バイオジェット燃料の最新製造技術,採用,規格化の動き

バイオジェット燃料の「もと」となる
素材の確保とその量産性

海外メーカーの動向、国内試運転の感触や、
バイオ燃料と従来燃料におけるエンジン部品への負荷の違い、取扱いや輸送保管のポイントについて解説!

セミナープログラム

【10:30〜12:00】

第1部 バイオジェット燃料の国内外での開発・普及動向

(株)IHI 橋本 康 氏

世界的に加熱する温室効果ガス抑制の動きに対し,航空セクターも対応が進む。 航空の CO2 排出量抑制には、非石油由来・とりわけバイオマスのように製造段階において空気中の CO2 を取り込む原料から精製されるバイオジェット燃料の普及が不可欠であるとされ、世界中で投資・実用化推進が進んでいる。 本講座では、バイオジェット燃料開発と普及の最新動向に関して概説する。

【セミナープログラム】

  1. バイオジェット燃料とは何か
    1. バイオジェット燃料の定義
    2. バイオジェット燃料普及の背景
    3. バイオジェット燃料の科学
    4. 石油系ジェット燃料との違いや優位性
  2. バイオジェット燃料として認められるには
    1. 国際規格認証の概要
    2. カーボンオフセット認証の概要
  3. 国内外のバイオジェット燃料動向
    1. 国内外におけるバイオジェット燃料の普及・開発動向
  4. バイオジェット燃料普及に向けての課題
    1. バイオジェット燃料の社会・経済的課題

【質疑応答】


【12:50〜14:00】

第2部 セルロース由来のバイオジェット燃料の製造技術について

東北大学 大学院工学研究科応用化学専攻 教授 博士(理学) 冨重 圭一 氏

【講座の趣旨】
セルロース等の原料は5または6個の炭素原子のユニットからなり酸素含有率が高い。一方で、バイオジェット燃料は、炭素数がその2〜3倍程度であり酸素原子を含まない。多段階に渡る変換プロセスや重要な中間体について解説する。

【セミナープログラム】

  1. セルロース・ヘミセルロースの変換
    1. 加水分解による糖類への変換
    2. フルフラール、5-ヒドロキシメチルフルフラール、レブリン酸などの中間体合成
  2. 炭素—炭素結合形成による中間体の増炭反応
    1. アルドール縮合の基礎
    2. 中間体を基質としたアルドール縮合反応
  3. 水素化及び水素化脱酸素反応による炭化水素の合成
    1. 水素化、水素化分解、水素脱酸素反応の基礎
    2. 水素化脱酸素用触媒と炭素-炭素結合切断の抑制
    3. 水素化脱酸素用触媒の開発事例

【質疑応答】


【14:10〜15:20】

第3部 藻類・微生物由来のバイオジェット燃料 に関する製造技術とその可能性

(株)ちとせ研究所 藻類活用本部 本部長 星野 孝仁 氏

【講座の趣旨】
生物資源としての藻類に注目が集まってから数年が経ち、各国で多額の投資を集めた開発も研究フェーズから実証フェーズへと移行してきています。また、事業化に向けたターゲットも燃料から食品等へと広がってきています。本セミナーでは「生産者としての藻類のポテンシャル」「藻類の生物的な基礎」「藻類エネルギー事業における問題点」 「藻類ビジネス全般に関する概要」「様々な藻類生産技術」「藻類生産における技術課題」といったテーマ設定で、地球規模のマク ロの視点で見た時の藻類のポテンシャルから、最新の研究動向までをお伝えします。

【セミナープログラム】

  1. カーボンニュートラルとは
    1. CCUSとは
    2. カーボンリサイクルの方法
  2. 藻類とは
    1. 藻類と慣行農業の比較
    2. 藻類産業の歴史
    3. 藻類産業の課題
  3. 藻類バイオマス生産
    1. 藻類バイオマス生産におけるCO2収支概要
    2. 藻類バイオマス生産を基盤とした産業確立に向けた取り組み
  4. 燃料用途への展望
    1. 藻から燃料ができるまで
    2. 「ジェット燃料」への可能性

【質疑応答】


【15:30〜16:40】

第4部 高性能噴流床ガス化技術とマイクロチャンネルFT合成技術を 複合化したバイオジェット燃料製造技術について

東洋エンジニアリング(株) エンジニアリング・技術統括本部 次世代技術開拓部(T-Next) 寺井 聡 氏

【講座の趣旨】
航空業界のCO2削減対策として議論されている代替航空燃料(SAF)の概要及び、 バイオマスガス化技術/FT合成技術の概要と、 両技術を組み合わせたパイロット試験設備での一貫製造実証NEDO事業の概要について紹介する。

【セミナープログラム】

  1. 代替航空燃料(SAF)の概要
    1. 航空業界のCO2削減への取組み
    2. SAF種類と燃料基準
  2. バイオマスガス化技術の概要
    1. ガス化炉の種類と特徴
  3. フィッシャートロプシュ(FT)合成由来SAF製造技術の概要
    1. FT合成技術概要
    2. マイクロチャンネルFT合成技術の特徴
  4. NEDOバイオジェット燃料生産技術開発 一貫製造実証事業概要
    1. 事業概要
    2. 製造から給油までのイメージ

【質疑応答】

セミナー講師

【第1部】(株)IHI 橋本 康 氏((一財)日本航空機エンジン協会(JAEC)に出向中 バイオジェット燃料のASTM取得を主導 )
【第2部】東北大学 大学院工学研究科応用化学専攻 教授 博士(理学) 冨重 圭一 氏
【第3部】(株)ちとせ研究所 藻類活用本部 本部長 星野 孝仁 氏
【第4部】東洋エンジニアリング(株) エンジニアリング・技術統括本部 次世代技術開拓部(T-Next) 寺井 聡 氏

セミナー受講料

1名につき66 ,000円(税込・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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    お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
    録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   航空・宇宙技術   環境負荷抑制技術

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   航空・宇宙技術   環境負荷抑制技術

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