設計・企画段階におけるCO2対策とその進め方
開催日 |
10:00 ~ 16:15 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 環境負荷抑制技術 技術マネジメント総合 事業戦略 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません |
設計・企画段階でCO2対策を進めるためのポイントを解説!
製品の環境効率評価法とは! どのように環境効率を個別の製品設計に適用すればよいか!
セミナー講師
1.アイシーラボ 代表 室井 高城 氏
2. 秋田大学 大学院理工学研究科 共同サステナブル工学専攻 教授 三島 望 氏
3. AJS(株) ICTイノベーション事業部 副事業部長 加藤 仁一郎 氏
セミナー受講料
1名につき60,500円(消費税込み、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
- 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test - 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。 - Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
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- セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。 - 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。 - 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。
部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
セミナープログラム
<10:00〜12:00>
【第1部】設計・企画段階でのCO2対策と組み込み技術
アイシーラボ 室井 高城 氏
【講演趣旨】
日本は2030年には46%のCO2削減を宣言した。容易な目標ではない。そのために炭素税が導入されるのは時間の問題である。そのためには企業として何をしなければならないのか, カーボンニュートラルに向かって化石資源である石油や天然ガスをベースとした産業構造はどう変わるのか, そして今後どのようなビジネスが創出されるのか総合的に俯瞰してみたい。
【講演項目】
1.背景
1-1.エネルギ基本計画
1-2.欧米の削減動向
2.最新の欧米のCO2削減技術
3.企業のやらなければならないCO2削減対策
3-1.インターナルカーボンプライシングの導入
3-2.省エネ,電化の促進,太陽電池の導入
4.CO2のセメント利用
5.CO2からの燃料の製造
5-1.メタン,LPG,e-Fuel
6.CO2からの化学品の製造
6-1.メタノール,DME,エタノール,ポリマー
7.再生プラスチックビジネス
8.都市ゴミの利用
9.水素の製造
9-1.グリーン水素,ターコイズ水素
【質疑応答】
<13:00〜14:30>
【第2部】製品の高環境効率設計のための考え方といくつかの試みの紹介
秋田大学 三島 望 氏
【講演趣旨】
経済発展と環境負荷低減を両立するために,環境効率と言う概念が重要であることは広く知られている.しかし,この考え方を個別の製品設計に適用するためには,製品を構成する複数の機能・性能が環境面で“効率的”であるかを判断しなくてはならない.通常,製品の高機能化に伴い,製造時の環境負荷が増大するため,顧客から評価されない過度な性能の追及は,環境配慮性の低下を招く可能性があるからである.本講演では,話者が前職(産業技術総合研究所),現職において研究してきた,価値工学的視点に基づく製品の環境効率評価法を紹介するとともに,製品への性能の作り込みについての問題提起を行う.
【講演項目】
1.はじめに −環境効率ということ−
2.統合的環境効率指標TPI(Total Performance Index)について
3.価値工学的視点に基づく製品の高環境効率設計
4.KANOモデルと環境効率
5.製品形状の評価と高環境効率設計
6.おわりに −今後の方向性−
【質疑応答】
<14:45〜16:15>
【第3部】設計・企画段階でのCO2対策と、その後の進め方
AJS(株) 加藤 仁一郎 氏
【講演趣旨】
政府の方針に従って、各メーカーでは2030年、2050年に向けたカーボンニュートラルを具体的に進めることが急務となっている。大きな社会変化となるこの動きにしっかり対応できるかが、今後の事業の成功の大きなポイントとなる。この講演では、カーボンニュートラルの中心的削減対象となるCO2対策について具体的にどのように進めてゆくのかを、歴史的経緯と各国の現状、化学企業を中心とした各社の動きも含め、特に、設計・企画段階に焦点を当てて概説する。
【講演項目】
1.カーボンニュートラルの歴史
2.日本政府の目標
3.設計・企画段階でのCO2対策の考え方
4.具体的な進め方
5.大手化学会社の方針、動向
6.旭化成でのカーボンニュートラルの取り組み概要
【質疑応答】