改正GMP省令を踏まえた文書・記録の作成・改訂・管理2022 ~不正製造問題により、ますます厳しくなる規制当局の査察に備えるために~

規制当局(行政)が求める法令遵守体制の構築にも繋がる!

文書管理規定、手順書(SOP)・製造指図書、製造/試験記録等の基本事項。

GMP適合性調査の指摘事例も含めて、重要ポイントを解説します!

セミナー趣旨

 改正GMP省令(厚生労働省令第179号)が2021年4月28日に公布され、同8月1日に施行となり、GMP施行通知も発出されている。今般の改正GMP省令では、日本がPIC/S加盟(2014年7月1日)に際し実施したPIC/S-GMPガイドラインとのギャップ分析で判明し、GMP施行通知で補完した「6つのギャップ」項目が正式に法制化されたことと、国際整合の観点から、医薬品品質システム(ICH-Q10)、品質リスクマネジメント(ICH-Q9)、データインテグリティ(データの完全性)を合わせ新たな4つの重要ポイントの対応準備を進めなければならないこととなった。
 また、最近の不正製造(GMP違反)の事例を分析することは、「他山の石」として自社のシステムを見直す良い機会になるとともに、行政の求める法令遵守体制の構築に役立つはずである。

受講対象・レベル

・品質保証責任者
・品質保証担当者
・文書管理責任者
・文書管理担当者
・コンプライアンス担当者
 ※上記以外のご担当者様も大歓迎です。

必要な予備知識

■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・薬局等構造設備規則の一部を改正する省令(平成16年12月24日、厚生労働省令第180号)
・医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令の一部を改正する省令
  (令和3年4月28日厚生労働省令第90号)
・「医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令の一部改正について」
  (令和3年4月28日薬生監麻発0428第2号)
・「製造販売業者及び製造業者の法令 遵守に関するガイドライン」
  (令和3年1月29日付け薬生発 0129 第5号厚生労働省医薬・生活衛生局長通知)
・『製造販売業者及び 製造業者の法令遵守に関するガイドラインに関する質疑応答集(Q&A)』
  (令和3年2月8日付け厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課事務連絡)
・GMP事例集2013年版(平成25年12月19日、事務連絡)
・ICH-Q10ガイドライン
・ICH-Q9ガイドライン

習得できる知識

1. 改正薬機法の求めることの理解
2. 改正GMP省令の求めることの理解
3. 不正製造から学ぶ法令遵守の重要性理解
4. 医薬品品質システム(ICH-Q10)が求めることの理解
5. 品質リスクマネジメント(ICH-Q9)が求めることの理解
6. データインテグリティ(データの完全性)が求めることの理解
7. GMP省令改正で作成・保管すべきGMP文書の理解
8. 上記を実現するための文書・記録の充実

セミナープログラム

1. 医薬品とは
 1.1 医薬品の分類
 1.2 医薬品製造業
 1.3 医薬品製造業の許可区分
 1.4 GMPとは
 1.5 GMPの歴史
 1.6 GMPは法律である
 1.7 日本のGMP関連法規制の推移
 1.8 GMPソフトとは?ハードとは?
 1.9 GMPの三原則
 1.10 医薬品の品質を保証するということ
 1.11 重大な法令違反事例の分析と行政の対応
2. 薬機法改正とGMP省令改正
 2.1 薬機法改正
 2.2 GMP省令改正(経緯と概要)
 2.3 改正GMP省令の目次構成
 2.4 改正GMP省令のポイント
3. 医薬品品質システムとは(改正GMP省令対応)
 3.1 医薬品品質システムに関するガイドライン(ICH-Q10)
 3.2 医薬品品質システムの基本的な考え方
 3.3 医薬品品質システムの構築
 3.4 作成すべき文書類
4. 品質リスクマネジメントとは(改正GMP省令対応)
 4.1 品質リスクマネジメントの基本的な考え方
 4.2 品質リスクマネジメントプロセス
 4.3 品質リスクマネジメントの方法と手法
 4.4 原薬の供給者管理のリスクアセスメント例
5. データインテグリティとは(改正GMP省令対応)
 5.1 データインテグリティに関する規制
 5.2 ALCOA+の原則
 5.3 データインテグリティの適用範囲
 5.4 PIC/Sのデータインテグリティガイドライン
 5.5 データインテグリティに関する参考情報
6. 作成・保管すべきGMP文書(改正GMP省令対応)
 6.1 医薬品製品標準書
 6.2 改正GMP省令で作成を求められるGMP手順書
7. 文書管理規定(基本事項)
 7.1 GMP文書とは
 7.2 文書体系
 7.3 文書管理責任者
 7.4 GMP文書管理に関する教育訓練
 7.5 ヒューマンエラー対策(モラル対策)
8. GMP手順書(SOP)の作成(基本事項)
 8.1 SOP for SOPという考え方
 8.2 SOP附番ルールとヘッダー利用
 8.3 GMP手順書は誰が作成するのか
 8.4 GMP手順書は、誰が承認するのか
 8.5 GMP手順書作成時の留意点
 8.6 GMP手順書作成前に考慮すべき効率的な手順とは
 8.7 遵守されるGMP手順書の例(外観目視検査)
 8.8 GMP手順書改訂時の留意点
 8.9 悪いGMP手順書の例
9. 製造指図書と製造記録の関係(基本事項)
 9.1 製造指図書作成の規定
 9.2 製造指図・記録書様式の工夫
 9.3 見やすい製造記録書様式とは
10. 製造記録と試験記録(基本事項)
 10.1 生データの扱い
 10.2 ダブルチェック
 10.3 製造記録に求められること
 10.4 試験記録に求められること
 10.5 清掃記録に求められること
 10.6 ログブックの活用
 10.7 GMPにおける記録記入のポイント
 10.8 訂正方法のポイント
 10.9 印鑑かサインか
11. GMP適合性調査におけるGMP文書管理の確認
 11.1 GMP調査の種類
 11.2 GMP適合性調査の実施概要
 11.3 行政(山口県)によるGMP適合性調査での文書・記録確認手順
 11.4 その他行政によるGMP適合性調査の現状
 11.5 行政(PMDA)によるGMP適合性調査でのGMP文書・記録確認手順
 11.6 GMP調査での指摘事項例
12. 質疑応答


■講演中のキーワード
・医薬品品質システム
・品質リスクマネジメント
・データインテグリティ
・コンプライアンス
・不正製造
・法令遵守
・文書管理

セミナー講師

 新井 一彦 先生   C&J 代表

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
    お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
    お申込みは4営業日前までを推奨します。
    それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
    テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
    確認はこちら
    ※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。
  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
    ※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
     必ずテストサイトからチェック下さい。
     対応ブラウザーについて(公式) ;
     「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です

  • 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
  • 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
    セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
    尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
    ※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
    (見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
    こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

医薬品技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   医薬品・医療機器等規制

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

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全国

主催者

キーワード

医薬品技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   医薬品・医療機器等規制

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