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従来の撥水・親水性といった概念から派生して近年重要視されてきている動的濡れ性・滑液性について、 最新の知見、実際的な問題点・解決法を含めて基礎から分かりやすく解説!
講師
工学院大学 工学部 環境エネルギー化学科
環境界面材料化学研究室 准教授 吉田 直哉 氏
(兼任)先進工学部 応用化学科 機能性セラミックス化学研究室
【専門】表面科学、機能性材料化学、物理有機化学
2002年京都大学大学院理学研究科博士課程修了.同年より東京大学先端科学技術研究センター特任助手、同助教、JSTさきがけ研究員(兼任)などを経て2011年より工学院大学工学部助教、2013年より准教授.
受講料
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
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※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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※他の割引は併用できません。
趣旨
固体表面の濡れは身近な現象であり、様々な分野に密接に関係しています。目視でき直感的にイメージしやすい一方で、特に動的な濡れ(水滴除去性など)の解釈に関しては誤解が多く見受けられます。
本セミナーでは,近年重要視されてきている動的濡れ性を含めて、固体表面の濡れ性を評価するために必要な知識と方法・濡れ性の制御について、実際的な問題点と解決法を絡めながら最新の知見を含めて解説します。なお,専門外の方でもわかりやすくなるよう,定義・理論などの説明では最低限の数式にとどめて,特に測定・解釈に関する実践的な解説に重点を置きます.また、いくつかの実例のうち、特にガラス等の固体表面への自己組織化単分子膜形成による撥水・滑水性の付与について、実例を挙げて詳説します。
プログラム
1.静的濡れ性とその測定法および設計・制御
1.1 接触角の定義と解釈
a. 理想的な均質・平滑表面;Youngの式
b. 凹凸のある理想的な均質表面;Wenzelの式
c. 物理的・化学的に不均一な表面;Cassieの式
1.2 接触角測定法(Sessile drop法)
a. 測定条件
b. 解析方法
1.3 接触角測定における注意点
a. 液滴量の影響
b. 解析における誤差
c. 測定値の信頼性
d. 経時変化
1.4 液体の表面張力測定
a. 懸滴法
b. Wilhelmy法・輪環法
1.5 固体の表面エネルギー測定
a. 臨界表面張力の見積;Zismanプロット
b. 表面エネルギーの成分分けによる評価;Owens-Went法
1.6 静的濡れ性のまとめ;静的濡れ性の設計・制御
2.動的濡れ性
2.1 動的濡れ性の定義と解釈
a. 動的濡れ性研究の背景
b. 液滴転落角
c. 接触角ヒステリシス
d. 液滴転落挙動
e. 接触角の経時変化(親水・親液表面の評価)
2.2 動的濡れ性の測定法
a. 滑落法による液滴転落角と接触角ヒステリシスの測定
・ 測定条件
・ 液滴量依存性
b. 拡張収縮法による接触角ヒステリシスの測定と液滴転落角の推定
c. 液滴転落挙動評価
・ 測定条件と測定・解析システム
・ 液滴転落挙動の解析
・ 液滴転落挙動の解釈
d. 3相界面の移動
・ 測定方法
・ 測定例と解釈
e. 接触角の経時変化測定
2.3 動的濡れ性測定・解釈における注意点
2.4 動的濡れ性のまとめ;設計・制御のヒント
3.いくつかの材料表面での実例
3.1 有機高分子薄膜表面
3.2 自己組織化単分子膜表面
3.3 金属酸化物(薄膜)表面
□質疑応答・名刺交換□
[キーワード]
濡れ、撥水性、親水性、滑水性、静的濡れ性、動的濡れ性、接触角、液滴滴転落角、接触角ヒステリシス、液滴転落挙動、表面改質、自己組織化単分子膜
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
48,600円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込 または、当日現金でのお支払い
開催場所
東京都
【品川区】きゅりあん
【JR・東急・りんかい線】大井町駅
主催者
キーワード
応用物理
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