ウイルスベクターの製造技術、品質評価とスケールアップ

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 15:45 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 再生医療等製品技術   バイオ技術
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いませんLive配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。

AAVベクター大量製造の工程とPAT、
AAVベクター分析技術の比較検討!
アデノウイルス、アデノ随伴ウイルス(AAV)、
レンチウイルスの培養・精製方法を解説!

セミナー講師

【第1部】東京大学医科学研究所 遺伝子・細胞治療センター
     分子遺伝医学分野 教授 博士(医学) 岡田 尚巳 氏
【第2部】Cytiva:グローバルライフサイエンステクノロジーズジャパン(株) 
     アプリケーション営業部 バイオプロセス デザインイン 稲川 淳一 氏

セミナー受講料

1名につき 55,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕

受講について

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セミナープログラム

【10:30~12:30】

【第1部】 ウイルスベクターの製造技術/品質評価

東京大学医科学研究所 遺伝子・細胞治療センター 分子遺伝医学分野 教授 博士(医学) 岡田 尚巳 氏

【講座主旨】
 がんや希少難治性疾患に対する遺伝子治療用製品の開発は、分子病態に基づく作用機序と臨床的効果から高い注目を集め、遺伝子導入細胞やAAVベクターが国内外で上市されている。製造精製技術を巡り企業買収や提携が進んでいるが、安全面の懸念に対しバイオロジクスの考え方が必要とされている。本講演では、製造分析における工夫や、ベクター投与量の低減化による安全性に優れた治療法の試みについて紹介する。

【講演内容】
1.難治性遺伝性疾患に対する遺伝子治療
  ・遺伝子治療用製品の開発機運
  ・単一遺伝子疾患に遺伝子治療を考慮する条件
  ・遺伝子治療用製品の承認状況
  ・遺伝子治療に用いられる主なベクターの特徴
  ・遺伝子・細胞治療のストラテジー
  ・代謝性疾患、神経疾患の遺伝子治療
  ・血液疾患の遺伝子治療
  ・大量投与に伴う副反応の懸念
2.遺伝子治療用製品のモダリティー選択と開発動向
  ・筋ジストロフィーに対する新規治療法開発
  ・エクソン・スキップ療法の課題
  ・AAVベクターによる遺伝子導入と免疫応答
  ・MSCを活用した低用量AAVベクターによる長期遺伝子発現
  ・MSCsの炎症制御作用と再生医療的効果
  ・本格的普及に向けた臨床的対応
  ・予防的治療への展開(希少疾患から慢性疾患へ)
  ・全身大量投与に伴う有害事象
3.製造・品質管理の課題と今後の展開
  ・Guidance for Industry (US FDA; 2020)
  ・FDA品質管理改革への対応、QbD
  ・AAVベクター大量製造の工程とProcess Analytical Technology
  ・研究と倫理の両立 (生命・医学系指針への対応)
  ・Scalable helper-free producer cell line
  ・AAVベクター分析技術の比較
  ・PaVe-GT project (NIH):遺伝子治療用製品CMC情報の共有化
  ・遺伝子治療の本格的普及に向けたSDGs
【質疑応答】

【13:30~15:45】  

【第2部】 ウイルスベクター製造(培養および精製)のスケールアップと
      最新の技術とサービスの利用

Cytiva:グローバルライフサイエンステクノロジーズジャパン(株)
アプリケーション営業部 バイオプロセス デザインイン 稲川淳一 氏

【講座主旨】
 治療用ウイルスベクターやワクチンは、バイオ医薬品と同様に安全性および有効性の厳密な基準が要求されます。また、製造会社自身も製品に高い自主基準を設定しています。
ウイルスの機能と安定性を維持しながら、製造工程の各段階での回収率を最大化することを検討する必要があります。
各ウイルスベクターは、その大きさ、等電点、アフィニティー担体との結合性の有無、あるいはエンベロープの有無や安定性の違いから、その精製方法が異なってまいります。
本セッションでは、アデノウイルス、アデノ随伴ウイルス(AAV)あるいはレンチウイルス等を例に挙げ、その性質、培養方法および精製方法の例をお話しいたします。
また、培養・精製をシングルユースデバイスを用いた一連工程開発が盛んに検討されております。
cGMP準拠の運用が可能な装置や、医薬品製造における採用実績のある試薬の選択やプロセス開発のサービス利用など、新薬開発プロジェクトの成功に寄与するポイントは様々です。シングルユースの系を使用したFlex Facory、FastTrakサービスの例をあげ、可能な限り無菌的に製造精製を行うグローバルなツールをお話したいと思います。

【講演内容】
1.ウイルスの種類と性質、およびウイルスベクターの製造方法
 ① アデノウイルス
 ② アデノ随伴ウイルス(AAV)
 ③ レンチウイルス
 ④ その他
2.シングルユースデバイスの使用
3.プロセスの開発と、迅速な上市のためのツールやサービス
  FlexFactoryおよびFastTrak
【質疑応答】