初心者向けセミナーです 防曇コーティング技術と防曇メカニズム・各種応用展開【テレワーク対応・WEBセミナー】

超親水化コーティング、防汚コーテイング加工が必要な防曇性の維持!
特にその防曇性の評価とは? また密着性、耐久性の評価技術とは?
透明なガラスや樹脂・フィルムなど、曇りを防ぐコーティング技術とは?

メカニズムやコーティング事例、評価と、基礎から知りたいことが集約された講座です!

セミナープログラム

【12:30-13:45】

第1講 防曇性を付与するコーティング技術とその応用

南保技術研究所 南保 幸男 氏

【講演趣旨】
 防曇性を発揮するには水滴,汚れ成分の付着による曇りを防止することが重要で, その防曇性の維持には超親水化コーティングと防汚コーテイング加工が必要である。特にその防曇性の評価方法について具体的に紹介して現状の課題への対策法について述べる。

1.曇りの起こる要因と視認性への影響
 1.1 各種材料への曇り発生について
 1.2 曇り発生の要因について
 1.3 視認性への影響と設計への配慮
 1.4 透明性維持と正常な表面改質方法について

2.超親水化加工の開発
 2.1 超親水化技術による防曇性について
 2.2 超親水化コーティング剤の開発について。
 2.3 防汚コーティング加工による防曇性の維持効果について

3.防曇性の試験方法
 3.1 親水化コーティング剤による防曇性の評価方法について
 3.2 濡れ性と防汚効果について
 3.3 汚れ除去性について
 3.4 ウオータースポット防止性について

4.防曇性コーティング加工の現状と課題
 4.1 防曇機能の維持継続について
 4.2 結露、霜付きとの比較について
 4.3 防曇性の問題と各種コーティング加工技術について


【14:00-15:15】

第2講 プラスチック・ガラス表面の親水化技術と防汚・防曇性付与への応用

ライオン(株) 椛島 真一郎 氏

【講演キーワード】
表面改質、吸着、選択的、自発的、自己集積、ナノシート、反応制御、表面自由エネルギー、AFM、SEM、TEM

【講演主旨】
 1%以下の低濃度の高分子水溶液と接触させるだけで対象とするプラスチックやガラス表面にnmオーダーの吸着層を形成し, 簡単・迅速に表面を親水化させる技術について紹介する。処理する基材の表面物性に合わせた親水化高分子の設計法, および防汚性や防曇性等の実使用を想定した表面の機能評価について述べる。

1.表面改質技術の分類と事例

2.プラスチックやガラス表面が汚れるまたは曇る現象について

3.表面を親水化させる表面改質技術 〜洗浄と同時に洗浄面を親水化〜
 3.1 高分子の吸着による表面改質
 3.2 高分子設計のポイント
 3.3 高分子構造の選定 〜両性両親媒性高分子〜
 3.4 先行技術

4.新たに合成した表面改質高分子
 4.1 繊維強化プラスチック(FRP)用表面改質高分子
 4.2 ガラス用表面改質高分子

5.表面改質高分子合成のポイント
 5.1 反応例
 5.2 反応推移解析手法の開発

6.FRP用表面改質高分子の合成と吸着表面性状
 6.1 FRPとは
 6.2 高分子の組成とFRPへの吸着量、および吸着表面性状
 6.3 高分子吸着表面の防汚性能評価
 6.4 防汚性能発現機構について

7.ガラス用表面改質高分子の合成と吸着表面性状
 7.1 ガラスとは
 7.2 ガラス用表面改質高分子の合成
 7.3 高分子吸着表面の防曇性能評価
 7.4 防曇性能発現機構について

8.今後の展望 〜両親媒性超分子ナノシート〜
 8.1 超分子とは  
 8.2 超分子ナノシート設計のポイント  
 8.3 スルファミド超分子ナノシートの合成と機能


【15:30-16:45】

第3講 防曇ハードコート・塗料による材料の透明性維持

日油(株) 岡本 恭征 氏

【講演趣旨】
 ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチルなどからなる透明材料は“曇り現象”によって様々な不都合が生じている。
 本講では曇りのメカニズムを詳述し、その評価技術、透明性維持のためのコーティング材料とその様々な応用例について解説する。

1.曇り発生のメカニズム
 1.1 曇りが発生するメカニズム
 1.2 曇りの実例

2.防曇技術について
 2.1 曇りを解決する方法
 2.2 防曇性発現機構
 2.3 防曇方法の特徴

3.評価方法について
 3.1 防曇性の評価技術
 3.2 密着性の評価技術
 3.3 耐久性の評価技術

4.防曇剤・防曇ハードコートについて
 4.1 防曇剤について
 4.2 防曇ハードコートについて

セミナー講師

第1部 南保技術研究所 所長 博士(工学) 南保 幸男 氏

第2部 ライオン(株) 生産技術研究本部 プロセス技術研究所 副主席研究員
    博士(工学) 椛島 真一郎 氏

【受賞】
日本化学会コロイドおよび界面化学部会 平成26年度技術奨励賞

第3部 日油株式会社 化成事業部   ファインポリマー営業部コーティングスグループ
    岡本 恭征 氏

セミナー受講料

【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

44,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂加工/成形   化学反応・プロセス   薄膜、表面、界面技術

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

44,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂加工/成形   化学反応・プロセス   薄膜、表面、界面技術

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