海洋生分解性プラスチックの開発と評価【Live配信セミナー】
開催日 |
10:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 高分子・樹脂材料 バイオ技術 環境負荷抑制技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | ZOOMを利用したLive配信※会場での講義は行いません |
海洋生分解性プラスチックは海水中で
どのようなメカニズムで分解するか?
分解性をどう評価するか?
バイオプラスチックの基礎方実用化の現状、海洋生分解に関する現状について解説!
セミナー講師
1.フタムラ化学(株) 中部統括開発グループ グループリーダー 花市 岳 氏
2.大阪大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 教授 宇山 浩 氏
3.群馬大学 理工学府 分子科学部門 教授 粕谷 健一 氏
4.(国研)産業技術総合研究所 バイオメディカル研究部門 主任研究員 中山 敦好 氏
セミナー受講料
1名につき 66,000円(税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
- 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test - 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。 - Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。 - パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
- セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。 - 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。 - 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。
部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
セミナープログラム
【10:00-11:30】
1.海洋プラスチック問題の背景と海洋分解性の重要性
フタムラ化学(株) 花市 岳 氏
1.世界的環境問題の概要
2.海洋プラスチック問題の発端
3.海洋プラスチック問題はなぜ急激に広まったのか
4.エレンマッカーサー財団の提言
5.海洋プラスチック憲章
6.メディアによる世界への影響
7.マイクロプラスチックに関する動向
8.日本のプラスチック戦略
9.環境対応はどうしていけばいいのか
【質疑応答】
【12:10-13:40】
2.デンプン含有プラスチックをはじめとする海洋生分解性樹脂の新展開
大阪大学 宇山 浩 氏
【習得できる知識】
・バイオプラスチックに関する基礎知識
・バイオプラスチックの課題
・バイオプラスチックの開発動向
・プラスチックの海洋生分解に関する基礎知識
【講座の趣旨】
廃プラスチックが社会問題化したことを契機に生分解性プラスチックへの関心が高まっている。また、地球温暖化防止、循環型社会構築に貢献するバイオマスプラスチックの普及も社会的に重要視されている。本講演ではバイオプラスチック(生分解性プラスチックとバイオマスプラスチック)の基礎から実用化の現状、開発動向、将来展望を述べる。加えて廃プラスチック・マイクロプラスチックによる海洋汚染を契機とする海洋生分解に関する現状を概説する。
1.環境に優しいプラスチックとは
2.バイオプラスチック(生分解性プラとバイオマスプラ)の基礎と用途例
3.バイオマスプラ
3.1 バイオマスプラの社会的意義
3.2 モノマーのバイオ化を経るバイオマスプラの新潮流
3.3 代表的なバイオマスプラ
3.4 バイオマスプラの具体的な用途
3.5 バイオマスプラの開発動向
4.生分解性プラ
4.1 代表的な生分解性プラ
4.2 海洋生分解性プラの開発動向
5.プラスチックによる海洋汚染
5.1 マクロプラスチックとマイクロプラスチック
5.2 Plastisphere(プラスチック生物圏)
5.3 プラスチックの海洋汚染の現状
5.4 環境問題に対する国際的な取組み
【質疑応答】
【13:50-15:20】
3.海水で分解する生分解樹脂の開発事例
群馬大学 粕谷 健一 氏
1.生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックの必要性と背景
2.生分解性プラスチック (生物により分解するプラスチック)
3.生分解性発現機構
4.生分解性評価法
5.生分解性プラスチックの規格および認証
6.生分解性プラスチックの生分解性と構造との関係
7.海洋における生分解性プラスチック
8.生分解性プラスチック設計
【質疑応答】
【15:30-17:00】
4.生分解性プラスチックの分解性制御と海水中での生分解性評価
(国研)産業技術総合研究所 中山 敦好 氏
【習得できる知識】
・生分解性材料に関する一般的な知識 (種類、具体的な材料、展開分野)
・生分解性の評価法 ・最近の海水生分解に関する論文の紹介と弊所における取組
【講座趣旨】
海洋プラスチックの削減が求められている中、海洋に流出し易い用途や浮遊プラごみとして多数を占める用途分野では既存樹脂から生分解性樹脂に置き換えることが有効な手段と考えられるが、海水中での生分解性を確認する必要がある。本講座では、どのような樹脂が海水中でどのような生分解の特徴を持つのか、海水分解に影響する因子としてどのようなものがあるのかを中心に紹介したいと考えている。
1.生分解性樹脂の現状
1.1 海洋プラスチック問題
1.2 生分解性プラスチックの種類とその特徴、生分解性
2.生分解に関する最近の研究(論文から)
3.海水中での生分解性評価
3.1 いろいろな生分解性評価法
3.2 ラボ試験と実環境試験
3.3 陸域での実環境試験
3.4 海域での実環境試験
3.5 ラボでの海水生分解性試験
(1)試験水の採取、保存
(2)生分解に関わる各種因子
(3)深層水
(4)淡水と海水
(5)実環境試験とラボ試験
【質疑応答】