界面活性剤の基礎から身に着ける最適な分散剤の選定ノウハウと分散評価


~分散の三要素「ぬれ性」「解きほぐし性」「安定性」をマスター~

~粒子径と分散剤の種類・分子量・添加量の関係は?~

~水系分散から溶剤系分散まで~


★ ナノ粒子の分散にも通じる分散の三要素をマスターしよう。界面活性剤の基礎、粉体の基礎からしっかり解説します。

★ 分散剤の選定から始まり添加して分散体を評価するまでのプロセスに科学的裏付けが抜けたまま取り組んでいませんか?


★ 扱う粉体・粒子や溶媒に応じて最適な調整ができるように、この機会に学習しませんか?



講師


キレスト(株)、(株)三ツワフロンテック 技術顧問 成見 和也 氏


受講料


48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


【キャンペーン!2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額 の24,300円)】
※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。


趣旨


 最近電子用セラミックス、電池、プラスティックの強度アップ、インクジェット等々で超微粒子粉末が検討されている。その代表的なものがナノ粒子と呼ばれる1nm~100nm(0.1μ)の粒径の粉末の活用である。粒子はその粒子径が小さくなるほど凝集しやすく、これらの凝集粒子を如何に解きほぐし安定なスラリーにするかは工夫が必要である。
 このセミナーでは分散の面からこれらナノ粒子も含め粉体の性状を知ってもらい、これらの粉体を沈降・分離の無い安定なスラリーにするための湿潤・分散剤をどう選択するか。このためには50数年前に考案された“分散の三要素”の理解と応用が必要である。古い考えであるが現在のナノ粒子の分散にも十分に通じる基本的な概念であり、これらを理解するには界面活性剤の基礎知識が必要になる。これらの理解を元にどのように最適分散剤(湿潤・分散剤)を選定し、評価するかについて説明する。


プログラム


1.分散とは・・・分散及び分散剤とは

2.粉体とは:粉体の粒子径(Particle Size)と粒子形(Particle Shape)と分散との関係
 2.1 粒子径と粉体凝集性・・・何故粉体は凝集するのか、しているのか。
 2.2 粒子形と粉末凝集性・・・板状粉体(平面体)は凝集しやすい。毛管力。
 2.3 粒子の持つ表面エネルギーと凝集性・・・粉塵爆発の大きなエネルギー
 2.4 等電点とは・・・系のPHによって粉体の電荷が変化。分散との関係は。

3.分散の理解につながる界面活性剤の知識とは
 3.1 界面活性剤の国際定義・・・定義にある“有益な作用を持つこと”とは
 3.2 界面活性剤の基本的性質
 3.3 界面活性剤のイオン性・・・アニオン、カチオン、ノニオン、両性

4.分散を理解するために必要な界面活性剤の知識
 4.1 表面張力とは・・・お互いに接する面積を最小にしようとする力
 4.2 ぬれとは ・・・凝集した粉末粒子ぬらし、膨潤状態にする力
 4.3 ミセルとは・・・ミセルが出来て初めて界面活性剤として働く
 4.4 HLBとは・・・親水性と親油性のバランス。粉末の極性により使い分けをする

5.DLVO理論と分散について
 5.1 電気二重層と分散性の関係
 5.2 ゼータ電位と分散性の関係

6.分散の三要素について
 6.1 ぬれ性(初期分散性)・・・凝集した粒子をぬらし、膨潤させる
 6.2 解きほぐし性・・・膨潤した粒子を機械的に解きほぐし一次粒子とする
 6.3 分散体(スラリー)の安定性・・・経時的な凝集・沈降を防止する

7.分散(剤)の考え方と選定、評価方法
 7.1 分散剤ならどのような粉体でも分散できるか
 7.2 分散を考える時のキーポイント
 7.3 高分子分散剤と低分子分散剤(湿潤・分散剤)の違い
 7.4 高分子分散剤の粉体への吸着特性

8.水系分散剤選定のポイント
 8.1 粉体の粒子径と分散剤の種類・分子量の関係
 8.2 粉体の粒子径と分散剤の推定添加量
 8.3 高分子分散剤と低分子分散剤の表面張力
 8.4 ノニオン界面活性剤のHLBと分散性の関係
 8.5 要求(所要)HLBとは

9.最適分散剤選定及び最適分散評価法について
 9.1 スパチュラ法・・・粉体と最適分散剤、最適添加量のスクーリング
 9.2 粘度・添加量曲線・・・(9.1)を元にした最適分散剤、最適添加量の絞り込み法
 9.3 試験管沈降法・・・試作分散体の経時分離・沈降測定法
 9.4 グロス試験・・・目視による簡易分散状態の測定法

10.溶剤系分散の選定のポイントについて
 10.1 分散剤/溶媒/粉体の相関による分散性の違いについて
   *溶媒と分散剤の相溶性、親和性の簡易試験法
 10.2 SP値の考え方、使い方・・・発展形のHSP(ハンセンパラメーター)について
 10.3 ソーレンセンの酸・塩基相互作用の考え方、使い方・・・強い吸着層の形成

11.分散剤メーカー及び代表品名一覧

12.参考資料、書籍一覧・・・分散を勉強するための文献。資料の紹介

13.その他;イオン別界面活性剤例(一覧)

 □質疑応答・名刺交換□


 


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

化学技術   応用物理

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