【入門講座】プラスチックの破壊機構とタフニング

27,000 円(税込)

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開催日 13:30 ~ 16:30 
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主催者 (株)AndTech (&Tech)
キーワード 高分子・樹脂技術
開催エリア 東京都
開催場所 【千代田区】CMC+AndTech FORUM
交通 【JR・地下鉄】神田駅 【地下鉄】大手町駅

~高い剛性とタフネスが両立したプラスチック複合材料の強度設計~

★高分子破壊のマイクロメカニックスの基礎を学ぶ!

★プラスチックのタフ化、特に複合材料における強度設計を実現するには?

★微細構造の調整無機微粒子のブレンド、繊維の充填、様々なアプローチで自社の樹脂を強化する方法を学ぶ!

講師

山形大学 名誉教授  石川 優 氏

受講料

【1名の場合】27,000円(税込、テキスト費用を含む)
【2名の場合】32,400円(税込、テキスト費用を含む)
【3名以上の場合は一名につき、5,400円加算】(税込、テキスト費用を含む)

※ 弊社講座は、複数でのご参加を希望される場合、サービスとして1名につき、5,400円で何名でも追加の申し込みができますが、同一部署に限ります。なお、別途でのお申し込みは正規料金になります。ご了承ください。
 
※ AndTechの講習会は、特別割引とポイント割引など、2種類以上の割引は、同時には適用されません。誤って、2種類以上の割引を同時にご利用された方には、後程、事務局より割引選択のための確認連絡をいたします。

対象

プラスチック破壊に関心のある方

講演趣旨

 プラスチックの破壊は欠陥に由来するひずみの拘束によって応力集中の大きさが高分子の凝集構造をせん断変形支配で壊すフィブリル強度、あるいは体積変形支配で壊すクレイズ強度の何れかの臨界応力に達すると始まる。応力集中の大きさは体積弾性率に強く影響される。体積弾性率を低く調整すると応力集中は緩和され、プラスチックのタフ化が可能であることを解説する。

プログラム

※現在最新プログラムを作成中

1.破壊力学による高分子材料の評価
   
2.強度の境界条件依存性
  
3.高分子破壊のマイクロメカニックス
 3.1 せん断変形支配の破壊
 3.2体積変形支配の破壊
 3.3 切り欠きを持つシートの破壊のマイクロメカニックスとJ積分

4.微細構造の調整によるタフニング
 4.1 数平均分子量がクレイズ強度と降伏応力に及ぼす影響 12
 4.2 分子量分布の幅がクレイズ強度と粘度に及ぼす影響
 4.3 i-PPの立体規則性がクレイズ強度に及ぼす影響
 4.4 共重合がクレイズ強度と降伏応力に及ぼす影響

5.体積弾性率の抑制によるタフニング
 5.1 ボイドによる体積弾性率の緩和とひずみの拘束の解放
 5.2 エラストマーのブレンドによるタフニングの効率に影響する因子
  5.2.1 分散相の強度がタフネスに及ぼす影響
  5.2.2 マトリックス樹脂の配向硬化とタフネス

6.高い剛性とタフネスが両立したプラスチック複合材料の強度設計
 6.1 無機微粒子のブレンドによるタフニング
 6.2 繊維の充填によるタフニング
  6.2.1 繊維と樹脂の界面の滑りによるタフニング のモデル
  6.2.2 界面強度の調整によるタフネスの改善の例
    6.2.2.1 酸変性低分子量PE改質材によるガラス繊維充填PCのタフニン
    6.2.2.2 アラミド繊維によるPLAの弾性とタフネスの改善
  
7.終わりに
 
【質疑応答・名刺交換】