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セミナー趣旨
次世代の移動通信システムとして、5Gの通信サービスが提供されていますが、さらにその先のBeyond 5G/6Gの研究開発も既に活発に進められています。5G通信インフラとして重要な役割を果たしている光ファイバ伝送技術ですが、今後もさらなる高度化を見据え、新しい伝送技術が検討されております。
本セミナーでは、今後の導入が期待される光ファイバやその伝送技術について、わかりやすく解説します。また、5GやBeyond 5G/6Gにおける光ファイバ伝送技術の役割についても解説いたします。後半では、最近注目を集めている光エネルギーで電力を送る光無線給電技術および光ファイバ給電技術を紹介します。とりわけ、光ファイバ伝送技術の新たな付加価値として、高速伝送のみならず、遠隔機器の自立給電を可能とする光ファイバ給電技術について、最新の研究成果や技術動向を含め、詳しく解説いたします。
セミナープログラム
1 光ファイバ通信技術
1.1 光ファイバ通信の概要
1.2 単一モード光ファイバ
1.3 マルチモード光ファイバ
1.4 マルチコア光ファイバ
1.5 プラスチック光ファイバ
1.6 空孔コア光ファイバ
2 光ファイバ通信の発展と現状
2.1 光ファイバ通信容量の推移
2.2 波長分割多重(WDM)伝送
2.3 デジタルコヒーレント伝送
2.4 光ファイバ伝送における入力パワー限界
2.5 空間分割多重(SDM)伝送
2.6 モード分割多重(MDM)伝送
3 Beyond 5G/6Gに向けた光ファイバ通信技術
3.1 5GからBeyond 5G/6Gへ
3.2 光ファイバ無線伝送
3.3 デジタル・アナログ光ファイバ無線伝送
3.4 光無線融合アクセス技術
3.5 ビームフォーミング
3.6 無線基地局における今後の課題
3.7 THz・光無線通信
3.8 車載光通信信
4 光ファイバ給電技術
4.1 光ファイバ給電とは
4.2 光ファイバ給電で駆動する無線基地局
4.3 光ファイバ給電向け光ファイバ
4.4 大電力光ファイバ給電技術
4.5 光ファイバ給電の最新技術動向
5 Beyond 5G/6Gに向けた今後の展望
セミナー講師
松浦 基晴(まつうら もとはる) 氏
国立大学法人電気通信大学 大学院情報理工学研究科 情報・ネットワーク工学専攻 教授(博士(工学))
<略歴>
2004年,電気通信大学 電気通信学研究科 電子工学専攻 博士後期課程修了(博士(工学)).その後,産学連携博士研究員を経て,2006年より電気通信大学 電気通信学部 情報通信工学科 助教.現在,同大学 情報理工学研究科 情報・ネットワーク工学専攻 教授.この間,2010~2011年にオランダ・アイントホーフェン工科大学 訪問研究員を併任.主な研究分野は,光ファイバ伝送、光信号処理技術,光ファイバ給電技術.
セミナー受講料
お1人様受講の場合 50,600円[税込]/1名
1口でお申込の場合 61,600円[税込]/1口(3名まで受講可能)
受講申込ページで2~3名を同時に申し込んだ場合、自動的に1口申し込みと致します。
受講について
- 本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、お申込み前にZoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認下さい。
- インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。
- 受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
受講料
50,600円(税込)/人
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