
以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
○OLED、ミニLED、マイクロLED、量子ドット、QD-ELなど激動ディスプレイ業界の最新市場・技術動向を掴む。
○注目・最先端デバイスの構造、性能、材料・製造技術と課題について特許調査や各社の最新発表の分析も交え、将来動向含め解き明かします!
セミナー趣旨
2023年の電子機器の方向性を占う国際展示会「CES2023」がリアル展示で開催された。OLEDを使用したディスプレイ機器のピーク輝度が飛躍的に向上した。TV、モニター用途での性能向上の中心は、韓国Samsung Display(SDC)が量子ドットOLED(QD-OLED)の第2世代技術と、LG Display(LGD)の白色OLED(WOLED)の第3世代技術の競演による。ディスプレイピーク輝度は共に2000nitsに到達した。対抗するMini-LED BLを採用した液晶ディスプレイ(LCD)のテレビセットは、Samsungの8K解像のQN900Cモデルでピーク輝度4000nit、HisenseのULED Xモデルで2500nitsをアピールした。
CESはモバイルよりも大型TVが主催の展示会であるのでモバイル製品は少ないが、昨年はSamsungがフォルダブルOLEDを使ったGalaxy Z Fold4を発売した。モジュールから金属板を廃止しFRP(繊維強化プラスティック)を使うことで薄型軽量、そしてCOE(カラーフィルタオン封止膜)を使って消費電力を低減した先進のスマートフォンである。
本セミナーでは、上記最先端の大型TV用やモバイル用ディスプレイ技術を紹介し、その構造・性能・課題を明らかにする。 さらに、本セミナーではLCD、そしてOLEDの後継を狙う次世代のデバイス技術であるマイクロLEDディスプレイ(μLED)そして量子ドットエレクロルミネッセンス(QD-EL)デバイスの構造、製造、材料技術を米国特許調査やSID国際学会講演の内容分析で、将来動向含めて解き明かす。
受講対象・レベル
・基礎知識としてディスプレイ全般の技術の習得をお考えの方
・ディスプレイ関連部材のマーケティングでの販路拡大を検討している方
・ディスプレイ材料の開発者で用途拡大での知見を得たいと考えている方
・装置視点からディスプレイ市場技術動向を把握したい方
必要な予備知識
・高等学校の物理、化学の基礎知識
・この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ない
習得できる知識
・ディスプレイの性能としての重要項目の基礎技術
・ディスプレイ市場・技術動向
・ディスプレイの最新技術(OLED、Mini-LED、量子ドット、マイクロLED、LCD)
など
セミナープログラム
1.ディスプレイ・デバイスの構造と動作原理
1)LCD、OLEDの構造と動作原理(LCD、RGB-OLED、大型WOLED)
2)フォトルミ(PL)QD、QD-OLEDの構造と動作原理
3)μLEDディスプレイの構造と動作原理
2.CES2023おけるディスプレイ搭載機器トピックスとディスプレイ・デバイスの戦国絵巻
1)Mini-LED LCD、μLED Display搭載機器(TV、モニター、ノート)トピックス
2)OLED Display搭載機器(TV、モニター、ノート)のトピックス
3)Flexible OLEDパネル、AR・VR用機器トピックス
4)ディスプレイ・デバイスの戦国絵巻、市場毎製品輝度分布、製品ライフサイクル
3.CES2023の技術解説
1)SDCのQD-OLED第2世代技術
2)LGDのWOLED第3世代技術(マイクロレンズアレイMLAを中心として)
3)QD-OLED、WOLED採用のTVセットのSide by Side光学特性比較
4)SDCのFlex Hybrid (Fold+Slide)フレキシブルOLED技術
4.Mini-LED BL搭載LCDの構造・動作・性能解析、次世代のa-Si TFT駆動ガラス基板BL
1)前進のフレアレイ・ローカル・ディミング駆動直下(FAL)BLの構造・動作・課題
2)Mini-LED BL数量を急増させたiPad Pro 12の構造・高画質性能
3)Mini-LED BL搭載Samsung TVの表示性能・画質改善策への課題
4)TCLの75” a-Si TFT駆動Mini-LED BL搭載LCDの構造・製法(SID2020報告)
5.フォルダブルOLED搭載Galaxy Z Fold4の技術解析
1)Galaxy Z Fold4仕様、基本性能のまとめ
2)2021モデルFold3モデルのDisplayモジュール構造とFRP採用状況
3)2022年Fold4 Displayモジュール分解状況の解析と断面構造推定
4)比較:デジタイザーの無い最新Galaxy Z Flip4のDisplayモジュール構造
5)Z Fold4搭載UDC(画面下カメラ)技術の解析
6)Z Fold4搭載Eco2 OLED Plus技術
7)Z Fold4搭載Eco2 OLED Plus外光反射特性とその解析
6.AR・VR機器提案とマイクロディスプレイの開発状況
1) ARとVR機器に要求されるディスプレイ仕様の違い、市場動向
2)高性能を供給するVR用のμOLED(OLEDoS)、AR用モノリシックμLED(LEDoS)ディスプレイ
7.最新IDW2022に見る注目技術講演トピックス
1)IJP対応QD-CF黒バンク樹脂材料(Merck Elec.:日本)
2)高移動度を実現する非IGZOスパッタ材料(三井金属:日本)
3)重金属フリーQD-EL発光材料の最新レビュー(Nanosys:米国)
4)AMOLED用LTPO TFTプロセスのTFT工程の電極工程簡略化(SHARP:日本)
8.2023年CESを含む市場別ディスプレイ輝度まとめと進化の製品サイクル
<質疑応答>
*途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
セミナー講師
小野 記久雄 先生 サークルクロスコーポレーション フェローアナリスト
■ご略歴
1982年日立製作所日立研究所入所。半導体IC、LTPS開発に従事。
1993年日立製作所電子管事業部(後の日立ディスプレイズ)へ異動。
TFT-LCD開発。特にTV用IPS-LCDの開発を主な担当とする。
2009年パナソニック液晶ディスプレイ株式会社へ異動。
FPD技術調査(LCD、OLED、QLED、μLEDなど)を行う。2017年末退職。
2018年1月よりサークルクロスコーポレーションFellow Analyst 就任。
<著書(共同執筆)>
Edited by S. Ishihara et. Al., “High Quality Liquid CrystalDisplays and Smart Devices” IET(UK) (2019)
<受賞歴>
「2013年(公社)発明協会 全国発明表彰、発明賞」
「2015年文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)受賞テーマ
「広視野角で低消費電力を実現したIPS方式液晶パネルの開発」」
登録特許457件保有、特許分析に精通。
■ご専門および得意な分野・ご研究
ディスプレイ・デバイスの技術分野、関連する特許調査・解析
セミナー受講料
【オンライン:見逃し視聴なし】 1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンライン:見逃し視聴あり】 1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbps以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
- 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
- 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
受講料
47,300円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
47,300円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、コンビニ払い
開催場所
全国
主催者
キーワード
電子デバイス・部品 半導体技術 VR(仮想現実)/AR(拡張現実)
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47,300円(税込)/人
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電子デバイス・部品 半導体技術 VR(仮想現実)/AR(拡張現実)関連セミナー
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