電気・電子系 設計実務者のためのノイズトラブル対策講座
開催日 |
10:00 ~ 17:00 締めきりました |
---|---|
主催者 | 日本アイアール |
キーワード | 電気、電子製品 電子デバイス・部品 計測工学 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【新宿区】日本アイアール(株) 本社会議室 |
交通 | 【地下鉄】四谷三丁目駅・曙橋駅 【JR・地下鉄】四ツ谷駅 |
電気・電子回路の誤動作防止と改善手法
電気・電子装置、パワーエレクトロニクス、電子回路の設計実務者向け
セミナー講師
西川 正 講師(技術士 電気電子部門)
セミナー受講料
39,600円(税込)
定員:会場受講は上限6名(オンライン受講は定員無し)
※開講1週間前までに最少開催人数に達しない場合は、実施をキャンセルさせていただくことがあります。
※開催の場合は、開催1週間前程度から受講票と請求書を発送させていただきます。
※西川講師による出張セミナーをご検討の方は、お問い合わせください。
セミナー趣旨
近年、電子機器、産業機器などの高度化、高機能化、高速化、高集積化、電子回路処理速度の大幅向上のためにデジタル回路で取り扱うクロックの周波数が非常に高くなってきています。
また、ハイブリッド車や電気自動車のドライブ装置、太陽光発電装置の系統連携装置などへのパワーエレクトロニクスの応用装置において、大電力化、高速化されてきています。
このような状況によってノイズトラブルも複雑化して難しくなる一方です。
本講座では、ノイズ発生(発生源)・ノイズ伝播・ノイズ障害の原理・メカニズムを追いながら、ノイズトラブルの理解へと進めます。
そのため初心者にも理解できるように平易に解説し、根本的な問題解決力を高めることが可能です。
また、ノイズ対策の実施例を紹介し、ノイズ評価標準や規格についても紹介をします。
製品品質の安定化、生産性向上、トラブル対応など、実務上の重要ポイントを具体的に解説しますので、実務ですぐに使える知識を手に入れることができます。
ノイズ対策の基礎を学びたい方から実務エキスパートを目指す方まで、大変お薦めです。
受講対象・レベル
- パワーエレクトロニクスやプリント基板設計に関わる技術者、技術チームリーダー
習得できる知識
- ノイズの原理を基礎から学ぶことができる
- ノイズの現象の理解に基づいて、問題解決ができるようになる
- ノイズトラブルを配慮したプリント基板設計ができるようになる
- ノイズ評価方法を習得できる
- 具体的なノイズトラブル対策事例により、実務に活用できるようになる
セミナープログラム
- ノイズ問題とは?
- ノイズ発生源の分類
- ノイズの結合形態
- 装置のノイズの発生と対策
- 遮蔽
- 電界結合に対する遮蔽
- 磁界結合に対する遮蔽
- 各種ケーブルの定数的特徴
- 金属板による電磁界シールド
- 接地
- 接地の種類
- 低周波回路での接地
- 高周波回路での接地
- 接地の分類
- 平衡化(コモンモードノイズ低減)
- 平衡回路の条件
- 実際の平衡回路
- デカップリングとフィルタ
- 電源デカップリング
- その他デカップリングとフィルタ
- 隔離と撚り
- 隔離
- 撚り
- 受動素子の諸特性
- コンデンサ
- インダクタ
- 抵抗器
- 導体
- トランス
- フェライトビーズ
- 遮蔽
- プリント基板によるノイズ対策
- 特性インピーダンスによる設計の基礎
- 特性インピーダンスの設定
- 負荷と特性インピーダンス
- 層構成と特性インピーダンス
- パスコンの適用方針
- 用品配置に関する方針
- ICの配置
- RAMアレイの配置
- 双方向性信号のバファの配置
- 同時スイッチング対策
- コネクタのピンアサイン
- 配線に関する方針
- 配線の原則
- バスの配線に関する方針
- クロストーク・ノイズ対策
- クロックラインの配線
- 電源ラインの配線
- バックプレーンに関する方針
- 特性インピーダンスによる設計の基礎
- ノイズ評価標準
- EMCの基礎
- 評価ノイズの種類と概要
- ノイズの形態と印加方法
- パルス性ノイズ評価
- ファストトランジェントノイズ評価
- 振動減衰形ノイズ評価
- 雷インパルスサージ評価
- 静電気放電ノイズ評価
- 電波ノイズ耐量評価
- 磁界ノイズ評価
- 電子機器から発生する妨害電波の評価
- ノイズトラブルの対策の事例紹介
- ノイズ低減トランス
- 配線分離
- ラミネートブスバー
質疑応答