
・臭素および臭素系難燃剤の基礎知識
・臭素系難燃剤の変遷と規制動向
・環境に配慮した臭素系難燃剤の開発動向

【講座趣旨】
  資源としての臭素について学習する。次いで、臭素の主用途である臭素系難燃剤に関して基礎から最近の情報・開発動向について理解を深める。

1.臭素の基礎知識
 1.1 臭素とは
 1.2 資源としての臭素
 1.3 臭素の製造方法
 1.4 臭素の用途
2.臭素系難燃剤の基礎知識
 2.1 難燃剤の種類と特徴
  2.1.1 低分子の臭素系難燃剤
  2.1.2 高分子の臭素系難燃剤
 2.2 臭素系難燃剤の使用方法
 2.3 臭素系難燃剤の評価方法
 2.4 臭素系難燃剤の市場動向
3.臭素系難燃剤の規制動向
 3.1 臭素系難燃剤の変遷
 3.2 欧州における環境規制
 3.3 米国における環境規制
 3.4 アジアにおける環境規制
4.臭素系難燃剤の展望
 4.1 環境に配慮した臭素系難燃剤
 4.2 最新のリスク評価研究
【質疑応答】

セミナー講師

1.大越 雅之 先生   山口大学 大学研究推進機構 産学公連携センター 客員教授 博士 (学術) 
2.阪野 圭亮 先生   (株)ADEKA 樹脂添加剤開発研究所 改質剤開発室 主任 
3.川邉 康介 先生   東ソー(株) 有機材料研究所 有機合成グループ 主任研究員 

セミナー受講料

1名につき 60,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
  • 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
     → https://zoom.us/test
  • 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
    セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
    Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
  • パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
  • セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
    お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
    録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

60,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

安全規格   安全工学一般   高分子・樹脂材料

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

60,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

安全規格   安全工学一般   高分子・樹脂材料

関連記事

もっと見る