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2024-06-06
高分子材料の劣化メカニズムから事例を交えた劣化防止対策 ~必須基礎から劣化防止剤の配合設計、外観不良の原因と対策まで~ <東京会場セミナー>
[東京・大井町]きゅりあん5階 第4講習室
~正しい前処理、分析方法を選択するには?~
本セミナーでは、高分子材料によく使用される各種添加剤を中心にその種類と役割について紹介した後に具体例を交えて添加剤の分析方法について解説する。
セミナー趣旨
材料中には多種の添加剤が様々な濃度で添加されており、それらの定性・定量を行うには適切な前処理と分析方法を選択する必要がある。目的とする添加剤、高分子の種類、分析目的に合わせた前処理方法について解説するとともに、機器分析技術の原理や分析方法について具体例を交えて述べる。また、よく使用される高分子材料添加剤の中でも分析困難な物質として知られるヒンダードアミン系光安定剤 (HALS) について、汎用的な機器を用いて分析した例を解説する。
受講対象・レベル
高分子製品分析担当者(内容は初級者向けです)
習得できる知識
・汎用のプラスチック、加硫ゴムに使用される添加剤の役割と種類
・添加剤分析のための前処理法(抽出の準備、抽出方法、固相抽出)
・分析機器の基本知識と使用方法
・添加剤の種類に併せた分析装置の選び方
セミナープログラム
1. 高分子材料用添加剤概論
1.1 添加剤の役割
1.2 添加剤の種類
1.2.1 プラスチック用添加剤
1.2.2 ゴム用添加剤
2. 添加剤の分析方法
2.1 分析のための前処理
2.2 有機添加剤の分析方法に関する基礎知識と分析事例
2.2.1 ガスクロマトグラフィー (GC)
~カラム、検出器の選択、試料導入方法や誘導体化方法~
2.2.2 液体クロマトグラフィー (HPLC)
~カラム、測定モード、検出器の選択方法 プラスチック添加剤を例として~
2.2.3 質量分析 (MS) 法
2.2.4 薄層クロマトグラフィー (TLC)
2.2.5 フーリエ変換赤外分光 (FT-IR)法、ラマン分光法
2.2.6 核磁気共鳴 (NMR) 法
2.3 無機添加剤の分析方法と分析事例
2.3.1 元素分析
~電子線マイクロアナリシス (EPMA)及び蛍光X線分析 (XRF) 、
誘導結合プラズマ発光 (ICP-OES) 法の目的、特徴、前処理について~
2.3.2 X線回折 (XRD) 法
3. ゴム・プラスチック材料の添加剤の分析方法
3.1 架橋剤、加硫促進剤の分析方法
3.2 有機添加剤(安定剤・可塑剤・滑剤など)の定性、定量分析
3.3 カーボンブラック、シリカの定性・定量分析
3.4 無機充填材の分析
4. 応用分析事例紹介
4.1 ヒンダードアミン系光安定剤 (HALS) の分析例
4.2 添加剤の変質を原因とする製品変色の分析例
□ 質疑応答 □
セミナー講師
2004年3月 名古屋工業大学大学院 材料工学専攻 修了
2004年4月 財団法人化学物質評価研究機構 入構
2012年3月 九州大学大学院 統合新領域 オートモーティブサイエンス専攻 修了
セミナー受講料
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44,000円( E-mail案内登録価格41,800円 )
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