電波吸収体の5Gに向けた設計技術と部材開発

60,500 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 16:15 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 電子デバイス・部品   通信工学   ナノ構造化学
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません

5Gに向けたミリ波、テラ波への対応や、
メタマテリアル吸収体の構成のポイントを詳解!

電波吸収体の使用用途と材質選びの方法は? 設計事例を基に徹底解説!

※誠に申し訳ございませんが、諸事情により第一講の畠山様のご講演は後日アーカイブでの配信に変更をいたします。
配信時期は追ってご連絡をお入れいたします。 (5/24)

セミナー講師

1. EMCプラザ 代表 工学博士 畠山 賢一 氏
2. (株)ウイセラ 生産技術本部 次長 前田 益利 氏
3. マクセル(株) 新事業統括本部機能性材料イノベーション部 製品設計リーダー 豊田 将之 氏
   マクセル(株) 新事業統括本部機能性材料イノベーション部 開発技術リーダー 藤田 真男 氏

セミナー受講料

1名につき60,500円(消費税込み・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込み)〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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     → https://zoom.us/test
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    お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
    録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

セミナープログラム

<10:30〜12:00>

1.5Gに対応した電波吸収体の設計技術

EMCプラザ 代表 工学博士 畠山 賢一 氏 

【講座概要】
本セミナーでは、電波吸収体について設計法を解説します。電波吸収体は電磁波の反射、吸収現象を利用するデバイスですが、波動としての電磁波を直接扱うよりも,等価回路を利用して電気回路として扱う手法が便利で応用範囲も広くなります。本セミナーでは、この手法の説明を行います。吸収体の素材として、導電材、磁性材の他に人工誘電体、およびMMAを取り上げます。また、吸収体設計例として単層形、2層形の電波吸収体を取り上げ、整合の原理、設計法を説明します。

【受講対象】
本セミナーは、電気工学や電波工学が専門ではないエンジニアの方々を対象とし、電波吸収体設計の基礎となる電波伝搬、反射・透過などの基礎的事項からはじめ、等価回路を導入した吸収体設計の考え方、設計例などを解説します。複素数、行列などの若干の数学を用いますが、当日説明しますので事前準備等は不要です。

【受講後、習得できること】
・吸収体設計に必要な電波伝搬の基礎事項
・層構造への電磁波入射と対応する伝送線路、電気回路
・基礎行列と反射・透過、および等価回路の関係
・等価回路を用いた吸収体設計の方法

1.電波吸収体について

2.電磁波の反射、透過
 2.1 電波伝搬の基礎
 2.2 半無限媒質への入射
 2.3 伝送線路、2端子回路
 2.4 層構造の反射と透過と基礎行列

3.電磁波吸収材料
 3.1 導電材、磁性材、混合材
 3.2 人工誘電体
 3.3 各種材料の等価回路

4.電波吸収体設計の考え方
 4.1 単層電波吸収体の設計例
 4.2 2層電波吸収体の設計例
 4.3 MMA(メタマテリアル吸収体)の構成と考え方

5.まとめ

【質疑応答】

<13:00〜14:30>

2.アルミナセラミックスを用いた誘電性電波吸収体の設計

(株)ウイセラ 生産技術本部 次長 前田 益利 氏 

【講座概要】
電波吸収体の設計方法について設計理論とアルミナと炭素の組合せによる事例を元に説明します。
電波吸収体の基本的な説明から、材質選び、設計理論と実用途との比較などのお話をいたします。最後には理論設計の演習を実施していただく予定ですので理解を深めていただければ幸いでする。

【受講対象】
電波吸収体の設計開発を考えている方、ノイズ対策に電波吸収体を使用することを考えている方、電波吸収体に関する理解を深めたい人

【受講後、習得できること】
電波吸収体の理論設計や使用するときに気をつけなければならないことなど

1.電波吸収体の概要

2.電波吸収体の設計理論

3.材料定数、電波吸収量の測定方法

4.セラミックスについて

5.アルミナセラミックスを用いた電波吸収体の設計

6.電波吸収体の使用用途と材質選びについて

7.電波吸収体の設計と実用の比較

8.まとめ

【質疑応答】

<14:45〜16:15>

3.ミリ波、テラ波帯に対応した電波吸収部材の開発

マクセル(株) 新事業統括本部機能性材料イノベーション部 製品設計リーダー 豊田 将之 氏
マクセル(株) 新事業統括本部機能性材料イノベーション部 開発技術リーダー 藤田 真男 氏 

【講演概要】
電波吸収部材はハード筐体、アンテナ筐体なくては存在できない技術である。しかし、迷光、不要電波を吸収する手段がミリ波、それ以上の高周波帯域になるにつてハード当自体の技術対応では困難になり、電波吸収部材が必要となると考えています。

【受講対象】
電波吸収シートの開発に携わっている技術者。高周波帯通信、センサー開発に従事しており、ノイズにお困りの方

【受講後、習得できること】
干渉型電波吸収シートの原理知識。電波吸収シートの開発指針のための2次元計算手法。THz帯域電波吸収シートの存在認知

1.ミリ波、テラ波帯に対応した電波吸収部材の現状

2.無線通信の背景

3.基礎・電磁波とは

4.λ/4型電波吸収シートの開発
 4.1 λ/4型電波吸収シートの吸収原理
 4.2 λ/4型電波吸収シートの抵抗膜のモデル化
 4.3 λ/4型電波吸収シートの吸収周波数と誘電体層

5.開発指針〜2次元計算〜
 5.1 2次元計算による開発指針と実測との比較

6.電波吸収シートの作製方法
 6.1 コーティング法(WET)
 6.2 貼合方式 ロール to ロール
 6.3 貼合方式 枚葉式
 6.4 スリット

7.電波吸収シートの評価方法

8.電波吸収シートの今後

【質疑応答】