【中止】ソープフリー乳化重合など低環境負荷な乳化重合法によるポリマー微粒子の粒径分布制御

○ポリマー生産のホットトピック、ソープフリーなど低環境負荷な乳化重合法を最新研究例交え詳解!
○基本原理や粒径・粒子数の制御因子、ナノ~ミクロンまで様々なサイズにおける合成のコツ、粒径が均一な単分散微粒子の合成と応用まで。

セミナー趣旨

  乳化重合は工業的なポリマー生産で欠かせない合成法です。モノマー・重合開始剤・界面活性剤・水で構成される不均一反応系であるこの乳化重合の歴史は古く、数多くの研究者・技術者がその発展に貢献してきました。近年ではまた、各種の規制強化に伴って界面活性剤をはじめとする乳化剤の使用が制限されるため、低環境負荷なポリマー生産法の開発が求められる現状にあります。
  本セミナーでは、乳化重合法の基本的な原理の理解に加え、界面活性剤を使わないソープフリー乳化重合系など、環境負荷を軽減するクリーンな重合系反応系についての理解を深めていただくことを目的とします。乳化重合法における粒子生成メカニズムや粒径分布(粒子数)に関する知見をベースとして、共重合系に関する基礎から、低環境負荷な乳化重合法について、最近の研究例を踏まえ、ひとつひとつ詳細に説明します。さらに、講演者が取り組んできたソープフリー・環境低負荷型乳化重合法について、粒径が均一なポリマーナノ粒子を合成するコツなど講演者の体験談を踏まえた実用的な内容も多く含むことを予定しています。

受講対象・レベル

・フィラーなど微粒子開発・製造業務に携わって間もない若手技術者や新人の方
・新しくポリマー合成・ポリマー微粒子生産に携わる技術者の方全般
・ポリマー合成法の開発・改良に取り組む熟練技術者の方
・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です

習得できる知識

・ソープフリー乳化重合および乳化重合の基本原理
・低環境負荷な乳化重合法の考え方
・各合成法における微粒子設計の指針(粒径、共重合比、固形分濃度など)
・単分散ポリマー粒子合成のためのコツ(ナノ~ミクロンサイズまでの幅広い粒径域)
・単分散ポリマー粒子の応用(コロイド結晶、基本から最新まで)
   など

セミナープログラム

1.乳化重合法(EP)の基礎
 1-1. ポリマー微粒子の一般的な用途と各用途で求められる粒径
 1-2. 重合法の種類と粒径制御範囲
 1-3. 乳化重合法(EP)の歴史
 1-4. EPの基本原理
 1-5. EPの粒子生成メカニズム
 1-6. エマルションとは(ミニ・マイクロエマルション)
 1-7. ラジカル重合と共重合系の基礎
 1-8. EPの反応器設計
 1-9. 重合時の注意
 1-10. EPで使用される界面活性剤や重合開始剤、添加剤の種類や特徴
 1-11. EPの古典理論(Harkins,Smith-Ewart理論)
 1-12. EPにおける粒径・粒子数の制御因子(界面活性剤濃度など添加剤の影響)
 1-13. EPにおける共重合
2.ソープフリー乳化重合法(SFEP)~界面活性剤を不用の低環境負荷合成法~
 2-1. SFEPとEPの違い
 2-2. SFEPの粒子生成メカニズム
 2-3. SFEPにおける粒径・粒子数の制御因子
 2-4. SFEPにおける粒径が均一な単分散粒子の合成
 2-5. SFEPにおける単分散化メカニズム
 2-6. ナノ~ミクロンサイズの単分散粒子の合成
 2-7. イオン性コモノマー添加によるナノ粒子合成
 2-8. ミクロン粒子合成の基本指針
 2-9. シード重合法によるミクロン粒子合成
 2-10. SFEPにおける最近の研究開発例の紹介
3.環境低負荷型乳化重合法(EFEP)~単分散ポリマーナノ粒子合成~
 3-1. EFEPとEPの違い
 3-2. EFEPの粒子生成メカニズム
 3-3. EFEPにおける粒径・粒子数の支配因子
 3-4. EFEPにおける界面活性剤種の影響
 3-5. 粒径が均一なナノ粒子合成の成功例
 3-6. EFEPにおける最近の研究開発例の紹介
4.粒径が均一な単分散ポリマー微粒子材料の用途展開
 4-1. 単分散ポリマー微粒子開発の意義
 4-2. 単分散ポリマー微粒子合成の歴史
 4-3. ポリマーコロイド結晶の基礎
 4-4. ポリマーコロイド結晶を基盤とした材料開発
 4-5. 単分散ポリマー微粒子材料に関する講演者の研究開発例の紹介
<質疑応答>


*途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

セミナー講師

 石井 治之 先生   山口大学 大学院 創成科学研究科 准教授(テニュアトラック) 

■講師紹介
大阪大学大学院基礎工学研究科で博士(工学)取得(2009年)。
東北大学大学院工学研究科の助教に赴任後から現在に至るまで、10年以上にわたり本講演テーマの研究に従事。
この研究にて、2017年度化学工学会研究奨励賞を受賞。
2019年より現職。
■専門
化学工学、材料科学。現在、山口地区化学工学懇話会で事務局を担当。
■研究室HP
http://141.kankyo.yamaguchi-u.ac.jp/

セミナー受講料

【オンライン:見逃し視聴なし】 1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンライン:見逃し視聴あり】 1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
    お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
    お申込みは4営業日前までを推奨します。
    それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
    テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbps以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
    確認はこちら
    ※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。
  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
    ※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
     必ずテストサイトからチェック下さい。
     対応ブラウザーについて(公式) ;
     「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です

  • 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
  • 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
    セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
    尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
    ※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
    (見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
    こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   ナノ構造化学   高分子・樹脂材料

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

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化学反応・プロセス   ナノ構造化学   高分子・樹脂材料

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