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セミナー趣旨
自動車の製造には多くの接着剤が使用されています。ウレタン系接着剤は組立工程のダイレクトグレージング材として広く採用されています。また、近年の軽量化の流れの中で鉄以外の素材の採用も進行し、それとともに異種材料を接合するためにウレタン系を含めた接着接合を採用する例も増えました。最近よく耳にするサステナビリティ、カーボンニュートラルといったキーワードに代表される動きから自動車製造における接合においても新たな課題が生まれています。
本講座では自動車の製造に使用されている接着剤や接着接合の評価方法についてご紹介し、ダイレクトグレージング材を通してウレタン系接着剤の基礎についてお話しいたします。また自動車用に採用されている異種材の接着接合事例、最近の自動車製造における動きに対応するための接着接合における技術課題についてご紹介します。
セミナープログラム
1.自動車の製造工程と接着剤
1.1 自動車の製造工程
1.2 車体工程で使用される接着剤
1.3 塗装工程で使用される接着剤
1.4 組立工程で使用される接着剤
2.接着の基礎
2.1 接着剤の3要素
2.2 接着接合の長所・短所
2.3 接着メカニズム
2.4 接着剤の種類と特徴
3.接着接合の評価方法
3.1 JISの接着評価
3.2 自動車での接着評価
3.3 接着工程管理と接着特性
3.4 接着信頼性評価の考え方
4.ウレタン系接着剤の基礎
4.1 ウレタン系接着剤の分類
4.2 ウレタン系接着剤の特徴
4.3 ウレタン系接着剤の配合処方例
4.3.1 1液タイプ
4.3.2 2液タイプ
4.3.3 反応形ホットメルトタイプ
5.ダイレクトグレージング材
5.1 ダイレクトグレージング工法と特徴
5.2 代表的な吐出設備
5.3 代表的な配合成分
5.3.1 プレポリマー
5.3.2 カーボンブラック
5.3.3 可塑剤
5.3.4 触媒
6.ダイレクトグレージング材の高機能化事例
6.1 プライマーレスタイプ
6.2 剛性付与タイプ
6.3 ホットアプライタイプ
6.4 1.5液タイプ
7.新用途採用動向
7.1 樹脂ガラス接着
7.2 ガラス回り部品接着
7.3 樹脂部品接着
7.4 自動車製造における樹脂接着に対応するための配合技術
8.自動車におけるカーボンニュートラル、サステナビリティと接着接合の技術動向/課題
8.1 自動車製造工程における接着接合の技術動向
8.2 適用拡大のための課題
セミナー講師
荒木 公範 氏
(元)横浜ゴム(株) 高機能接着研究室
横浜ゴム入社後、圧延ロール用材料、水中防探材の開発に従事。接着剤、シーリング材を扱うハマタイト事業部に異動後、ウレタン系接着剤26年、エポキシ系接着剤8年、フェノール系接着剤4年、ホットメルト系接着剤4年(重複期間あり)計30年接着剤の商品開発に従事。この間、約2年自動車メーカーに出向しウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤を担当。
セミナー受講料
45,100円 (Eメール案内希望価格:1名39,600円,2名45,100円,3名66,000円)
※資料(講義で投影する資料)付
※Eメール案内を希望されない方は、「45,100円×ご参加人数」の受講料です。
※Eメール案内(無料)を希望される方は、通常1名様45,100円から
★1名で申込の場合、39,600円
★2名同時申込の場合は、2名様で45,100円(2人目無料)
★3名同時申込の場合は、3名様で66,000円
★4名以上同時申込の場合は、3名様受講料+3名様を超える人数×19,800円
※2名様以上の同時申込は同一法人内に限ります。
※2名様以上ご参加は人数分の参加申込が必要です。
ご参加者のご連絡なく2様以上のご参加はできません。
<Webセミナーのご説明>
本セミナーはZoomウェビナーを使用したWebセミナーです。
※ZoomをインストールすることなくWebブラウザ(Google Chrome推奨)での参加も可能です。
お申込からセミナー参加までの流れはこちらをご確認下さい。
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<禁止事項>
セミナー当日にZoomで共有・公開される資料、講演内容の静止画、動画、音声のコピー・複製・記録媒体への保存を禁止いたします。
<配付資料について>
・本セミナーの資料はPDF形式(電子データ)の予定です。
・e-mail添付 または ダウンロード方式にて配布いたします。
受講料
45,100円(税込)/人
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