<速習セミナー> テラヘルツ波による非破壊・非接触センシング
開催日 |
12:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 光学技術 電気・電子技術 応用物理 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【新宿区】新宿文化センター |
交通 | 【地下鉄】東新宿駅 |
〜実用化が近づいたテラヘルツ・イメージングの応用〜
★ テラヘルツ光学は発展途上の研究分野です。
★ 更に広い範囲の応用可能性について議論しましょう!
講師
東北大学 大学院工学研究科
知能デバイス材料学専攻 情報デバイス材料学講座
教授 工学博士 小山裕 先生
【専門】
半導体電子工学/テラヘルツデバイス/テラヘルツ光源/テラヘルツ応用
受講料
1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
■はじめに
本講演では、近年実現されたテラヘルツ波発生方法について、種々の光学的発生方法と電子デバイス発生方法について紹介し、その動作原理や特徴について概説する。また応用として、木材やコンクリートといった非極性物質に対する高い透過性を利用した構造物欠陥探傷応用について紹介する。テラヘルツ光学は発展途上の研究分野です。本講演を端緒に、更に広い範囲の応用可能性についてご議論を頂ければ幸いです。
■受講対象
テラヘルツ波を用いた産業応用に興味がある方。
■本セミナーに参加して修得できること
・種々のテラヘルツ波発生原理・装置の概要
・テラヘルツ波を用いた安全なインフラ健全度診断技術応用例
・テラヘルツ波分光イメージング応用
セミナー内容
1.テラヘルツ波の発生原理及び発生装置概要
1)非線形光学現象を用いた発生:差周波混合
1-1 GaP、GaSeパルス 広帯域連続波長掃引テラヘルツ光源
1-2 CW(連続波) 超狭線幅広帯域テラヘルツ光源
2)半導体電子デバイス光源
2-1 タンネットダイオード
2-2 半導体中の浅い準位の光学遷移を用いた超小型光源
2-2-1 ゲルマニウム超小型光源
2-2-2 半絶縁性ガリウムヒ素超小型光源
2-3 ガンダイオード
2-4 インパットダイオード
2-5 量子カスケードレーザー
3)時間領域分光測定の概要
2.テラヘルツ分光イメージング応用
1)インフラ構造物の健全度診断
1-1 建造物欠陥診断
1-1-1 木材のテラヘルツ透過特性
1-1-2 木材内部の節・木目の可視化
1-1-3 木材への水の浸潤の可視化
1-1-4 木材中の穿孔(虫食い穴を模擬)の検出
1-1-5 断熱材中の空洞・水・金属の検出
1-1-6 コンクリートのテラヘルツ透過特性
1-1-7 コンクリートへの水の浸潤の可視化
1-1-8 コンクリート中の空洞検出
1-1-9 コンクリート中の鉄筋腐食状態可視化
1-1-10 コンクリートのクラックの可視化
1-1-11 セラミックスタイルの接着不良部検査
1-1-12 エクストラドーズド鋼橋等の外ケーブル内部鋼線可視化
1-2 絶縁被覆電線の内部素線の非破壊健全度診断
1-2-1 銅素線のテラヘルツ反射特性:腐食の影響
1-2-2 絶縁被覆電線内の銅素線の腐食度の非破壊計測
1-2-3 絶縁被覆電線内の銅素線の非破壊断線検出
1-2-4 絶縁被覆アルミ素線の可視化
2)コーティングされた鋼板上の見えない腐食物検査
2-1 亜鉛メッキ鋼板上の腐食生成物の非破壊・非接触分析
2-2 樹脂コーティングされた鋼板上の腐食検出
2-3 樹脂コーティングされた鋼板上の凹凸検出
3)紙葉類の検査技術応用
4)生体関連物質への分光応用
4-1 医薬品の水和の検出とイメージング
4-2 医薬品のカイラリティー(左右対称性)識別
4-3 サブテラヘルツ光源による模擬血糖値非侵襲測定
5)リアルタイムイメージング応用
3.まとめ