初心者向けセミナーです 教科書には載ってない!<【Excel演習付】薬物動態解析入門シリーズ:全3日間>生理学的薬物速度論(PBPK)解析及びコンパートメント解析・非コンパートメント解析

薬物動態解析の基盤となる3つの解析法を
講義&Excel演習でしっかり学ぶ

~3日目:PBPKモデルのシミュレーション演習に向け、1日目/2日目で基礎固めを行う3日間コースにて開催~


[1日目]9月10日(金)10:30-16:30
事前予習【Part1】コンパートメント解析【推奨受講レベル:2,3(初級,初中級)】

[2日目]2021年9月17日(金)10:30-16:30
事前予習【Part2】コンパートメント解析【推奨受講レベル:2,3(初級,初中級)】

[3日目]2021年10月1日(金)10:30-16:30
【Part3】生理学的薬物速度論解析(講義と演習)【推奨受講レベル: 3,4(初中級,中級)】

受講対象・レベル

<本セミナーシリーズのレベル感の目安>

【レベル1】初心者 新入社員、若手、他部門からの異動
※ほぼ未経験者の方
【レベル2】初級 ・新入社員(薬学系)
・若手(数年会社での業務経験あり)、
・他部門からの異動者(薬物動態データとアクセスあり)
※パラメータに多少馴染んでいる方
【レベル3】初中級 解析業務経験あり
※業務経験が実際にあり動かしている方
【レベル4】中級 簡単なモデリング&シミュレーション経験がある方
【レベル5】中上級 コンパートメントモデル、生理学薬物速度論モデル経験者

セミナープログラム

2021年9月10日(金):1日目のみのお申込みはコチラ

【予習Part1】
薬物動態解析入門1:コンパートメント解析(講義と演習)

推奨受講レベル:2,3(初級,初中級)

▼講演会の狙い▼
医薬品の開発にモデリング&シミュレーション(M&S)が益々重要になってきており、臨床においてはガイドラインが策定されています。M&Sは、臨床ばかりでなく非臨床においても重要であり、創薬段階から薬効・毒性予測、ヒトにおける薬物動態予測、薬物間相互作用予測に利用されています。しかしながら、M&Sを担う人材が不足し、M&S担当者の確保・育成が急務と考えられます。本セミナーは、M&Sを担う薬物動態研究者を育成することを最終的な目的として。
薬物動態解析にはコンパートメントモデル解析、モーメント解析、生理学的薬物速度論モデル解析、PK/PD解析等、モデルを用いない簡単な解析から複雑なモデル解析まであります。高次の解析法を理解するためには、基本的な解析法の習得が必須となります。本セミナーでは薬物動態解析の基礎となるコンパートメントモデルについての講義と演習を行う。

  1. モデリング&シミュレーション
    医薬品開発におけるM&Sの有用性
  2. コンパートメント解析とは
    モーメント、PBPKモデルとの違い
    コンパートメントモデルの有用性
  3. コンパートメントモデル
    静脈内
    1-コンパートメントモデル
    2-コンパートメントモデル
    マルチコンパートメントモデル
  4. ラプラス変換について
    ラプラス変換による微分方程式の解法
    演習
  5. 吸収プロセスを含んだモデル
    経口、インフュージョン
    反復投与
    蓄積比
  6. 薬物動態パラメータ
    クリアランス、分布容積、AUC、半減期
  7. プロットによる解析
    残差法、シグママイナスプロット
  8. 最小二乗法
    最小二乗法について
    残差平方和、アルゴリズム、重み、赤池の情報量基準(AIC)
    ソルバーの使い方
    演習
  9. 数値計算
    ルンゲクッタ法
    シミュレーション例(線形、非線形)
    演習
  10. 解析の実際
    解析解と数値計算によるシミュレーションの使い分け
    うまく解析できない例
  11. 演習
  12. トピック:「コンパートメントモデル解析に関するトピック」(日本薬剤学会発表予定内容)

□質疑応答□


2021年9月17日(金):2日目のみのお申込みはコチラ

【予習Part2】
薬物動態解析入門2:非コンパートメント解析(講義と演習)

推奨受講レベル:2,3(初級,初中級)

▼講演会の狙い▼
非コンパートメント解析としてモーメントとデコンボリューション解析があります。大学・企業ともに先ず行う最初の薬物動態解析は、モーメント解析です。コンパートメント解析に比べあまり取り上げられていないため、その重要性があまり知られていません。さらに、充分に理解していなことによるデータの誤解釈も見受けられます。モーメントとデコンボリューション解析は、データの特性を捉えるのに便利なため、モデリングを行う際にきわめて強力な武器になります。モデリング&シミュレーションを行うにあたり、非コンパートメント解析を理解している、していないで、解析力に大きな差が生じます。うまくデータがモデルにフィットしない原因が、かなりの確率で解消されます。簡単であり、奥が深い、解析法です。すべての薬物動態研究者が理解しておくべき必須の解析法と考えます。

  1. 医薬品開発における薬物動態解析
  2. モデル非依存解析がなぜ重要か?
  3. モーメント解析 (知っていそうで知らないモーメント解析)
    1. モーメント解析とは(平均滞留時間(MRT)説明できますか?)
    2. パラメータの意味と求め方
    3. クリアランスと分布容積
    4. 尿中排泄データからの求め方
    5. ラプラス変換との関係(コンパートメントモデルを例にして)
    6. 生理学的薬物速度論モデル解析との関係
    7. 非線形動態におけるAUC、MRT、分布容積
    8. 誤解釈を招く解析例
      演習
  4. デコンボリューション (吸収評価に有用、理解すると応用範囲が広い)
    演習
  5. Wagner-Nelson法 (徐放化製剤の評価に有用、シミュレーションも可能)
    演習
  6. Loo-Riegelman法
  7. 実際の解析への利用
    1. 吸収評価(モーメント、デコンボリューション、Wagner-Nelson法)
    2. 代謝物の評価
    3. 生理学的薬物速度論で用いる組織モデルの構築
    4. 非線形動態におけるバイオアベイラビリティ評価(Wagner-Nelson法)
  8. 演習

□質疑応答□


2021年10月1日(金):3日目のみのお申込みはコチラ

【Part3】(受講レベル3,4)
薬物動態解析入門3:生理学的薬物速度論解析(講義と演習)

推奨受講レベル:3,4(初中級,中級)

▼講演会の狙い▼
薬物動態解析入門の第3弾、生理学的薬物速度論(PBPK)モデル解析です。PBPKモデルでは生体を模倣したモデルであることから、生理的機能が変化した際の体内動態変動を評価・予測することができます。In vitroからのin vivo予測、薬物間相互間相互作用予測、肝障害、腎障害時の体内動態予測、加齢による機能低下時の予測など極めて広範な予測を行うことができます。多くの方は、市販ソフトを用い、PBPKモデルを1から組み立てた方は、少ないと思います。本セミナーではPBPKモデルの基本とモデルを組み立てる際に必要なパラメータの取得と解析法を解説します。簡単なモデルからモデルを組み立て、シミュレーションを行い、シミュレーション結果を解析することにより、設定パラメータを算出するという演習を繰り返し行います。実際にデータをとり、解析を行い、PBPKモデルによるシミュレーションを行うことを疑似体験してもらいます。他の解析法も「こういう繋がりがあるんだ」と理解が深まります。

  1. 薬物動態解析における生理学的薬物速度論解析
  2. 組織クリアランスの考え方
    1. 組織クリアランス、抽出率、アベイラビリティ
    2. 組織モデル
      肝臓モデル
      Well-stirred model, parallel tube model, dispersion model, 5-compartment model
      腎臓モデル
    3. PBPKモデルで必要なパラメータ
      Rb値、血漿非結合型分率、肝固有クリアランス、糸球体濾過速度
    4. 演習
      Fhの計算
      In vivoデータからのFh, 固有クリアランスの計算
      血流律速、固有クリアランス律速の薬物の変化
  3. 分布容積
    1. Kp値と定常状態分布容積
      Kp値は分布試験のT/Bでない
      VssとVzの関係はここから始まる
    2. 演習
      定常状態分布容積の計算
      タンパク結合率変化による薬物動態変化
  4. モデルの組み立て
    物質収支式の組み立て方
    肝だけのフローモデル
    肝+筋肉
    肝+筋肉+脳(排出トランスポーターあるなし)

モーメント、デコンボリューションによるパラメータの算出

□質疑応答□

セミナー講師

薬物動態塾  /  武蔵野大学 客員教授 加藤 基浩  氏 (元・中外製薬)
専門分野:薬物動態全般、薬物速度論、薬物間相互作用、ヒトクリアランス予測、PK/PD解析、バイオ医薬品の薬物動態

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

143,000円( E-mail案内登録価格135,850円 )
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で 143,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額71,500円)

【1名分無料適用条件】
※2名様ともE-mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

※テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】
1名申込みの場合:90,200​円 ( E-Mail案内登録価格 85,690円 )
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全2日間 受講の場合(【Part3 生理学的薬物速度論】+【予習Part 1日分(1 or 2) 】
99,000円 ( E-Mail案内登録価格 94,050円 )
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 
2名で通常価格:99,000円(2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり実質49,500円)

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1名申込みの場合:62,700​円 ( E-Mail案内登録価格 ​59,565円 )
※1名様でLive配信/WEBセミナーをお申込みの場合、上記キャンペーン価格が自動適用になります。
※他の割引は併用できません。

※お申込みの際には、備考欄に【全2日間受講】の該当コース/日時をご記入ください。


※過去シリーズ(入門1「コンパートメント解析」入門2「非コンパートメント解析」)をご受講の方も是非復習受講にお役立てください。過去シリーズ受講者は3日間セミナーを特別割引価格で受講できます。詳しくはお問い合わせください。

受講について

Zoom配信の受講方法・接続確認

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
  • 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー中、講師へのご質問が可能です。
  • 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
    ≫ テストミーティングはこちら

配布資料

  • 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
    ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
    ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
  • 当日演習用Excel資料:マイページよりダウンロードして頂くか、E-Mailで送付いたします。(開催前日~前々日を目安にダウンロード可、または送付)

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

143,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

医薬品技術   CAE/シミュレーション

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