循環型社会に期待の素材セルロースナノファイバー応用技術・課題と脱炭素社会への展望
開催日 |
13:00 ~ 16:40 締めきりました |
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主催者 | サイエンス&テクノロジー株式会社 |
キーワード | 繊維技術 化学技術一般 LCA |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Live配信セミナー ※会社・自宅にいながら受講可能です※ |
セルロースナノファイバーの基本特性、
技術情報や最新研究事例、展望について解説!
グリーン成長戦略にも取り上げられ、注目を集める新素材のセルロースナノファイバー(CNF)。
第1部ではその基本特性や、CNFの潜在的な機能・性能を高度に発揮させたキラーアプリケーション開発に役立つ技術情報や最新研究事例を、第2部では過去の環境省の実証事業などを踏まえながら、LCA視点からCNF材料の展望を解説。
セミナー講師
第1部(13:00~15:30) CNFの基礎とキラーアプリ創出へ向けた技術動向
東京大学 大学院農学生命科学研究科 准教授 博士(農学) 齋藤 継之 氏
【専門】セルロース科学、コロイド化学
第2部(15:40~16:40) LCA視点から見たCNFとカーボンニュートラル社会への展望
(一社)サステナブル経営推進機構 コンサルティング事業部 部長代理 鶴田 祥一郎 氏
【専門】LCA、環境マネジメント、環境配慮設計
セミナー受講料
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44,000円( E-mail案内登録価格41,800円 )
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2名で 44,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額22,000円)
【1名分無料適用条件】
※2名様ともE-mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
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1名申込みの場合:35,200円 ( E-Mail案内登録価格 33,440円 )
※1名様でLive配信/WEBセミナーをお申込みの場合、上記キャンペーン価格が自動適用になります。
※他の割引は併用できません。
受講について
Zoom配信の受講方法・接続確認
- 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
- 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー中、講師へのご質問が可能です。
- 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
≫ テストミーティングはこちら
特典
- アーカイブ(見逃し)配信付き:
視聴期間:終了翌営業日から7日間[1/21~1/27]を予定
※アーカイブは原則として編集は行いません
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
(開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
配布資料
- 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
受講対象・レベル
予備知識は不要。セルロースナノファイバーに興味がある方、地球温暖化対策を中心とした地球環境問題に興味が有る方、カーボンニュートラル社会への興味がある方など。
セミナープログラム
第1部(13:00~15:30)
CNFの基礎とキラーアプリ創出へ向けた技術動向
東京大学 大学院農学生命科学研究科 准教授 博士(農学) 齋藤 継之 氏
[趣旨]
近年は製紙産業を中心にセルロースナノファイバー(CNF)の量産設備が稼働しており、商品化に至る事例も出てきましたが、新素材であるがゆえ、依然コスト高の問題に直面するケースが多いと聞きます。この現状を打破するため、CNFの研究分野において、現コストを吸収し、かつ、将来的な量産効果も期待できる “キラーアプリケーション” の開発が急務とされています。キラーアプリケーションの実現には、潜在的なCNFの機能・性能を高度に発揮させ、既存の競合材料にはない “効率” や “付加価値” を生み出す技術体系の確立が必須といえます。本講座では、CNF1本の構造理解を進めたのち、キラーアプリケーションの実現にむけたアカデミアの取り組みを中心に、フィルムやエアロゲル、樹脂複合体などの最新の研究事例を順次解説します。
[プログラム]
- CNFの基本特性
- CNF1本の精密構造: 結晶性、18本鎖モデル、表面官能基と欠陥の分布
- CNF分散体の自己組織化、液晶相の形成
- フィルム(透明な紙)
- フィルムの基本特性
- 成膜プロセスとナノ構造及び物性との相関
- 厚みのある透明板材への展開、高強度・熱的異方性・耐水性・難燃性
- エアロゲル(透明な断熱材)
- エアロゲルの基本特性
- 蒸発乾燥によるエアロゲル形成、高強度・自己消火性
- 凍結乾燥によるエアロゲル形成、透明性・断熱性
- 複合化:界面構造と相互作用の制御
- プラスチックとの均一複合化、理想的な補強に要する界面構造
- プラスチック複合化の最新動向、Pickeringエマルションの活用
- 無機ナノ粒子との複合化、機能性の発現、担体としてのポテンシャル
- その他の複合化事例
- LCA及びコスト試算
□質疑応答□
第2部(15:40~16:40)
LCA視点から見たCNFとカーボンニュートラル社会への展望
(一社)サステナブル経営推進機構 コンサルティング事業部 部長代理 鶴田 祥一郎 氏
[趣旨]
菅前首相の宣言により、日本も低炭素社会からカーボンニュートラル社会(脱炭素社会)へと、2050年に温室効果ガス排出量ゼロという目標に向けた政策・戦略が打ち出された。そのような中、グリーン成長戦略にも取り上げられ注目を集めるバイオマス新素材であるCNF(セルロースナノファイバー)についてLCA視点から過去の環境省の実証事業を踏まえながら展望を説明する。
[プログラム]
- 取り巻く環境問題
- 地球環境問題の本質
- 地球温暖化を中心とする地球の健康状態
- LCA(ライフサイクルアセスメント)とは
- ライフサイクルアセスメントとは?
- LCAの算定方法について
- LCAの活用・用途
- カーボンニュートラル社会
- カーボンニュートラルとは?
- カーボンニュートラル社会に向けた各国の目標と気候変動対策
- 日本のカーボンニュートラル社会に向けた目標
- 企業のカーボンニュートラル社会に向けた動向
- 各国のLCAに係る動向
- 自動車に係るLCA政策や規制の動向
- EUにおける動向
- 日本における動向
- CNFへの期待
- セルロースナノファイバーとは
- セルロースナノファイバーの政策の位置づけ
- セルロースナノファイバーを活用した事業
- セルロースナノファイバー製品等のCO2排出量削減算定ガイドライン
- セルロースナノファイバーへの期待
□質疑応答□
[得られる知識]LCA(ライフサイクルアセスメント)及びカーボンニュートラルについて