以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
-
-
今、最も注目のマイクロバイオーム 〜市場・技術トレンド、応用、規制、マーケティング戦略〜
33,220オンデマンド
国内外で活発化している腸内細菌叢研究を、
基礎から解説!
●限定20名/大阪開催●
メタゲノム解析をはじめとする各解析法、解析結果の用い方、
動物種ごとの腸内細菌叢の特徴、腸内細菌叢と疾病の関係など…
講師の経験を交え幅広く、応用まで!
セミナー趣旨
腸内細菌叢の研究は国内外問わず活発に行われており、食品領域のみならず、医学・薬学領域など幅広い研究領域にまで広がっている。
腸内細菌叢研究の活発化に伴い、これに携わる研究者の数も年々増加しているが、この急激な従事者の増加の裏で、多岐に渡る腸内細菌叢の役割や、複雑な腸内細菌叢の分析方法の理解や把握に戸惑う初学者も少なくない。本講座では腸内細菌叢の基礎的な役割に加えて、様々な腸内細菌叢の分析方法、特にメタゲノム解析を中心に説明する。また、動物種による腸内細菌叢の違や腸内細菌叢と疾病の関係なども併せて紹介する。
(本講座は腸内細菌叢に関する概論であり、下記講演プログラムの各項に関する詳論ではありません)
受講対象・レベル
・腸内細菌叢研究を初めたい方
・腸内細菌叢研究を初めたばかりで知識を深めたい方
・腸内細菌叢のメタゲノム解析をやってみたけど、結果解釈に困っている方
・腸内細菌叢解析を含む臨床研究を計画中の方
習得できる知識
・腸内細菌叢の基礎知識
・腸内細菌叢の解析方法の種類と適用
・腸内細菌叢のメタゲノム解析のながれと、結果解釈
・腸内細菌叢研究の進め方
セミナープログラム
1.腸内細菌叢とは
1-1.腸内細菌叢研究の歴史
1-2.腸内細菌叢の生理的役割
・腸内細菌叢はお腹のなかで何をしているのか?
1-3.腸内細菌叢と宿主の年齢
・腸内細菌叢は年齢とともにどう変化するのか?
2.腸内細菌叢の解析方法
2-1.解析方法の種類
・解析方法の種類を知ることで研究の幅は広がる
2-2.培養法
2-3.定量的PCR法
2-4.DGGE/TGGE法
2-5.T-RFLP法
2-6.FISH法
2-7.DNA Cloning法
2-8.メタゲノム解析
2-8-1.メタゲノム解析の種類
2-8-2.16S rRNAメタゲノム解析の流れ
2-8-3.16S rRNAメタゲノム解析におけるデータ解析(ドライ解析; QIIME1と2の違い)
2-8-4.16S rRNAメタゲノム解析結果の見方、解釈について
2-8-5.16S rRNAメタゲノム解析の注意点
2-8-6. MinION(Oxford NanoPore社)の16S rRNAメタゲノム解析における可能性
3.色々な動物の腸内細菌叢
3-1.動物種ごとの腸内細菌叢の特徴
・腸内細菌叢は動物種で全然違う
3-2.実験動物で腸内細菌叢研究をするうえで注意すべきこと
・実験(モデル)動物で腸内細菌叢研究はできるか?
4.腸内細菌叢と疾病
4-1.腸内細菌叢と消化器疾患
4-2.腸内細菌叢と全身疾患
4-3.腸内細菌叢と疾病を調べるうえで注意すべきこと(可能な限り短鎖脂肪酸の測定を!)
4-4.腸内細菌叢改善と疾病予防・治療
4-4-1.プロバイオティクスとプレバイオティクス
4-4-2.腸内細菌叢変化と疾病予防・改善の実例
5.腸内細菌叢研究の展望
5-1.腸内細菌叢研究の今
5-2.腸内細菌叢研究の今後
6.経験談
6-1.腸内細菌叢研究を行ううえで注意しないといけないこと
<終了後、質疑応答>
■講演中のキーワード
・腸内細菌叢
・メタゲノム解析
・短鎖脂肪酸
・炎症性腸疾患
・機能性食品(プロバイオティクス・プレバイオティクス)
セミナー講師
摂南大学 農学部応用生物科学科 動物機能科学研究室 教授 博士(農学)井上 亮 先生
■経歴
2004.4-2006.3 日本学術振興会 特別研究員
2004.9 京都府立大学大学院農学研究科博士後期課程 修了
2004.9-2005.9 英国国立ローウェット研究所腸管免疫研究室 客員研究員
2006.4-2006.6 株式会社栄養病理学研究所 研究員
2006.7-2008.3 北海道大学創成科学共同研究機構 明治乳業寄附研究部門 特任助教
2008.4-2020.3 京都府立大学大学院生命環境科学研究科 講師
2020.4-現在 摂南大学農学部応用生物科学科 教授
2011.4-2012.3 日本学術振興会 海外特別研究員
2011.4-2014.3 英国アバディーン大学 ローウェット研究所 腸管免疫研究室 客員教授
■専門および得意な分野・研究
腸内細菌学・動物機能科学・畜産学
医学、獣医学、食品科学分野で国内10以上の大学と共同研究を実施中
その他多くの食品・製薬企業とも共同研究を行っている。
■本テーマ関連学協会での活動
以下の学会で講師本人、または共同研究者が研究成果を発表している。
日本栄養食糧学会
日本農芸化学会
日本食品免疫学会
日本食物繊維学会
腸内細菌学会
消化器病学会など消化器関連の学会
セミナー受講料
1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
関連セミナー
もっと見る-
-
今、最も注目のマイクロバイオーム 〜市場・技術トレンド、応用、規制、マーケティング戦略〜
33,220オンデマンド
関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
争点 食品特許と官能評価:トマトジュース事件裁判(その2)
前回のその1に続いて、解説します。 4.食品技術:トマトジュース事件の争点 最大の争点は「明細書の官能評価である実施例は特許の... -
課題 食品特許と官能評価:トマトジュース事件裁判(その1)
1. 食品技術:官能評価の課題 特許を取得するために欠かせないのは「発明の効果」の具現化でしょうか。技術課題を解決するための発明が... -